素直で、正直でまっすぐで気取ってない文体が好感。
長い本ではないし、難しい本ではない。
夫婦本、育児本・・・いろいろな要素があり、
日常で「心の風邪」を引きかけた女性にとって窮屈ではないこんな本があることはうれしいことかもしれない。
「うつ」の専門書を読むのもいいが、案外こうした本からが支えとなリ、背中を押してくれ、そして答えや対処の方法が見つかるかもしれない。
当時は「凍土の共和国」(亜紀書房)やサンケイ新聞の柴田穂氏の著作が
知られていたが、当時はまだまだ知られていなかった北朝鮮に自分と
同年代の青年がこっそり滞在していた、ということに当時共産圏の旅行に
興味があった僕はちょっとくやしかった。
著者の文体は「体験記」というよりは「よど号グループ」や現地人の
教育係(というか洗脳係)との葛藤を描いた少々哲学チックで内向きな
ものだったので、旅行記を期待していた僕はちょっとガッカリした。
しかし、当時は北朝鮮に滞在した人の手記が殆どなかったので
ありがたかった。
同時期に出た石川昌氏の北朝鮮マンセー本「燃える国 チュチェ」
!(未来社)と併せて読むとおもしろかったのを思い出しました。
こども・・・とあっても、
これはわたしが大好きな図鑑です。
世界中の歴史に名を残した人が、
たくさんの写真や絵、図とともに紹介されています。
その人が活躍した時代、分野関係なく、
とにかくアイウエオ順に、
歴史上の人物が紹介されています。
なのでどのページから読んでもおもしろいです。
「ガウディ」のページで、
聖家族教会やらの妙な形の建築物を楽しみます。
次のページは「ガガーリン」で宇宙に飛びます。
地球を脱出する方法が分かります。
その次のページは「加納治五郎」で、
ひ弱なガリ勉少年が、柔道を完成させ、
世界に普及させるまでのストーリーです。
これは泣けます。
この図鑑で、地球の人たちが、
数千年の時間の中で
何を考え、何をしてきたのか?
その全体像がわかります。