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和書 3327171 (370)



〈いじめ学〉の時代
販売元: 柏書房

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本書の構成は、1〜2章で、いじめ報道などで聞く俗論の問題点、間違いを指摘し、3〜5章で、著者が「いじめ」研究を始めるに至る経緯について、6章〜9章でメカニズムを解明し、10〜12章で対策を考慮する、という形になっている。
06年からのいじめ報道。よく言われたのが、「昔は〜」「ジャイアンのような存在がいたから…」「人間関係が希薄だから…」という言葉の数々。しかし、それらをよく読むと矛盾は多いし、また、単に思っただけ、というものも多い。そして、その当事者に対する聞き込みなどからわかるものは、その俗論を否定するものも多い。
凶悪な事例が起こるところまでエスカレートしたにも関わらず、「楽しいから」という一言で終わってしまう子供たち。そこにあるのは、人間関係の希薄化ではなく、ノリと、その場の同調圧力による強制。つまり、きつい締め付けがある世界だからこそ、その世界の価値観で決まってしまう。そして、よりエスカレートしていく。田舎での人間関係であるとかも含めて、そういう部分の経験もあるだけに、より、そのことをわかりやすく、納得することができた。
ただ、対策に関してはちょっと疑問も感じる。短期的解決である「警察を介入させよ」という辺りに関して言えば、賛成なのだが、そこよりも先はちょっと実効性がどうか、と思う。例えば、教室という単位をなくせ、というのは、締め付けを緩やかに、という意味ではわかるのだが、学校の運営などに支障を来すことはないのだろうか。また、ある程度の生徒数がいなければ、あまり効果があると思えない。最後の「教育チケット」制なども同様。少なくとも、ある程度の規模であるとか、開かれた社会そのものを前提にしており、実効性に疑問を感じてしまう。
とは言え、いじめに関するメカニズムであるとかを考えるためには、非常にわかりやすく参考になる書ではないかと思う。




いじめ封じ
販売元: 読売新聞社

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いじめ撃退マニュアル―だれも書かなかった「学校交渉法」
販売元: 情報センター出版局

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95年発行で、少し前の本ですが、私(教員)の学校で8年ほど前に、実際に「いじめ」があった時に役立ちました。教師の姿勢や親の思いをどう汲み取るべきか等、学ぶところが多くありました。当時は必死になって読みました。(実際にあった、が残念ながら気づくのが遅れた)その時の「いじめ」を止めさせる上で、どのような対応が必要かについて多くの示唆を与えてくれました。いじめのニュースが毎日のように伝えられていますが、今でも役に立つ「マニュアル」だと思います。




「いじめ撲滅」の授業 (21世紀型授業づくり)
販売元: 明治図書出版

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いじめ救済宣言
販売元: 時事通信社

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いじめ根絶への道―遠く険しけれど
販売元: 日本図書刊行会

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いじめ現象の再検討―日常社会規範と集団の視点
販売元: 法律文化社

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いじめ発見システムをつくる (TOSS道徳「心の教育」 (3))
販売元: 明治図書出版

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いじめ相談室 2版―ベテラン教師からのメッセージ
販売元: 八千代出版

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いじめ社会の子どもたち (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 私がレビューを書いたあの「教育工場の子どもたち」から14年。子供達の荒廃は止められず、逆に悪化の一途を辿り、遂には「神戸連続児童殺傷事件」の様に、中学生が凶悪犯罪を起こすような信じられないことが実際に起こってしまった。その原因を、この本はルポの形で示している。

 更に、この本はいじめ自殺が発生して、その周辺はどうだったか、又何があったかなどのルポも書かれている。これはやはりレビューを書いた「せめてあのとき一言でも」と関連しているので、一緒に読むといじめ自殺について考え易くなると思う。

 いじめ社会と子供達の荒廃。これは、明らかに今避けて通ることのできない問題である。是非、これを読んで欲しいと思う。


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