朝焼けと夕焼けでは、夕焼けの方がずっと紅い。 東にあるか西にあるかが違うだけで、それ以外の条件は全く同じ筈なのに、 なぜ夕焼けの方が紅いのだろうか? まず、朝焼けや夕焼けが紅くなる理由だが、 朝や夕方は、太陽の光が斜めから入るので、光が大気中を進む距離が長くなり、 青い成分が大気中の塵で全部反射してしまって、まっずぐ進むのが赤い成分だけになるからだ。 昼間も同じことが起きているのだが、反射の度合いが小さいので、黄色になっているのだ。 それでは、朝と夕方で大気中を進む距離が同じなのに、 なぜ夕方の方が反射の度合いが大きくなるのかというと、夕方の方が大気中の塵の量が多いから。 昼間、工場からばい煙が出たり、車が増えて排気ガスが増えたり、 乗り物が動きまって地面から塵が舞い上がったりして、夕方に大気中の塵が多くなるのだ。 要するに、塵が舞い上がるようなところに住んでいるから、夕焼けの方が紅くなるわけ。 そういえば、田舎の方に行くと、夕焼けも朝焼けと同じくらいの紅さですよねえ (^_^)