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和書 1093102 (195)



ファウスト〈上〉 (講談社文芸文庫)
販売元: 講談社

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学者として理性の世界を極めても、世界を根源からささえるものには達さないことが分かったファウストが、悪魔と契約します。

お茶目な悪魔、メフィストフェレース(水木さんの悪魔くんにも出てくるやつのお父さん。)は、この世で享受しうる快楽をファウストに体験させるかわりに、もしファウストが「とどまれ、おまえはあまりに美しい。」と言ったら、「魂を地獄に連れて行っちゃうぞ。」と賭をします。(最後の審判を信じるキリスト教圏にとっては最大の賭け。)

魔女の薬で若さをとりもどし、三つ指ついて三歩さがってついてくる美女、グレートヒェンと恋をして悦にいってるファウスト。

しかし、グレートヒェンは母を殺してファウストとセックスします。(ゲーテはゲーテらしくもちろん性描写を割愛。)

そのうち身ごもって、彼女は不義の子を殺します。

旧社会なので、牢屋に入れられます。

錯乱します。

ファウストが救いに来るのに、理想のファウスト像を想像していて現実が分かりません。

獄中で無惨に死にます。

でも神はグレートヒェンを救います。

それは、彼女が個体にとらわれない大きな愛を知ったから。(ということで私は納得しています。)

今ならできちゃった結婚ですませるかもしれないけど、昔なら大恥。嬰児殺し。

悪魔が真実を語ること、その軽妙さが私は好きですが、皆さんはどうでしょうか。

いつか、原書を取り寄せて原文で読みたいです。
(頭悪くてすみません。)




ファウスト〈下〉 (講談社文芸文庫)
販売元: 講談社

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大きくて途方もない世界を、
大きくて途方のないまま書いた作品。
すごすぎるよ。
作品の中のファウストは、
人間のできること、全部やっちゃった。

善いことも悪いことも
決めることも迷うことも
喜ぶことも悩むことも
努力と睡眠
平和と戦争
恋愛と仕事
行動と思索
結婚子育て人造人間
悪魔お祭り
王のつかい政治家
などなど、全部やっちゃった。

特に第二部なんて時も距離も難なく縦横無尽。

そこまで書いておきながら、
最後はよくわからないところから
よくわからないものに救われて
よくわからない賭から飛び去ってしまう。

「なべて過ぎゆくものは
比喩に過ぎず。
地上にてはいたらざりしもの
ここにまったきものとして現れ
およそ言葉に絶したること
ここに成就す。
永遠なるものにして女性的なるもの
我らを彼方へと導き行く。」

「なべて過ぎゆくものは
比喩に過ぎず。」

って!
ここまで描いておいてそんなこと言うかだしぬけに。

詩で根源を書いているところが美しいし頭いい。

いつか、原書を取り寄せて絶対原文で読んでやる。
(頭悪くてすみません。)




豪華客船のテロリスト (講談社文庫)
販売元: 講談社

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待ってましたー!!久々のソーン君!!ちょっとダイハードな今回は大大大
親友のシュガーを助けるべく、恋人を振り切りいざ豪華客船へ~~邦題
が今いちなんで☆4つです。まだ、原題のままのほうが良かったよぉ。

今回のお題は『言葉』。
どっちかっていうと言葉遊びのモザイクって感じ・・・ほほーっと納得
してしまった。でも、あまり続くと飛ばしてしまいました。ごめんなさ
い。

でも、フタをあければああやっぱしって思っても、ついつい読んでしま
うのはソーン君のフロリダ的思考と会話、行間がとっても心地いいんだ
なぁ~。テンポもいいです。(作者が詩人だというのもあるかもしれな
い)

暗く考えがちになりそうな事がらは軽く。
ドキドキのサスペンスもある。

本の厚さなんか会話が多いので気にならないし・・・
秋の夜長にどぉでしょ~~(^^)




ザ・ウイスキーキャット (講談社文庫)
販売元: 講談社

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スコットランドに行きました。

実は、この本と最初に出会ったのは、日本の某蒸留所の売店だった。
スコットランドを思わせるその蒸留所で、私はモルト(原酒)とも出会ったのであった。で、それからなぜかとんとん拍子で現地に、そしてモデルの子たちにも会い、そして日本に戻ってきてしまったのである。
この本は、主人公の猫たち、そしてそれを取り巻く人間達や大自然が生き生きと書かれているがゆえに、私は読むといつも悲しくなってしまう。大人になってから出会った童話だからかもしれない。
お酒、特にスコッチを愛する人なら絶対に読むべきでしょう。
また、妙なガイドブックを読むよりはずっとスコットランドに詳しくなれること請け合いです。




処刑前夜 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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メアリー・ウォーカーは、女探偵とも刑事とも違うけれど、ジャーナリストして、五感を最大限活用して、物語をぐいぐいひっぱっていく主人公を見事に描いている。独断と偏見、思い込み、情にほだされたり、時には自分のやり方を反省したり。アメリカ女の生意気な部分と、女性のかわいい部分をよく表現している。
ストーリーの構成もよく、主人公に感情移入できればあっというまに読み進めることができる。ただ、受刑者ルイ・ブロンクの設定に不満は残る。作者自身、あまりに主人公に同化して、対象をうまく描ききれていないのかもしれない





白い雄鹿 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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パラダイムという言葉があります。イギリスの科学史家クーンが提唱した言葉です。その時代に支配的な「モノの考え方の基礎」というような意味です。その時代に生きる限り、パラダイムを超える発想はほとんど出来ないのですが、日本の小説や時代劇も、マルクス階級史観や稲作国家などのドミナントのイメージをなかなか覆すことが出来ないそうです。非常に単純化してみれば、日本社会における牧畜狩猟民や鉱山技術者といった側面の物語って全然見たことが無いんです。

そういう意味で、「13世紀に蒙古軍隊に征服され、牧畜国家となった日本」という歴史のifは、物凄く興味深かった。とりわけ、牧畜国家のウェールズの習慣や考え方を色濃く残し、自らもその実践を行うニコルさんだけに、描写も凄く微細にわた!っていて興味深いです。

それに少年のビィルドゥングスロマンを書かせると、ニコルさんは最高ですね。ただ単に、「こことはちがう」異国での少年の成長物語というファンタジーとして読んでも十分面白い作品です。




新機動戦記ガンダムW(ウイング)外伝―右手に鎌を左手に君を (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 当時小学生だった僕は買う金も無く、数年後には絶版。どこかにないかとずっと探していただけに、文庫化されたのはとてもうれしかった。
 ただ「デスサイズで良かった気がする」「カトルと五飛だけで良かったんじゃないかな?」「右手に武器持つことを否定していいの?」「戦争もOZも関係ないじゃん」とわりとモヤモヤします。
 でもヒロインの視点が僕には斬新だったし、「それは平和主義じゃなくて保身だ」「お前も理想を押し付けてるだけだろ」とかWでもガンダムでもない所で勝負してます。
 家庭の平和が世界平和とは別次元だと言い切っていいのか。人間は、個人は(意思しだいだが)機械なんかには負けない。同時に、機械で何かしても意味は無い、一人一人が意識し、変わらなければならない。
 そうそうコレがWだった。面白かった。Wが面白かったことを思い出した。「Wは面白い」と言っていいと思う。




大座礁 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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大密林 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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前作(『大潮流』)ではかなり何度も本を閉じた。前作の主人公ソーン
(今回ソーンは主人公アリスンの友人として登場)の言い回しが叙情的
な部分が多過ぎて読み飛ばしたのも事実。
 が、今回は閉じるのに苦労した。次々と場面は転換するし、一癖二癖
あるキャラクターが揃っている。おまけに『なんだ犯人分かってるの

か』と思ってたら、『あれ?違ってたの?』というのもあり全体にテン
ポアップしているので読むスピードも自然とアップしてくる。
登場人物の中で双子の凸凹兄弟がいるのだが、彼らの会話が本文のサス
ペンス色を妙に和らげてくれるところがまたいい。この二人だけでも十
分ストーリーになりそうな気がする。




小さな反逆者 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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