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和書 10734561 (218)



オサムシに伝えて (知恵の森文庫)
販売元: 光文社

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 著書(手塚治虫の長女)がえがいた父親の姿を読みとることができます。まさしく、手塚治虫の素顔をかいま見ることができます。やっぱり、手塚治虫はすごい人であると言えます。そして、仕事の「虫」でありました。創造的なことを成し遂げるには人一倍のことをしなければならないことも、この本が語っているようです。そのすごさは、宝塚市にある手塚治虫記念館でも直接拝見することができます。
 成長するにつれて、著者と父との隔たり。そして、やがて父の姿への共感が示されています。
 仕事はすごいけれど、父としての優しさを読みとれました。
 「手塚治虫もやっぱりお父さんなんだ」と少々安心しました。
 平易な文章で書かれ、一気に読むことができます。




押井守・映像機械論[メカフィリア]
販売元: 大日本絵画

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月刊モデルグラフィックに1999年から2001年に「迷走ガジェットFILE」として連載されたもの。その中身は 正直な吐露の連続に読者は驚いてしまうかもしれない。特にデザイン監督の出淵裕さんとの葛藤などがツラツラ述べられているのだが、作品の舞台裏が大変興味深かった。特に出淵さんのインタビューが最高。押井の分析、特にイノセンス論、宮崎との比較などここだけでも読む価値ありです。






教えて!メガネ君―ヨシダプロ初作品集
販売元: イーストプレス

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私もメガネですが、このマンガ?本?の意味は理解できませんでした。
まあ、アナログ人間には判らないネタなのでしょう。

出てきた犬は可愛くていいのですが、マンガは意味が不明。
意味がわからないながらも面白いと言う感じでも無く。
坦々と繰り返していきます。

吉田戦車の方が面白いです。





男鹿和雄画集II (ジブリTHE ARTシリーズ)
販売元: 徳間書店

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 これは技術書としても有効かと思います。
 もののけ姫の背景美術を順を追って、それぞれ「何を意識したか」「どうやって描いたか」「何を使って描いたか」ぜんっぶ説明してくださいます。

 絵の具のこと。筆のこと。紙のこと。風景画のこと。男鹿さんのこと。みんな語ってくれます。
 他にも男鹿さん以外の背景マンが手がけた作品がずらりずらり。インタビューもあり。

 なぜこんなにも美しいか。理屈でも、情感でも教えてくれる、すばらしい一冊。





小津安二郎の謎 (Big spirits comics special―日本映画監督列伝)
販売元: 小学館

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オタクの遺伝子
販売元: 太田出版

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長谷川裕一先生に関しては、作品全てをコンプリートしている訳ではありませんが、「マップス」や「クロノアイズ」といった代表的な作品は押さえており、物語のスケールの大きさといい、そのスケールが壮大な話を上手く消化させてしまうといった所から、SF系漫画の書き手としては好きな方の一人でもあります。
その長谷川先生の作品をSF的な面から考察した本書ですが、著者の稲葉氏との対談と著者による長谷川作品の分析もなかなかの読み応えがありました。個人的にはタイトルである「オタクの遺伝子」というよりもサブタイトルの「長谷川裕一・SFまんがの世界」の印象が強く、どのあたりが「オタクの遺伝子」なのか?と思う所がありましたが、「SFまんが」として考えれば、スペースオペラに時間SF、「ガンダム」に代表されるリアルロボット物、さらにはファンタジーといった古今東西のSF作品(ファンタジーも含めて)の様々な要素が長谷川作品の中では上手く散りばめられているという事をより深く認識する事が出来たと思います。
長谷川作品の愛読者であれば、是非とも一読してみる事をお薦めします。またSF作品としての作品解説としても面白いものがありますので、SFファンの方も読んでみるのも悪くは無いと思います。




オタクエリート No,01
販売元: ビブロス

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この雑誌の中にある「第二回オタク検定試験」に挑戦したかった為、購入した。
しかし、「萌え」など最近流行りとは言え、民主党の元代表である鳩山由紀夫氏にマンガやアニメについてインタビューするとはなかなかいい度胸をした雑誌だ。氏も自分が過去や現在読んでいるマンガについて真面目に答えているのもスゴい。
また、鳩山氏へのインタビューばかりでなく、オタクの人口など社会的な面の分析を真面目に行っているのもこの本をおススメしたい点である。
ところで肝心の「オタク検定試験」はと言うと、これがなかなか歯ごたえがあった。以前第一回も挑戦してみたが、自己採点で3分の1しか点がとれなかった。今回も以前よりは多少易しかったが、それでも難問が多いのには変わりが無い。
しかし、この第二回も自己採点してみたいが、いつ解答が分かるのだろう?また、第三回もなかなかやらないし、このオタクエリートの第二号もなかなか発売されないのは何故か?多少ブランクが開いても良いから、せっかくなら継続して欲しいものだ。

(後日談)実は先日、或る本を読んでいたら、「オタク検定試験」を主催している出版社「ビブロス」が、今年6月に関連会社の煽りを受けて倒産したそうだ。これでは第三回は出来る筈が無い。しかしその後、アニメグッズ販売で有名なアニメイトが出資して、「株式会社リブレ」を設立し、ビブロスの営業を引き継いだそうだが、ここはリブレに期待したいところである。





フィルムとしてのガンダム (オタク学叢書)
販売元: 太田出版

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 TV『機動戦士ガンダム』全43話中、最初の7話に絞って、その魅力を分析した本。要は、とにかくTVシリーズに直に向き合いなさい、と言っている。
 著者は58年生。東工大を経て通信機器の開発・設計の仕事に従事しつつ、アニメ関連分野のライターとして活躍してきたが、01年に会社員生活にピリオドを打って著述に専念。で、02年3月、退職後初めて世に問うたのがオタク学叢書vol.8の本書(同叢書vol.1も同じ著者の作品)。
 で、私はこの本、東浩紀の「データベース型消費」論への反論じゃないかと思う。もっとも『動物化するポストモダン』は01年11月発行だから、時間的には間隔が狭すぎるから偶然かもしれないが、少なくとも大塚英志から東浩紀に至るマンガ・アニメ論の系譜に対するアンチ・テーゼとなっている。
 本書第1章は「世界観」と題されているのだが、そこで著者が主張するのは設定と世界観は違うということ。「設定を並べ立てて物語の世界の成り立ちを説明するのは、『手品のタネ』を何の工夫も脈絡もなく開陳して『だから消えるんですよ、納得してくださいね』と言っているのに近しい」(p31)わけで、マジシャンの優劣は「基本的にはショウアップの方法、ことに展開論が決め手になる」(p29)。つまり著者にとって「世界観」とは、「演出」に接近する概念なのだ。
 第2章から後、著者は『ガンダム』の「演出」のさまざまな層に関する分析に移行する。その達成度については、私なりに不満もあるし、より根本的には、何も『ガンダム』でそれを言わなくても…という部分も大きい。しかし著者の言わんとしたところについては、共感する。




オッケー―シロ犬イチローをめぐる冒険〈1〉 (シロ犬イチローをめぐる冒険 (1))
販売元: ぴあ

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 WEBの「大味食堂」に出ていたこのシロ犬ですが、何となく石井被災地氏の漫画に出てくる「ポチ」とだぶるところがあって、ちょっとニヒルな傍観者みたいで、憎めない脇役でしたね。

 明らかにポチと違うところは二本足で立ちしっかりと人間の言葉をしゃべっていることでしょうね。つまり擬人化されたワンワンキャラです。

 何故か相棒に「ウマ」がいたんですねー。すっかり忘れておりましたが、実は名前が不明です。まさか「ジロー」ってことはないでしょうけど。この本は(1)となっていますのでおそらく(2)以降が出る予定なのでしょう。ぜひそこで明らかにして欲しいですね。
 ちなみに私、シロ犬の名前が「イチロー」だったことすらも忘れておりましたけど。

 石井氏の「フン!」に触発されたわけでは無いと思いますが、イヌが中心になるのもまた一興です。
 全編全てくまなく「ダジャレネタ」で埋め尽くされています。絵とのマッチングが絶妙なので笑いが何倍にも増幅されますよ。

 フレー!フレー! ワ・タ・シ。 
 もいっちょ イ・ノ・ウ・エ!




夫・青木雄二―ナニワの異端漫画家の真実
販売元: 廣済堂出版

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 青木雄二ファンの私にとって本書の最大の収穫は、20代の頃の青木が姉の元に送っていた初期の未発表習作『盛り場ブルース』『鉄道』『ある批評家』の3作品の一部(それぞれ縮刷で4ページ分)が収録されていたことだ。稚拙ながら既に社会批判の萌芽がうかがえる。
 他はタイトルから予想されるとおり、未亡人の青木若代さんがおそらく語り下ろした漫画家・故青木雄二の生涯と素顔。彼には自伝的なエッセイも多いので情報の半分以上は既知の事柄であったが、やはり闘病から臨終に至る場面では涙が誘われる。


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