雑学

しし座流星雨は上に向かっても降る?

流れ星は、宇宙の塵が地球の大気に飛び込み、空気との摩擦で燃え上がって光ったものだ。

しし座流星雨は、しし座の付近から多数の流れ星が放射状に広がる現象のことをいう。
多数の流れ星が現れるのがまるで雨が降るように見えるので「流星雨」という名前が付けられているが、
降るとはいっても放射状にだがら、中には、上に向かって降るものもいる。

毎年11月の中頃に起こり、
今年(2001年)は日本時間で11月18日の夜(予想では19日午前2時頃に極大)に起こる。

なぜしし座の付近から放射状に広がるのかというと、塵がすべてしし座の方向から飛び込んで来るからだ。
地球に飛び込んで来たものが自分に向かって来るとはいっても、少しはそれる。
右にそれたものは右に向かって広がり、左にそれたものは左に向かって広がり、
下にそれたものは下に向かって広がり、上にそれたものは上に向かって広がる。
だから、放射状に広がるわけだ。

それでは、なぜ塵がすべてしし座の方向から飛び込んで来るのかというと、
毎年11月の中頃、地球はしし座の方向に動いていて、その状態で、塵が大量に漂っているところを通るから。
そこを通るのが、今年(2001年)は日本時間で11月18日の夜というわけ。

塵が大量に漂っているのはそこだけではないので、しし座流星雨以外にも流星雨はある。例えば、
 りゅう座流星雨、こと座流星雨、みずがめ座流星雨、ペルセウス座流星雨、おうし座流星雨、
 ジャコビニ流星雨、オリオン座流星雨、ふたご座流星雨、こぐま座流星雨
などがある。

なぜ塵が大量に漂っているのかというと、彗星がそこを通って大量の塵を撒き散らして行ったからだ。
塵の元になった彗星のことを「母彗星」といい、しし座流星雨の場合はテンペル・タットル彗星だ。

今年(2001年)は、世界で日本が一番条件がいいそうなので、見てみようと思います (^_^)


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