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和書 467252 (7)



あだし野 血と砂 (立原正秋全集)
販売元: 角川書店

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あなたが最後に父親と会ったのは? (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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あなたはひとりぼっちじゃない 新潮クレストブックス
販売元: 新潮社

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ぼくが新潮クレストブックスを読むときは、読む前にできるだけ情報を遮断してこころがまっさらな状態にしておくことにしている。そのため今回も良い意味でぶっ飛んだ。短編集に互い違いに登場するのは「心のやまいを持った人」、そして「男性の同性愛者」(両者が登場する場合もある)。そう。たしかに「あなた(もしくは「自分自身」に置き換えることも可能だ)はひとりぼっちじゃない」とぼくも作品を読んで強く感じた。両親に先立たれた姉と弟はそれぞれ結婚することもなく二人で暮らしている。そこに現れた一人の男。彼らの切ない三角関係(そこには姉弟愛、異性愛、同性愛のトライアングルもあって物語に重層的な深みを与えている)を静かな筆致で淡々と描いた「献身的な愛」がぼくの中のベスト。うまく言えないけれど、だからぼくは新潮クレストブックスが好きだ。




あら皮―欲望の哲学 (バルザック「人間喜劇」セレクション)
販売元: 藤原書店

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人間喜劇の中では最も面白く読めた作品。
ラファエルは絶望のゆえ自殺を決心するも
その直前に「あら皮」を手に入れる。
それはどのような欲望もかなえてくれるもの、
ただ欲望をかなえるごとあら皮は縮んでいき
最後あら皮がなくなるときには所持者の命を奪う。
ラファエルはそれを持って新たな人生に踏み出す。
さまざまな欲望をいきていくのであるが、
しかしそれはまっすぐなものではなく
後から考えると無駄だったと思えるような
道草を経ていくのであるが。
そして最後、それこそ自分がかなえたかったものだと
いうものにめぐり合い、それに気がつくも、時すでにおそし。
それをかなえると同時にあら皮は消尽し
絶望の叫びをあげながら愛する人のもとでラファエルは息絶える。
人生ってこんなものかな、と感じる。
社交界とかその他政治的なことがらとか
今からではあまりピンと来ない舞台で繰り広げられる
話であるものの、決してそれでも面白みを失わず
むしろ主人公の心のひだは手に取るようによくわかる感じ。
時と場所を変えても人間はそれほど変わらないのだなと
つくづく感じる。




ある人質への手紙―戦時の記録〈2〉 (サン=テグジュペリ・コレクション)
販売元: みすず書房

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ある楽しさ (中野重治全集)
販売元: 筑摩書房

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ある秘密 (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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フランスの高校生が2004年のナンバー1に選んだ作品。

大収穫な一冊でした。
作家自信の自伝的小説でありながら、
一切の感情をはぎとった文学。
にも関わらず、
指の隙間からこぼれ落ちる感情は、
その悲しみを深く伝えてくる。

フランスにおける、
第二次世界大戦のナチスによるユダヤ人迫害を描いている。
戦後生まれの主人公は、
家族の一人息子として育てられてきた。
しかし、
家族には秘密がある。
彼にだけ隠された秘密。
それは、恐ろしい事実を思い起こす、
残酷で、
悲しい秘密だった。


序盤、
あまりにも淡々と書かれた文体に、
ドラマを読みとりにくかったが、
だんだんと引き込まれていく。

結末は、
リアルであり、
ヘビーであった………。




いい映画を見に行こう (植草甚一スクラップ・ブック)
販売元: 晶文社

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 昌文社のスクラップが復刊したんで、それまで古書をシコシコ集めていたのを、この度ドカンと衝動買いしてしまった。シリーズ第1巻となる本書は映画特集。植草さんがどんな映画をどのように見てきたかがつぶさに書かれている。植草さんと言えば本と映画、それにジャズと雑貨(アクセサリ-等)をこよなく愛し、その生涯の中で『したくないことをしない自由』を満喫した人である。したいことだけをして人生を楽しんだ植草さんの(強い?)生き方に勇気づけられるとともに、自分もこんな生き方がしてみたいと思う。




いたずらっ子の本 (エンデ全集)
販売元: 岩波書店

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私が初めてこの本を読んだのは9歳か10歳か、小学生の頃でした。図書館で出逢ったこの「エンデのいたずらっ子の本」に当時夢中になりました。何度も借りては期限前に慌てて返しに行き、また借りては読みふけりました。私が読んだのは初版の青い表紙の本でしたが、素敵なレイアウトと絵、そして何より心を惹きつけて離さないエンデの魔法の様な言葉に夢中になりました。めくってもめくっても広がるエンデの不思議な世界、不思議な魔法の様な文に活き活きと描かれるいたずらっ子たち。時には泣いて、わめいて、ひねくれてみたり、大笑いしたり、親を困らせるのなんて毎日の事、学校なんて遊びに行く所だもん。皆さんにはどんな子供時代がありましたか?でも皆、きっと何処かでいたずらっ子でしたよね。(いや私は/俺は/わしは良い子だった!と豪語するあなた内緒にしとくのでこそっと!ホントは・・・?笑)あなたが大人だって、子供だってかまわない。エンデの言葉に込められた大人から子供、すべてのいたずらっ子への素敵なおはなし。優しさと、温かさ、人を大切に思う気持ち、大きくなりたい気持ち。いつまでも忘れられない宝物の様な想いを、忘れてしまった人には思い出させてくれ、まだ知らない子供達には気付かせてくれる、そんなきっと沢山の人に愛される本だと思います。
自由な心、果てなく広がる夢の世界、何処までも続く楽しく笑いに満ち溢れた旅。この本に登場する沢山の沢山の愛すべきいたずらっ子たち、きっと其の中にあなたは自分の姿を見つけるかもしれません。

エンデの言葉のセンスにはとても心を奪われます。百を超える、歌や言葉遊び、なぞなぞ、不思議なおはなし、おかしな笑い話・・どれもこれも楽しくて、ちょっぴり切なくて、悩んだり考えたり。でも最後には笑って、胸がいっぱいになる、何度でも読み返したくなる、そんな子供から大人まで、いつまでもいつまでも読める素敵な本だと思います。

特に自分はいたずらっ子じゃなかったかもなあーという人におすすめ!
完璧うんうん自分かなりいたずらっ子でした・・って人にももちろんおすすめです!
そしてもちろん、すべてのこどもたちに。




いつものように幕が開き (小沢昭一百景―随筆随談選集)
販売元: 晶文社

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