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和書 1093102 (215)



自然現象と心の構造―非因果的連関の原理
販売元: 海鳴社

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随分以前に読んだが、最近ケストラーのケプラー伝を読んだので再読。
ユングとパウリの論文が収められているが、ユングのものは正直どう
でもいい。素直に読めば本質はオカルトそのものです(検証しえない
事物の背後にある「隠されたもの」を問うという、言葉の本来の意味
でもそうです)。フロイトと襟を分かつ主因となったといわれる方向
性が遺憾なく発揮されています。

パウリの論考にはユングとは少しことなる色合いを感じます。
「科学的理念の展開に対して知識の前科学段階が持つ意義」と述べて
います。パウリ自身、合理性が悉く常識的枠組みを打ち壊していく量
子論の画期を切り開くなかで、多分内なる何かを感じたのではないで
しょうか・・・。ケストラーはケプラーのそうした要因を「固定観念」
と控えめに表現していますが、パウリははっきりと「元型」といいき
っています。パウリ自身が「こう考えざるをえない」と感じたその時
に、そうした自分をギリギリのところで誘導する何かを考えざるをえ
なかったのか?ユングのどちらかというと形而上学的(そう呼ばざる
をえないでしょう)な非因果律原理、元型論に対して、パウリのそれ
が、もっと実感のこもった経験者の趣を感じさせるのは気のせいでし
ょうか・・・ケプラーへのシンパシーみたいなもの。

観察者と観察される系の間の「裂け目」という言い方もしています。
直接は所謂、不確定性のことを指しているのでしょうが、「裂け目」
という比喩に託したのは、たぶんウィトゲンシュタインの「世界の限
界」と同じ認識だと思います。科学的合理性の臨界点、とでもいいま
しょうか。。。
パウリは自分が歩いてきた道をふとふり返って、なにかそこにその軌
跡を創造せしめた理を感じ、同じようにその何かに翻弄された同類
としてのケプラーに強く惹かれたのではないでせうか。そんな気がし
ます。








自然科学的世界像
販売元: みすず書房

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自然大好き宣言
販売元: 小学館

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自然治癒力を高めるドッグ・ホリスティックガイド―病気に負けない体づくり
販売元: メディカルサイエンス社

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お誕生日プレゼントに頂いた本です。私の蔵書の中でも、トップクラスと思えるほどの良書です。
犬と言う生き物の【命そのもの】を全体を捉えて書かれている内容は、まさにホリスティックそのものです。
そして犬界でありがちな、【空論】や【思い込み】や【あてずっぽう】ではなく、30年間に渡る臨床試験とデータの蓄積から書かれている内容は、一読の価値はあるでしょう。
願わくば、もう少し、値段が下がれば…と思います。良書は高価過ぎれば、多くの人が読む事が出来ないのです。唯一の難点を挙げるとしたら、お値段が高いと言う事、それだけです。
それでもこの金額を出しても、購入する価値は大いにあると思います。




自然哲学―哲学の集大成・要綱〈第2部〉 (哲学の集大成・要綱 (第2部))
販売元: 作品社

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 研究者の誰も引用しない翻訳、これが長谷川さんのヘーゲル翻訳である。長谷川さんは、何のために翻訳したのであろうか。おそらくヘーゲルを読みたいという意図からであろうが、結果としては訳者の単なる作文になってしまった。
 時代は歓迎の意をもって長谷川さんの訳を迎えたが、これは日本には哲学愛好家が多くいることをよく証明している。欧米語と日本語との違いは大きい。長い間、日本では直訳調の翻訳が主流であった。そこへ読みやすい翻訳が現われたのである。哲学がこれほど読みやすいのか、しかもあの難解なヘーゲルが、ということになって長谷川訳は歓迎された。
 一方、海外では、新訳がでるたびにだんだんと直訳に近づいていく。日本とは逆の方向である。現象学は、ベイリーよりもミラー訳の方が直訳である。法哲学も小論理学も同じ傾向にある。
  ハイデガー学者の木田元も絶賛した。おそらく木田は原書を読んだこともなく、ヘーゲルも理解していなかったのであろう。だから、絶賛することができたのだ。こともあろうに鶴見俊輔も翻訳を歓迎し、訳者と対談をしている。時代が彼を向かえたのである。
  さて現在はどうであろうか。相変わらず、ヘーゲル愛好家がいて、彼の翻訳をささえ、それを研究者は冷静な目をもって見ているというのが、現状のようである。
  愛好家に人気があるのは、長谷川さんの解説書が売れており、しかも何も語っていない最悪の解説書が上位を占めていることから見てとれる。いつになったら、ヘーゲル哲学が地道に読まれる時代がくるのであろうか。マルクスの轍を踏まなければよいが。





自然の恵み健康法―野菜とフルーツの自然食
販売元: 春秋社

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今現在、いろいろな良書が出回っているのでこちらの博士の言ってることもフムフムと思われるのではないでしょうか。
ここまで徹底的にはなかなか実行できないですが、とても興味深く読み進められました。
マクロビオティック、ローフード、ミラクルエンザイム・・・いろいろな食事の仕方がありますが共通しているのはお肉と白砂糖はオススメされませんね。ほかにもありますが。
こちらの本はカラー写真は全くありませんが、朝食に魅力的なレシピ(といっても何の果物・野菜をセレクトするか、といった程度)はまとめて記載されていました。食事内容はローで、解説はナチュラルハイジーンと似通っているかな。博士自身の体験もいろいろ面白いですよ。だけど、これだけ美味しい食べ物が簡単に手に入る日本ではストイックにならないと難しいだろうな・・・。マクロビオティックとは食事内容は完全にかけ離れています。




自然法と国家学講義―ハイデルベルク大学1817・18年
販売元: 法政大学出版局

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 この翻訳は初訳ではなく、再訳である。初訳が理解困難な個所があまりにもありすぎたので、またこの書物を購入したのであるが、何かあまり変わらないようである。やはり理解困難は翻訳によるのではなく、原書の問題であるようである。やはり難しい原典は翻訳しても難しいのである。簡単に読むにするには、こちらの知識を増やす以外にないように思われる。






自然法および国家学に関する講義―1817/18冬学期講義、ハイデルベルク・1818/19冬学期序説(付録)、ベルリン 法学部学生P.ヴァンネンマン手稿 (阪南大学翻訳叢書)
販売元: 晃洋書房

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 この書はいわゆる「法哲学」の講義録である。このところ「法哲学」の講義録への関心が高まっているのか、三冊の書物が相次いで出版された。長谷川訳『法の哲学講義』にはじまり、次に本書で、つい最近、中村浩爾他訳『ヘーゲル法哲学講義 1819/20』が新たに出版された。

 「法哲学」そのものはヘーゲルの直接の講義原稿で、決して読みやすいものとはいえない。それにしてもこの書を見て愕然とした。ヘーゲルの講義録はやさしいものが多いのだが、ヘーゲルの講義原稿と同じかそれ以上に難しいのだ。そこでこの難しさを考えてみたい。

 まず、この原本がちょっと特異な点をもっている。それは博物館に保存されている聴講者のノートをそのまま訳している。これが原因で難しくなったとは考えにくい。

次に、この講義録は、明記されていないが、「法哲学」の第一回目(1817/18)の講義の筆記であろうか。もしそうならば、第一回目の講義ということが講義の柔軟性を欠かせているのであろうか。表現が硬く、そっけなく、目次どおり語り、脱線がない。以上の二つが原典側の問題だ。では、問題は翻訳の側にあるのだろうか。

 訳者の翻訳の方法は原文どおりに、一文に対しては一文として訳しているように思われる。これはあくまでも推測にすぎないが。どうもこの書の難しさこのあたりにあるように思われる。

 ではこの難しさに対して訳者はどう対処しているであろうか。率直に言えば、ほとんど何もしていないのだ。わずかに本文内の補足がある程度で、訳文をそのまま提供している。やはりこれだけの内容をもった書物に対して裸のまま差し出すのはどうであろうか。原典を脇に置いて読む読者にとってはそれでもよいかもしれないが、翻訳だけ読む読者にとっては負担が大きすぎる。本の価格からいっても丁寧な注釈をつけるのがあるべき姿ではないのか。これでは訳者の個人的な趣味を読者に押しつけたといわれても仕方がないであろう。




知っておきたい遺伝子治療の基礎知識
販売元: タカラバイオ

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失敗からのマーケティング―その教訓と諸策
販売元: 同文舘出版

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