雑学

天才とは1%の閃きと99%の努力の真意

発明王エジソンの有名な言葉に「天才とは1%の閃きと99%の努力のたまものである」というのがある。
この言葉は、一般に「閃きがなくても努力さえすれば成し遂げられる」という意味に解釈されているが、
実は、エジソンの言いたかったことは全く逆なのだ。

この言葉がいつどこで語られたものかはわかっていない。

この言葉が「閃きがなくても努力さえすれば成し遂げられる」という意味に解釈されて広まってしまった後、
エジソンは、そのことについて、こう言っているのだ。
「たとえ1%でも、ハイヤー・パワーの知性の存在を確認できれば、努力も実を結ぶ。
 それがなければ、いくら努力をしても無駄なこと。
 この発想の原点である little people の声、すなわち、1%の閃きが最も重要なのであるが、
 みんな、このことがわかっていないようだ」

ここで、little people について説明しておこう。
エジソンは、自分が次から次へと発明できる理由について、
宇宙の何者かが自分を通して発明させているからだと思っていた。
エジソンは、その何者かは自分の脳の中にいると思っていて、その何者かを little people と呼んでいたのだ。

それじゃあ、なぜ「1%の閃きと99%の努力のたまもの」なんて表現をしたのか?
それは、エジソンが82歳の誕生日の記者会見で、記者からの質問にどう答えたかをみればわかる。
記者から、これまでで最も偉大な発見は何かと質問されて、エジソンはこう答えたのだ。
「それは赤ん坊の脳の中に天才を見つけ出したことだ。
 生まれたての脳ほど little people にとって住みやすい場所はない。
 つまり、年が若いほど、
 自分の脳に宿っている little people の声に素直に耳を傾けることができるのである。
 大人になってからでは至難の業になるが、それでも1%の閃きと99%の努力があれば不可能ではない」

つまり、「1%の閃きと99%の努力のたまもの」という表現は、
「閃きがたとえ1%でも残っていてくれれば... そしたら何とかなる。」というニュアンスだったわけである。

しかしまあ、
「1%の閃きと99%の努力のたまもの」が「閃きが大事だ」という意味だとは思いもよりませんでした (^_^)


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