雑学
月食より日食の方が回数が多い?
日食とは、月が太陽のある側に来て、太陽を覆い隠すことであり、
月食とは、月が太陽と反対側に来て、地球の影に入ることである。
それなら、
新月のときは必ず日食が起き、満月のときは必ず月食が起きそうなものだが、
月の軌道が傾いているので、
北極よりも北にずれたり南極よりも南にずれたりして、中々起きない。
下図は、月が北限一杯に収まったところを表したものである。
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■■■■ ● ■■ ●
■■■■ 月 ■■ 月
■■ 地球
太陽 ↑ ↑
日食のとき 月食のとき
地球より太陽の方が大きいので、
太陽と地球の北極同士を結ぶ線と、太陽と地球の南極同士を結ぶ線で挟まれる
範囲は、太陽に近いところほど広い。
したがって、日食のときの北限は、月食のときの北限より、少しだけ広い。
その差の分だけ、日食の方が起きる回数が多いのだ。
しかし、体験できる回数は、月食の方が遥かに多い。
日食が起きても、それを見ることができるのは、限られた狭い範囲だけだからだ。
ところで、私は皆既日食を見たことある。タイとベネズエラとトルコの3回。
それを見て、やっぱり実際に見ると全然違うなあ、写真は嘘だなあと思った。
写真は光らない。
夜景と同じで、実際に見てみると凄さがわかります。(^_^)