和書 3327271 (177)
6月16日の花火
販売元: 岩波書店
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6月19日の花嫁 (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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一気読みさせる勢いはすごくあります。
ヒロインの一挙一動に緊張感がみぎっていて、視点に同化できればとても楽しめるのではないでしょうか。
記憶を辿るとはいっても、読み終えてみるとさほど残酷な事柄や宿命的な悲惨さはないので、読後感はむしろさわやかでほのぼのとしています。
ひとつ気になったのは、最後がやや急ぎ足で、彼女と彼のいきさつについてあまり説明されないまま終わっている点で、いささか欲求不満でした。
もう少し分厚い本になってもよかったように思います。
6月19日の花嫁
販売元: 新潮社
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記憶喪失の女性。名前も素性もわからない彼女を自分の家で世話する見知らぬ男。記憶を取り戻そうとする彼女の前に、暗い過去が次々と明らかになっていく。
単に記憶喪失になった女性が過去を取り戻していくという物語にとどまらず、いくつもの謎が絡まり合って物語の結末が最後まで予測できない。ミステリー好きには、楽しめる一冊である。
6月6日のゴースト (ポプラ怪談倶楽部)
販売元: ポプラ社
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6月のおはなし (ぎょうせいララバイ・ストーリー)
販売元: ぎょうせい
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6月のむかし話 (日づけのあるお話365日)
販売元: 金の星社
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6月のストロベリーフィールド (講談社X文庫―ティーンズハート)
販売元: 講談社
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6月の空から
販売元: 日本図書刊行会
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7 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店
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『7』という数字にまつわる民間伝承に着想を得て描かれた作品で、実在の遺跡や、その土地の因縁などが興味をひくように描かれていてとても引き込まれた。
設定が凝っていて面白いだけに、話そのものが設定ほど面白くなかったのは残念。特に敵の姿が最後まで見えて来ないのには、期待していただけに失望を感じました。いつもの瀬川さんらしく、結構陰惨な話であるにも関わらず、いつものノリで軽く読めてしまうところが長所のような短所のような。
舞台となっている土地にいって、実在の史跡をめぐりたい衝動にかられる1冊。
7 days in BALI
販売元: 筑摩書房
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作者のエッセイは好きで読んでいたが、小説は短編集ぐらいしか知らなかった。
屋久島やベトナムのエッセイ、そして台湾で読んだ短編集。
そのせいか、この人がバリを舞台に書くのが違和感なく思えたのだった。
バリには一度も行っていないが、女性誌的なリゾート地といった印象は持っていない。
河野典生、中沢新一、ガムラン、ケチャ。
中学から成人に至るまでの間、それらを通して強く惹かれたイメージ。
そんな世界が、今も残されているのだと感じられた一冊。
たとえばシュタイナーとかカスタネダとかの世界は、改めてその中に生まれ直さなければならない位、深く広い気がする。
そしてバリアンの世界もまた、そのように思っている。
田口ランディは、どうやってこの源泉に辿り着いたのだろう?
バイオスフィア・プロジェクトを知ったのは、池澤夏樹だったかライアル・ワトソンだったか・・・?
それも上手く取り込んでいて、同時にニヤリとさせる視点にも好印象。