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和書 1162650 (347)



Jドリーム 完全燃焼編 8 (8) (少年マガジンコミックス)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 サッカー漫画を読んで涙を流したことは2回しかない。「シュート」久保嘉晴が、17年の短い命と引き換えにして成し遂げた11人抜きの奇蹟、そして「Jドリーム」赤星鷹の「儚さ」である。

「おかあさん・・・」
 ワールドカップ出場を成し遂げた鷹は、一人仲間達の歓喜の輪から離れ、最後に母の名を呼んで力尽きる。そのシーンを初めて見たとき、不覚にも涙が止まらなかった。

 赤星鷹という天才少年には、いつも「儚さ」「悲しさ」「孤独」がつきまとっていた。2歳で母と別れ、父は生活破綻者。孤独な少年はサッカーによって他人と関わり合うことを覚える。
 サッカーボールを蹴れば、みんなの輪の中に入れる。束の間の暖かさを感じる鷹。しかし、鷹は知っていたのだ。サッカーがなければ、誰も自分という人間を愛してはくれないし、必要としてはくれないことを。

「サッカーがなくても、優しくしてくれたのはあの人だけだった・・・」
 こんな悲しい台詞をはくスポーツ少年漫画の主人公を、自分は聞いたことがない。

「楽しかった・・・みんな・・・家族みたいで・・・でも、それは一瞬で・・・」

「試合が終われば・・・おしまいなんだ」

 鷹は、ありがちな少年漫画のように、安易な「友情」だの「愛情」だのを語らない。友情にも愛情にも永遠や不滅のものなどありえず、いつでも終わったりなくなったりする儚いものであることを知っている。それによって、自分が傷つくことを知っている。
 
 この漫画は、スポ根漫画にありがちな安易な友情ゴッコや、ウソ臭い仲良しゴッコを描かなかった。Jドリームに登場する人々は、ぶつかり合い、傷つき合いながらも、それぞれに何かを求めて強く生きようとする姿がリアルに描かれている。数あるサッカー漫画の中でも、そこに描かれる人々の群像劇の迫力は最高峰に位置するといっても過言ではないだろう。




Jドリーム完全燃焼編 (1) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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W杯からサッカーに興味を持ったので買いました。前作「飛翔編」ではどんどん勝ち進む日本代表が気持ちよかったけど、今回は世界はそう甘くはないというかんじで試合の緊張感も増してます。それぞれのポジションの役割なんかもわかりやすいし、少年まんがだけど女性にも入りやすい絵柄でさくさく読めますよ。




Jドリーム完全燃焼編 (2) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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塀内 夏子 サッカー漫画の最高傑作 Jドリーム




Jドリーム完全燃焼編 (3) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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Jドリーム完全燃焼編 (4) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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もともとフィジカルが弱点とされていたが
完全燃焼編ではそれが顕著に描かれ相手チームに執拗に狙われ、時には負傷で欠場することすらあった鷹。

マガジンではもう1つの代表的サッカーマンガであるシュートでまさかの試合直後の主要人物の死亡という展開を出している前例もあるので、
鷹の結末は最悪の結末も充分考えられていた。というか、そういう風に描かれていた。

本編最後のイラン戦ではついに満身創痍、走ることもままならない。
コーチが鷹の交代を進言したときの監督の答えがタイトルのそれである。
それまで基本的にJドリームの鷹のチームは本当に鷹がしきっていたので、なんとも影が薄く、なおかつ鷹の天真爛漫な素行に胃を傷めていたであろう(?)監督が叫んだセリフである。
普段が影が薄いだけに感情をむき出しにして
「嫌だ!わしゃ鷹と一緒に勝ちたい!試合が終わった時鷹がピッチにいなくてどうして・・・」と叫んだ姿は思わず胸が熱くなる。

連載開始、飛翔編、完全燃焼編と読んできた読者、そして登場人物、そして作者の気持ちを代弁したセリフではないだろうか。

そして、みんなが鷹のために、ワールドカップに出るために奮闘する、負傷欠場した柳木の敵も込めて勝利へつなぐパスを出した迫丸、
鷹の代わりに走り続ける中居、傷つきながらも鷹をフォローする伊達、迫丸の問いかけに鷹の答えは・・・。

鷹が最後の力を振り絞り、羽ばたく・・・。




Jドリーム飛翔編 (1) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2273巻))
販売元: 講談社

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あの『Jドリーム』の鷹がユースへ…?鷹と若獅子達の熱い戦いが繰り広げられる。A代表の北村が居ない分、鷹同様ファンの私も淋しい思いが少しある。しかし、それを補うほどにユース戦士達の逞しい姿が見られる!




Jドリーム飛翔編 (1) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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ユースからトップへ…という展開はよくあるが、
A代表にもなった選手が今度はユース代表って?
と、当初はやや戸惑いを感じました。
しかし、読んでいるうちに狙いが分かってきたような。

前作での鷹は、苦労してやっとプロ化(Jリーグ発足)を
迎えた年上の選手達の中で、いわば異端児として描かれていた。
それはクラブチームだけでなく、代表でも例外ではなく。
この飛翔編では、最初からプロを視野に入れて自分を磨いてきた、
鷹と同年代のサラブレッドたちが登場し、
鷹と対等の立場で衝突し、絆を深めていく。
自分に自信を持つ同年代の選手であるがゆえに、
スター選手である鷹にも遠慮はしない。
そう、この作品は、鷹に真の仲間を、
世界を目指すチームメートを引き合わせるために必要だったのだと。

実際、本編の主要キャラクターは、
完結編となる次作にも引き続き登場し、代表チームの中核となる。
その結果、前作に多く見られた実在の選手もどきのキャラは
ほぼ一掃され、Jドリームオリジナルの代表チームが結成される。
それは作者が自分なりのドリームを完結させるために、
必要不可欠な作業だったのだと、今では思います。




Jドリーム飛翔編 (10) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2496巻))
販売元: 講談社

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Jドリーム飛翔編 (2) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2294巻))
販売元: 講談社

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Jドリーム飛翔編 (2) (講談社漫画文庫)
販売元: 講談社

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