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和書 3327271 (264)



ニライカナイの語り部―作家六波羅一輝の推理 (C・Novels 91-3)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

沖縄の話のようなので買ってみましたが、内容のあまりの適当さに読んで非常に後悔しました。
言葉などある程度は調べているようですが、物語の進行上無くても構わない設定や脱線が多く、いきなり無意識状態から事件の答えを導き出したりと都合のよすぎる展開のオンパレードです。
特に話の中心舞台となるテーマパーク建設予定地がひめゆりの塔と喜屋武岬の間という設定の無神経さにはあきれ果ててしばらく物もいえないほどになりました。
少し添付されている地図をみて考えれば、塔や岬だけでなく周辺辺帯全てが沖縄戦時に激戦地となった地域であり、また交通が不便で娯楽施設を作るのに向いていないと分かりそうなものですけれど。




C★N25―C★NOVELS創刊25周年アンソロジー (C・Novels 97-1)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本編よりもおちるのは仕方ない―C★NOVELS全点刊行リストが巻末にあるし、どんな本を出しているかという参考にはなる。
けれど作品の良さを十分に味わえるかというと、やや不足。やはり贔屓の作家さんの本筋を追った方が面白い。
収録作家さんが多種多様で作品数が多いけれど、全部を網羅している人は少ないと思う。
当然、私も一部の作家さんの短編を読みたかっただけで、全部を読む気はないし必要もない。
贔屓作家さんは読んだし面白かったとは思うが、読むつもりがない頁の方が多かった。
また、贔屓作家さんの作品で本編を読んでいないのも外すと、厚さの割に読後感が軽い。
どれだけの量のC★NOVELSを読んでいるかによって、お買い得感が変わると思う。
C★NOVELSには好きな作品があり、これからもあっと驚くような作品をたくさん読みたい。
未だ読んでいない作品を読んでから、再度この本を手にしようと思う。ファンのための記念本。





フラッタ・リンツ・ライフ (C・Novels BIBLIOTHEQUE 84-4)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

いつの時代の何のための戦争か。この小説には物語の背景説明は一切ない。プロットの拘束を受けないストーリー展開は、あくまでも自由だ。

スカイ・クロラシリーズ第4弾は、天才撃墜王クサナギが管理職に昇格し内勤となってしまう。今回大空で活躍するのが、クサナギの一番弟子・クリタだ。キルドレのくせに娼館に通ったりするが、散華を操る腕は確かなようだ。

キルドレの秘密が一部明かされたり、一般小説的な要素が多少盛り込まれているが、このシリーズにおいて物語の起承転結などどうでもいいディテールに過ぎない。

散文詩のように描写される空中戦闘シーンは、何度読んでもみずみずしい輝きを放っているし、生と死、愛と戦について、戦闘の合間に哲学的自己問答を繰り返すクリタがいとおしい。

多少青臭さは感じられるものの、小説内容自体が浮世離れしているため生臭さは感じない。世間のしがらみを逃れて、大空を自由に飛び回るキルドレのように、このまま何の種明かしもされずに尻切れトンボで終わってほしいシリーズだ。




クレィドゥ・ザ・スカイ (C・Novels BIBLIOTHEQUE 84-5)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

スカイクロラシリーズの最終巻。
時系列順ではスカイクロラの1つ前。

キルドレである主人公が、自分や他人と向き合い苦悩する姿が描かれています。
シリーズでは珍しく、地上での話が大半です。

永遠に生き続けるキルドレですが、読んでいくうちに
同じ悩みを皆どこかに抱えているのかもしれないな、と思いました。
何のために生きるのか、何故生きるのか。
読み終わったときに、一つ答えが出たような気がします。




ドラゴンキラーあります (C・NovelsFantasia う 2-1)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ドラゴンの肉を喰らい竜の力を手に入れた竜殺したちと、
それを取り巻く一般人のお話で、視点は元軍人の青年で固定されています。

世界観的はさほど斬新でもない感じですが、へたに奇をてらった小説よりも安定感があり、
読みやすいです。
また主人公の一人称における言い回しがうまく、キャラも色とりどりで存在感があって、
これからの展開を期待せずにはいられません。

ただ、不思議なことにページ数はそれなりにあるのに何故かボリューム不足を感じる不思議。
ページ数の多い割に、ラスボスエピソードが妙に少ないせいでしょうか?







ドラゴンキラーいっぱいあります (C・NovelsFantasia う 2-2)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

大きすぎる力を手に入れた代償は、意外にも所帯じみていたとか、
そんな主人公の苦労話が今回のテーマかな?(笑
世界設定がすでに開示されているのですから一巻にくらべインパクトが無くなるのは当たり前ですが、
こういった主役の不幸自慢も悪くないとそんな感想です。

リリィのピンチにちょっとドキドキの展開、悪くありません。
中編巻には調度良い出来だと思われます。




ドラゴンキラー売ります (C・NovelsFantasia う 2-3)
販売元: 中央公論新社

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いよいよドラギゴンキラー最終巻です。
ここにきて何人もの新キャラが登場します。
どのキャラもいい味出しているのに、たいして活躍もしないであっさりばたばた死んでゆく仕様にちょっとびっくり。
黒竜や知竜、リリィと同じ火竜のドラゴンキラーも出てくるのですが、
ちっともキャラを掘り下げないもんだからかなりもったいないことになっています。
あきらかにページ不足ではないかと(笑

しかし、シリーズ通してみれば十分に楽しめたと思います。





クラッシュ・ブレイズ 大峡谷のパピヨン
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

話としてはまあまあ面白い。だが話がマンネリ化している気がする。彼らが超人なのはよくわかったが、あまり超人ぶりを表現され過ぎると飽きてしまう。そろそろ、このシリーズの全体的な流れがわからないものだろうか?もちろん一話完結型なのはわかるが、決して値段も安くはないのだからなんとかして欲しい。それとも、元からこのシリーズには全体の流れなどないのだろうか?




ミラージュの罠 (C・NovelsFantasia か 1-46 クラッシュ・ブレイズ)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

またこのパターンか、というのが正直な気持ち。
敵キャラとの力量差があまりにもありすぎて、戦いのシーンも
おもしろくないし。
主人公たちも自分のルール以外は力で踏み潰す
というような側面が見えてきて、強者の論理というか
正直敵キャラとやってる事は大差ない。
最初から正義のキャラじゃないとはいえ、いい加減厭らしさを感じた。
ストリーではなく、キャラだけで回してる話。
買わなくても斜め読みで話の展開がわかるんで
立ち読みでも充分。







夜の展覧会 (C・NovelsFantasia か 1-47 クラッシュ・ブレイズ)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この作者の作品はデルフィニア時代からずっと読んでいるのですが、クラッシュブレイズシリーズで(誰もが思うほどに)中身ががた落ちしたのは感じていました。
正直なところ私は、このシリーズを読むたび、クオリティの低下に物悲しさを感じて溜め息がでていました。
この作者の素晴らしい作品を何度も読んだ事があるだけに、新刊の購入をやめる事はできませんが、やはり「どんな作者も人間なんだなぁ」と感じずにいられません。

作者の書く作品には、まず「こういう人達がいたら面白いだろうな」という気持ちが一番最初にあるそうです。「舞台がどこであれ、私は自分がおもしろいと思ったものを今まで書いてきました。こんな人たちは実際には絶対いないだろうけど、でも、いたらおもしろいだろうなと思う人たちのおはなしを書いてきました。こういうやり方しかできないんです。だから、これからも、そうしていきたいと思っています。」(デルフィニア戦記、画集より抜粋)

以前クラッシュブレイズのレビューを書いた時に、「このシリーズはキャラクターでもっている。私自身、キャラが好きで購入を続けている」というような事を書いた記憶があります。
今もそれは変わりませんが、今回この新刊を読んで、それが少し変わりました。

いつもなら読んでいて、「どのキャラも全部登場させよう!」というような欲張りな構成になっているように感じるのですが、今回はそれが控えめです。
レティシアとヴァンツァーは名前さえ出てきません。怪獣夫婦も協力はしますが、ほとんど出張りません。好きなキャラが名前さえ出てこない!というショックな事実が、この物語では一言も触れない事でさらりと流されています。しかし、「…普通のシリーズ物はそうだよな、こんだけ沢山いるのに全部の登場人物が毎回出てくる訳ないよな」と納得したのも事実なのです。

毎回、登場人物の多さによるごちゃごちゃ感は感じていたので、これはすっきりとした仕上がりでさっぱり読めました。ドミニクの『暁の天使』の絵を巡る美術の世界を舞台にした話なので、戦闘シーンや事件などにはいつも程の派手さはなく、最初から終りまで静かな印象でした。

今まで、息もつかずに突っ走ってきた忙しい作品を一休みさせているような、登場人物達の休息のような巻だったと思います。
そういった点では、この作品がこれからのこのシリーズの巻き返しを意味しているようで、次に期待できる巻でした。


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