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和書 10734561 (352)



「コマ」から「フィルム」へ マンガとマンガ映画
販売元: NTT出版

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 第1990年の早稲田大学の修士論文だとか。1章から第5章までが、あちこちの資料情報を寄せ集めて、マンガとアニメの初期史を整理したものとなっている。この部分が、たいへんよく整理されており、簡潔に知るには、悪くない。が、論文という都合で、よけいな、まちがった説をいちいち否定しているのが、本としてはうっとおしい。また、源資料の種類が少なすぎる。ブランシャールに依存しすぎで、ホガースを原点としているが、これはマンガ史としては問題がある。吹き出しやコマ割りについては、西洋、東洋ともに、イコンなどの宗教画のもっと長い歴史がある。これは、ブランシャールが戯画の歴史としてまとめたのを、マンガの歴史と勘違いした、この本の著者の責任である。
 第6章以降が、オリジナルの考察になるが、知ってること、というか、どこかで聞いたことをなんでも書こうとする、よくある学生論文。時間論のみに絞ればよかったのに。全体としてよけいな話が多すぎ、フィルムとコマの時間制の関係を論じたものとしては、残念ながら底が浅くなってしまった。




小松原一男アニメーション画集
販売元: 東急エージェンシー出版部

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マンガと著作権―パロディと引用と同人誌と (コミケット叢書)
販売元: コミケット

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コミッカーズアートスタイル〈2〉世界観の見せ方
販売元: 美術出版社

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作家さんたちのレベルが高いので、これを読んで「じゃあこんな風に描ける?」と言われると、もちろんそれは難しいので、そういった意味では「教科書」ではなく「参考書」になると思います。

ただ、「どういう手順で作業しているのか」というのは参考になると思います。
大まかな作業流れしか載っていませんが、一番参考になったのは「プロだからスラスラ描けるわけではなく、プロでも試行錯誤している」という点ですね。

あと、マンガの専門学校の紹介と、ちょっとした「Q&A」も載っていますので、興味のある方は参考になると思います。

「コミッカーズ」は向上心が刺激される本ですね。





マンガ構成術―ストーリーメイキングガイド (Comickersテクニックブック)
販売元: 美術出版社

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5人の女性漫画家の作品(短編)を取り上げて作者本人にインタビューする、という形式で書き手の側のノウハウを探ろうという企画の本。
他に類似したものはないようなので、貴重ということになるだろうか。
少女漫画メインなので、少年、青年漫画を志す人にはあまり役に立たないかも知れないが、カケアミやトーンの使い方などに独特の工夫が凝らされているのが話から分かって面白い。取り上げられているのが短編で縮小されてはいるが、全ページが掲載されているので、話の内容が分からなくなるようなこともない。同様の企画で様々なジャンルの作品を取り上げて、シリーズ化が出来たら良いと思う。




漫々快々―みんなのマンガがもっとよくなる (Comickersテクニックブック)
販売元: 美術出版社

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菅野氏によるマンガ教本シリーズ三部作の真ん中にあたるもの。
私は3作目に当たる「漫画のスキマ」を読了後、購入して読んだ。他のレビュアーの方も指摘している通り、「〜スキマ」に比べると、添削形式の本なので、実例がある分、解りやすいとはいえるかも知れない。
ところで漫画というジャンルに限ってだけいうと、「〜入門」とタイトルのついた本には使えるものが殆どないというのが情けないことだが、現状である。
手塚治虫のような大家の書いたものからしてそうだし、石ノ森章太郎、藤子不二夫、竹宮惠子、里中満智子といったお歴々の書いたもの全て駄目である(ついでに言っておくと、本書の版元である美術出版社から出ているマンガ関連の技法書も殆ど駄目。「マンガ基礎テクニック講座」とか姉妹版の「スーパーテクニック講座」とか、未だに刊行されているが、はっきり言って金の無駄である。マンガの描き方を教えるというより、マンガっぽい絵のカタログのような内容だったり、単に道具や用紙の説明、プロの漫画家の苦労話などが載っているだけで、実用性は全くない)。これらの入門書に限っていうと、実情は漫画家の養成書というより、漫画家のアシスタント養成書といった方が妥当な気がする。
これらの本の著者は読者にマンガを描けるようになってほしいなどとはさらさら考えていないことは確実である。
ページを開いてみれば一目瞭然だが、ペンの使い方、用紙の選び方、集中線の引き方、トーンの張り方(これらは全てアシスタントに要求される技術である)などが主だった内容であり、コマの割り方については一切触れていない。
ペン入れ、トーン貼り、カケアミなどの細かい技術は自分の考えたストーリーを、鉛筆できちんと描けてから要求される技術である。これを本末転倒といわずして、なんと言おう?この部分に関して、自身のテクニックやコマ割り(紙面構成)の極意を語った漫画家はただの一人もいない。これはそうした紙面構成のテクニックなど教える気がさらさらないことの明白な証明である。次作に当たる「マンガのすきま」のレビューに「頭でマンガを理解したい人向き」などという馬鹿なコメントを寄せている人間がいたが、セオリーのない創作などはないということも分からないのだろうか?マンガに限らず、小説でも映画でも、およそ創造的な作業というものは全て高度に知的な作業である。感覚や直感などだけに頼って成立する行為ではない。「無からの創造」などということが人間に出来るなどと思うのは甚だしい勘違いである。人間は神ではない。そのような無意味な神話は頭の中から振り捨ててしまうことだ。結論を言えば、これらの本を読んで、さあマンガを描いてみよう!といくら意気込んでみても無駄だということである。
残念ながら、本書も漫画のセオリーをきちんと説明してはおらず(というより、する気がないのか?)、これ一冊だけ読んで漫画の極意が掴めたなどという人はただの一人もいないだろう。ただベテラン諸作家のいわゆる「入門書」に比べれば、実用度は幾分高いとはいえるかも知れない。
今現在の時点で、公刊されている類書の中で際立っているものを挙げるなら、やはり夏目房之介氏による漫画論の著作、中でも別冊宝島より出された「マンガの読み方」ぐらいのものだろう。疑問に思うなら、今は廃刊になっているが、古書ならヤフオクなどで手に入るので、一冊手に入れて読んでみるといい。目から鱗が落ちるだろう。(夏目氏の著作の中では、その他には手塚治虫に関する研究書や講演集などがお薦め)。菅野氏が出版した3冊の教本の最終作(?)に当たる、「マンガのスキマ」では夏目氏の仕事に追いつき追い越せとばかり、「視線誘導」に関しての詳しい言及が読めるが、正直な話、夏目氏ほどマンガの構造原理を的確に言葉で説明できないため、徒に難解に堕している感なきにしもあらずである(秘奥義などと、大それた副題を付けているわりにはね〜。でも視線誘導がマンガの「てにをは」なら、それを「秘奥義」にして来たマンガ界って一体何?)。
マンガのコマ割りに関して悩んでいる諸兄にははっきり言っておきたいのだが、マンガには言葉で箇条書きにできるほど、はっきりした理論が存在する。
私が類書で学び、自分なりに会得した理論を少々、ついでなので少し書き記してみようと思う。
マンガには大雑把に少年マンガと少女マンガがあるわけだが、少年マンガのコマ割りは概して一義的であり、少女マンガのそれは二義的あるいは多義的なものである。
少年マンガのコマの並べ方は平面的であり、間白とよばれる決まったサイズの枠線に挟まれた空間を挟んで、等間隔に並べられるのが普通だ。ここでのコマの動きは水平方向を目指している(左右上下)。
一方、少女マンガのコマ割りは垂直的なもので、これは重ねゴマとか枠なしゴマとよばれる特殊なコマ配置によって達成される。夏目氏はこれをアニメのセル画と背景画を重ねるような構造と書いているが、その構造はコマ自体がその中に描かれる絵より先に紙面上で前進後退に似た運動をを行うことを意味している(少年マンガの場合はコマそのものは秩序を保った配列のまま、コマの枠線内で絵がアップになったり、ロングになったりする)。本来、枠線によって仕切られるコマが重ねて配置されるということは、そこに手前と奥という垂直構造が発生することであり、これは運動のベクトルとしては上下左右という二次元上の動きに奥行きという三次元の要素が加えられることを意味している。舞台上で俳優が前へ出て来たり、後ろへ下がったりする光景をイメージすると解りやすいと思うが、コマ自体がこれと同じ動きを行うのが少女マンガの基本構造だ。コマの中に描かれる絵に先行するかのように、コマ割りの段階で奥行きが生じるのだから、少女マンガの紙面構成は凝っているといえる。言い換えるなら、絵画表現が基本的に持っているパースペクティヴの力をコマ配置によって具現化したのである。少年マンガが行っていた水平方向の運動に加えて、垂直方向の運動を加味したのが少女マンガの基本構造(水平のみの少年マンガに比べて垂直が加わるので運動としては二義的になり、少女マンガに慣れていない読者は読みにくいと不平を漏らす)というわけだが、こうした記述を行っている理論書というのには殆どお目にかかったことがない。
自動車のエンジンを設計する技術者で、エンジンの基本的な仕組を理解しない者はいないと思うが、マンガに関しても同じことが言えるのではないだろうか?





コミック 就職は面接で99%決まる
販売元: 主婦の友社

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コミック 文体練習
販売元: 国書刊行会

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他の漫画からのパロディが多く、ほとんどが日本人に馴染みのないものなので
いまいち面白さを感じられなかった。
元ネタがわかる人が読んだら面白いんだろうと思う。




コミック 熱血(プロ)セールスマン入門
販売元: 徳間書店

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コミックH マンガカメラ
販売元: ロッキングオン

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