和書 1094378 (41)
コリアン世界の旅 (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社
Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)
「大宅壮一ノンフィクション賞」「講談社ノンフィクション賞」ダブル受賞作品と聞いて期待して読んだため「ガッカリ」しました。
野村氏の「独断」と「偏見」が多く読みにくいです。
たとえば「ロス暴動」で朝鮮系商店が襲われたのは日本の「殖民地支配」が原因という記述。「良い」ことも「悪い」ことも日本が原因というなら理解できますが「悪い」ときだけ日本を持ち出しても説得力はないでしょう。
日本は「朝鮮戦争」や「ベトナム戦争」で「血」を流さずに法外な利潤を得たという記述。「朝鮮戦争」が起こった時、日本は連合国軍に占領されており、「ベトナム戦争」にしても「憲法」の制約があり「血」を流したくとも流せなかったのではないでしょうか。(「朝鮮戦争」では日本人も掃海作業で死傷者を出しており、まったく「血」を流していないわけではないと思います)
「差別」と「区別」を混同するような記述もあり、全体的に「いいかげん」な本という印象をうけました。
96年当時は「タブー」を描いた「衝撃的」な本だったのだと思いますが、そのぶん現在の視点で見れば「アラ」の目立つ本だと思います。
フィリピン新人民軍従軍記―ナショナリズムとテロリズム (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社
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『コリアン世界の旅』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞と第19回講談社ノンフィクション賞をW受賞した野村進のデビュー作。
フィリピンにおいてマルコス独裁やダム建設、さらには伝統的に行われてきた差別に対して戦いを続けるフィリピン新人民軍。彼らは共産主義を根本に置き、少年少女も加えてフィリピンの明日のために命を賭けて闘う。
フィリピンばかりでなく、アフガニスタンやイラク等に関する最近の報道はどこか上から見下ろしているというか、あくまで他人事という感じが否めないものが多い。しかし、この本では現地の人々と同じ視線で書かれている。えらそうなことを言える立場ではないが、この本のスタンスこそジャーナリズムのあり方ではないか。
因みに、この本に書かれていることは80年代前半、今から20年程前のことだが、全く色褪せていない。
ソレデハ…
交通事故鑑定人S氏の事件簿
販売元: 文藝春秋
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はっきり申し上げます。
このS氏(鈴鹿某、すでに故人)は、その方面では有名なインチキ鑑定人です。
取り上げられている事件を詳細に検討すればそれが自然科学の法則に反する詭弁だと言う事は、高等学校程度の物理学がわかる人なら誰でも気づくはずです。
鵜呑みにして絶賛するなど、著者の見識と真実を見抜く力を疑います。
皇妃エリザベート―ハプスブルクの美神 (知の再発見双書)
販売元: 創元社
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エリザベートの美しさは写真という極めて客観的な資料で証明されていますが、
多くの人はヴィンターハルターの肖像画を想起するのではないでしょうか?
彼女が笑っている写真や肖像画はほとんどないということが、
彼女の苦悩を如実に語っています。
ワーカホリックの夫、子供の養育を一切させない姑、
彼女自身も乗馬や詩に没頭し自分のアイデンティティーを自分の美に追求する……。
皇妃というおとぎ話のような時代の立場にありながら、
彼女の悩みは21世紀を生きる現代女性のそれと何ら変わりない。
彼女の人気の秘密はそんなところにあるのかもしれません。
ザ・麻薬 (光文社文庫)
販売元: 光文社
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ハワイにいる多くの日本人が薬物にはまっている現状はあまり知らなかったので、興味深い一冊だった。薬物使用者の生の声を聞けるという点は評価したい。ただ、読む限りでは危険な取材をしているという感じではなく、たまたま協力してくれた薬物使用者との取材の現場を描写しているに過ぎないという印象を受けた。また、話を面白くするために誇張しているのではないかと思われる部分がいくつかあり、読者に間違った理解を与えかねないという危惧もある。
シングルズ―彼女たちの生き方、仕事、そして恋 (光文社文庫)
販売元: 光文社
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光ほのかなれども―二葉保育園と徳永恕 (光文社文庫)
販売元: 光文社
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胸より胸へ (光文社文庫)
販売元: 光文社
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国民精神の復権
販売元: PHP研究所
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小堀桂一郎さんの文体はとても馴染みやすい・・・というか、最初は旧仮名遣いなので「・・・」となりそうだが、慣れてくるとこれが何とも心地良くなる。パッと目に入るようになるから不思議だ。それはそのはず、昔の日本人なら皆読み書きしていたのだから・・・何処と無く無意識にそうなっていくのだろう・・・それはさておき内容だが、、上にも述べたとおり、日本の精神文化はかのギリシャの精神文化と非常に似ているのだそうだ。それは「八百万の神」の日本と、ギリシャも様々な神がいらっしゃるとの事。一神教の国々が跳梁跋扈するご時世だが、不思議とこの国・日本とアノギリシャの神に対する概念、認識、捉え方がとても似ているのだそうだ。これは意外と驚いた。
ココがわかると科学ニュースは面白い (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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全35の科学トピックについて、わかりやすく解説を加えている。
いくつか、マイナーな間違いもあるようだが、総じてよく書かれていると思う。
ただ、
図解がある割には、それが効果的には利用されていないものが多い。(全部ではないけど、説明不足なものもあった。)
章立てに、作者の得て不得手(好き嫌い?)が出ています。
多分この著者は、多分航空、宇宙技術につついては、非常に興味を持っているんだろうということは、よくわかります。
この本だけで、題名のように科学ニュースが重し得なるかは、別として、
ざらっとした理解なら可能だと思います。
この本だけで、すべてを理解するのは、不可能なものばかりなので、興味を持ったものに関しては、更なる読書が必要だと思います。