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和書 1094378 (54)



ニッポンが好きだから (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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櫻井よしこさんと瀬戸内寂聴さんの対談集です。常に冷静で論理的に語っている櫻井さんに比べ、瀬戸内さんがタダの左翼おばさんであることが露呈してしまいました。知ったかぶりと思い込みによる発言は、少々見苦しい。常に裏を取ることを要求されるジャーナリストと小説家との違いでしょうか。どちらも知性派と世間では見なされているだけに、櫻井さんの株はますます上がったものの、瀬戸内さんにとってはマイナスとなった企画だったと思います。




二度目の仕事-日本凡人伝 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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日本が犯した七つの大罪 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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「日本が犯した七つの大罪」というタイトルに惹かれて本書を手にしました。北朝鮮による日本人拉致事件に対する日本政府と外務官僚の弱腰と戦略のなさには呆れるばかりです。日本の常識は世界の非常識だと改めて感じました。道路公団民営化に関する記述では、妥協の産物で何のために民営化するのかという基本的な理念が曖昧にされてしまったことが分かりました。中国との外交関係に於いては、日本の主張の脆弱さが浮き彫りになっており、国際社会の中でいかに日本外交が遅れをとっているかが分かります。いつからこんな日本になってしまったのでしょうか。物を言い主張しまいと日本がいくら世界に貢献しても顔が見えないのが残念です。この著書を通して、今後の教育問題を含めて考えさせられました。




日本の危機 (2)
販売元: 新潮社

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日本というこの国は、やっぱり危機的状況にあるんだ、ということをきっちり認識させてくれます。
もちろん、筆者の論旨に全部賛成ではなくてーというのは、この本で取り上げられているすべての問題について、裏付けを自分で確認したわけではないからー保留つきではあるのだけれど、納得できる点は幾つかあります。

自分がこれまで仕事をしてきた経験から、公務員の無責任な姿勢には納得できることが多いし、それらが、この国を蝕んでいる状況は、筆者の論旨に同感です。

あまりにも巨大で変化の激しい今の日本社会の、おかしくなってしまった部分を、一人一人が変えていく努力をしなきゃいけないよ、絶対。もちろん、国家なんてものは、必要悪だから、最終的にはない方がいいんだけど、今すぐなくしてしまうわけにはいかないのだから、それまでは、この国をきちんとしなくてはいけない…ということを考えさせてくれる本です。

惜しいのは(というより出版物としての宿命なんだけど)初出から時間が経ってしまっていること。特に文庫版は…3年も経ってしまうと、事態が変化していて、新しいデータが必要になりますよね。「追記」として補足されてはいるけど…あと、参考文献一覧があるとうれしいと思うので、☆は4つにしました。まあ、本来は雑誌掲載時にきちんと読めばいいのですが(笑)

でも、必読書。知らん振りはできないよ。




日本の危機 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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優れた先見性に富むエッセイ集だ。ここに論じられた問題の殆どが、まだ未解決なのである。むしろ顕在化・悪化している。本書を読んでの私の雑感。1、政治問題は「暴力」の問題に尽きる。最大最強の暴力集団の支配があってこそ秩序は保たれる。しかし暴力行使が不公正で恣意的なものだとその支配正統性は揺らぐ。だから最低限、被支配者の「承認」が必要だが、それには「分権」と「監視」が必須だ。そして監視には「情報公開」が必須だ。暴力とは軍と警察の問題だ。国民が国家の暴力サービス(というのも変な言葉だが警察力のこと)を、適時に受益できなければ国民主権とはいえない。そして民主主義とは結局は「シビリアン・コントロール」に尽きる。一国家内の最大暴力を国民が掌握していなければ民主主義でも国民主権でもない。民主主義の対語はファシズムではなく軍政だ。今の日本は暴力団主権、アメリカ主権になってしまった。2、財・サービスの供給には「競争」が不可欠。役所の中にも出世競争とノルマはあるが、役所間には予算分捕り合戦以外の競争は殆どないし、公的な特権が付与されると厚顔と非効率と腐敗の花が咲き乱れる。権威主義と弊習墨守の気風も生まれる。半公的な銀行が良い例だ。3、一般人と大企業の情報量がますます非対称状態になってきた。これでは弱者が「食い物」にされてしまう。4、マスコミ人は暴力に弱い。で、弱い者苛めは大好きだ。5,民主主義と人権尊重は大切。しかしどちらも「絶対だ。」と思い上がると腐敗する。といったもの。




日本凡人伝 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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まさにタイトルのとおり、いわゆる凡人、一般の人、特段の有名人ではない人、必ずしも地位が高いわけではない、そんな人の中に、きらりと光るものを見出して、その人となりを生き生きと描き、豊かなイメージを湧かせてくれます。
「ガイアの夜明け」以前から、まことの成功とはなにか、成功のために何が必要か、こだわり続けること、行い続けることがいかに重要か、それをさまざまなビジネス、隠れたビジネスの世界から、とりあげています。
私は、トム・ピーターズ「エクセレント・カンパニー」と「日本凡人伝」とは、並べて書棚においています。陽と陰、米国と日本、経営者とかくれたる逸材、生き方を決めるために、あるいは壁にぶつかったときに、どちらかから、ヒントが得られると思っています。その意味で、是非とも、自分の生業を決める以前の全ての人々に読んでもらいたい書です。私が教師だったら、間違いなく授業で取り上げます。




日本凡人伝 死を見つめる仕事 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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日本凡人伝シリーズの中でも、この「死を見つめる仕事」では、死に関わる仕事に従事することになった、元凡人・現プロフェッショナルたちの、抑制の効いた淡々仕事ぶりを、これまた冷静かつ客観的に、あざとい言葉を一言も使わずに、まことに魅力的に描いている。死に関わる仕事に携わっている凡人たちのきらりと光る仕事ぶりを読むにつけて、その仕事ぶりを通じて、死に至るまでの生のあり方にまで、思いを馳せることができるのは、筆者の鮮烈な描写の賜である。




バーボン・ストリート (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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こういった文章というのは書き手の人としての魅力が大きく反映されるものだと思う。沢木さんがとりとめもなく話すのを、講演会という形でだが一度だけ聞いたことがある。沢木さんは旅に出ると必ずおもしろい目に遭うというようなことを話されていた。たぶんそれは同じ時間同じ場所にいても必ずしも味わえる体験ではないだろう。沢木さんという一人の興味深い?魅力的な人間の存在が手繰り寄せる経験である。日々起こることに対する感受性が高い人でもありそうだ。
女性であっても「死んじまってうれしいぜ」にはひどくロマンを感じる。
男性ってあんまり恋愛にロマンを感じないのでしょうかね?と思わないでもないけれど、そういう違いをこれっぽっちの反感もなく読めるのはとてもうれしい。人間同じ一生生きるなら、物事に敏感に、こんな風に生きてみるのも素敵だなぁ。





人の砂漠 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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最高傑作はこのルポ集じゃないかな。20台半ばでこの洞察力と文章力。素晴らしい。最近では臭いと評判の沢木文体だが、やっぱり才能に溢れてるよこの人は・・・。




美味交友録 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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巻末に登場店名リストが掲載されているが、このリストを役立てる人は少ないだろう。レストランなどの魅力を紹介するよりは、著者と有名/無名人との交流が軽いタッチで語られている。「美味」は人との交流の縦糸として、時にやや強引に登場するのみである。

昭和19年の正月に赤倉にスキーに行ったときの思い出など、著者の戦前・戦中のいくつかのエピソードは、僕らがテレビなどから想像するあの時代の雰囲気とはかけはなれたところがあって興味深い。 通勤電車の中でも軽く読めるエッセイ集。


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