淀川の堤防に立っている標識には「淀川」と書かれているが、 英語表記は YODOGAWA RIV.である。訳すと「淀川川」。 あれ? 「川」がダブってるじゃないか! 「川」がダブっている河川は他にも沢山あり、 どういう場合にダブらせて、どういう場合にはダブらせないかには、 何の規則性もなくバラバラである。 それを聞くと、「何といいかげんな! ダブっている方は間違っている! 今すぐ直せ!」 と言いたくなるかもしれない。 ところが、我々日本人も、日本語の中で英語を使うときに似たようことしているのである。 例えば、幸せな気分のことを「ハッピーな気分」と言うが、 「ハッピー」自体に「な」の意味があるのだから、「ハッピーな気分」は「幸せなな気分」 という意味になって「な」がダブってしまい、本当はおかしいのだ。 にもかかわらず、少しもおかしいとは思わず、平気でダブらせて言っている。 だから、「川」がダブっているくらいのことは、大目に見てもいいのではないだろうか? しかしまあ、「ハッピーな気分」は言われてみれば確かに変ですねえ (^_^)