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和書 12610961 (119)



おろち (3) (小学館文庫 (483))
販売元: 小学館

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おろち (3) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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何が凄いっておろちが高校生になっている・・・というのは冗談で、お話がすごいです。一度読むと忘れられない強烈な印象を残します。この単行本には2話収められていますが、1話目はいつも優しく親切な父親が、南方で戦時中死んだ仲間の「人肉」を食べて生き延び、それを父親を尊敬していた息子正が知ってしまう、というお話です。ジャングルの中で生き伸びるために人肉を喰う・・・凄いです。息子の正が、父親に鬼!と叫ぶ気持ちが痛い。誰がそれを裁けるのでしょう?食べられた死者はもう何も語れないのです。最後二人はどうなるのでしょうか?私もおろちのように二人を見守るしかない、という気持ちがします。読者である私も、正の父親を裁くことなど出来ないのですから。実際先の大戦中ある戦場ではそういうことが本当にあったという話もあるらしく、さらにいっそう重く考えずにいられません。2話目は強盗に襲われた赤ん坊の優が、その事件を境に母親に異常なほど激しく躾けられるようになります。優は訳がわからず泣きます。母も泣きます。けれどもまた優をののしり、毛嫌いするのです。その訳は?そして訳を知りながらも、ある日突然文句も言わず母の言うことを聞くようになった優の心中は?なぜ母が激しく息子を叱りつけながら泣いたのか、何故ひどく毛嫌いしたのかがラストではっきり分かりますが、最後にみんな父も、母も、そして優も泣きます。そしておろちはそっと放れていきます。(にくしみあっていたとしてもこんなに長い間・・・そうこんなに長い間いっしょに生活してきたのだ・・・ふたりは親子なのだそうでなければここまでいっしょに生活してはこれない・・・)このような強烈で印象深いお話を読んでいると、綺麗にまとめられたお話などでは満足できなくなります。人肉を喰う話など、軽くまとめられる問題ではありません。随分昔に読んだのに忘れられなくて、単行本を買ってしまいました。




おろち (4) (小学館文庫 (484))
販売元: 小学館

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おろち (4) (秋田文庫)
販売元: 秋田書店

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おろち (5) (小学館文庫 (485))
販売元: 小学館

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おろち (6) (小学館文庫 (486))
販売元: 小学館

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おろち (文庫版) 【コミックセット】
販売元: 小学館

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おろち [文庫版:コミックセット]
販売元: 秋田書店

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おろち〈1〉 (1977年) (小学館文庫)
販売元: 小学館

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おろち〈3〉 (1977年) (小学館文庫)
販売元: 小学館

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