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和書 467252 (75)



百鬼園先生言行録―内田百けん集成〈7〉 ちくま文庫
販売元: 筑摩書房

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 最近の若者(私も若いのですが)を見ていると、何か無理をしてでも他人よりも違う存在になろうとしているように思えてなりません。変わった服装をしてみたり、わざと奇抜なことを言ってみたり、もちろんそういった事が肌に合っているという人もいるのでしょうが、たいていの人達にはどこか「無理してるなぁ・・」という雰囲気が付きまとっています。

 そういう人達を見ていると、この内田百閒という人は本当に根っからの変わり者なのだと思います。それというのも、この『百鬼園先生言行録』は著者である内田百閒が日常の細々したことについてただ考えていることを書いただけという極めてシンプルな随筆集なのですが、その文面からは、滲み出るような変わりものぶりが伺えます。

 本当に変わっている人というのは、本人はどんなに普通にしているつもりでも、その変わり者エキスが滲み出てしまうものなのだなぁということをつくづく感じました。
 真の変わり者、真の偏屈を堪能したい方はぜひどうぞ!!




間抜けの実在に関する文献―内田百けん集成〈6〉 ちくま文庫
販売元: 筑摩書房

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「忘却論」にはなるほどとおもわされました。ゆとり教育が叫ばれる時代になり、それと共に学力低下が問題になっています。百けん先生の考えはじつに学ぶことの意味の的を得ているのではないでしょうか?




内田百間集成16 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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 百閒の随筆の根底にある魅力は恐怖なのではないだろうか?
 それもありきたりなホラー映画や心霊番組などで経験する直接的な恐怖ではなく、幼い頃に歩いた夜道で感じたようなあの独特の、地に足がつかなくなるような恐怖、そんな恐怖こそが百閒文学の本質であり、そこから生まれる不可思議な空気感こそが百閒の真の魅力なのではないだろうか?

 この『残夢三昧』を読むとついそんなことを考えてしまう。
 右でもない、左でもない、ましてや上でもなければ下でもない、落しどころがあるようでないような、夢とうつつの紙一重をふらふらと歩く。
 そんな趣の随筆集。
 ぜひ一度読んでみてください!




居候〓々―内田百〓@6BE1@集成〈14〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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居候匆々は他のどの作品にもまして、
彼のB型(と決め付ける。笑)精神があらわれてる作品だと思います。

そしてユーモアをさらっと言ってるけど
ぜんぜんさらっとしてるどころか気付いて欲しい気付いて欲しいって
思いながら言ってるっぷりが(と決め付ける。)これまた如実。

だーってその設定そのオチはないでしょ。
ヒャッケンラブ♪♪

うしろの子供用短編も、オチのテキトーぶりマイペっぷりが秀逸でスヨ。




忙中謝客―内田百間 集成〈19〉
販売元: 筑摩書房

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 時代としては、内田百閒が岡山から上京した明治四十三年から昭和四十年頃まで、その間に起こった百閒先生の自宅近辺での出来事が中心に収められた随筆集。

 もっとも、自宅といっても百閒先生の家は上京したての頃の下宿宿から始まり、戦後焼け出された後の掘建て小屋、借金取りから逃げるために隠れ住んだ安下宿、教え子達の協力で建てられた小さいながらも庭のある一軒家など様々に変わっていく。

 その移り変わりを見ているだけでも楽しいが、そこで起こった極日常的な出来事でさえも、百閒先生独特のあの軽妙な筆にかかると、たちまちどこかコミカルで浮遊感のある味わい深い出来事に変わってしまう。
 あの三島由紀夫さえも激賞した文章の達人が描く、古き良き時代の東京の日常、百閒先生の生きた時代の空気を感じたい方は必読!




百鬼園日記帖―内田百〓@6BE1@集成〈20〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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 内田百閒というと、その文章からはいつもどこか飄々としていてつかみ所の無い人物像が伺えますが、この日記を読んでみると、そんなイメージとは裏腹に借金や家族の病気などで苦悩する百閒の生の姿が浮かび上がってきます。

 中でも最も意表を突くのは、この日記の冒頭に書かれている「死の不安」という告白でしょう。随筆や小説といった公に発表された作品だけを読むと、百閒は「死」というものまでも客観視して「死」と現実との狭間でゆらゆらと漂っているような印象を持ちますが、日記に描かれている百閒は「死」を恐れ、毎日ただひたすらその恐怖から逃れようともがいているようにも見えます。
 ですからそういった意味では、作品からは窺い知ることができない百閒の生の姿を知りたいという人には必読の一冊といえるでしょうし、単純に日記文学の一つとしてみても、極めてレベルの高い作品といえるでしょう。




蜻蛉玉―内田百〓集成〈15〉 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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 多趣味な百閒先生、その中でもこの随筆集『蜻蛉玉』のなかには鳥を飼うこと(鳥飼)に関する話しが多数収められています。
 体に染み付いたものなのでしょうか、この百閒先生は、どんなに貧乏でも道楽精神を忘れません。

 百閒集成の第五巻『大貧帖』にも書かれているように、百閒先生はいつも借金まみれで貧乏なはずなのに、鳥を飼い、琴を弾き、生まれ育った岡山の酒屋での旦那根性が抜けません。
 そんな百閒先生の道楽旦那振りが伺える一冊、ぜひ読んでみてください!




内田百けんと私 同時代ライブラリー (145)
販売元: 岩波書店

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内田義彦著作集〈補巻〉時代と学問
販売元: 岩波書店

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美しき人生のために―リルケの言葉
販売元: 社会思想社

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この本は、孤独を愛し高めた詩人、リルケの言葉が詰まった本です。まず、本を開き、今の自分の心にピッタリくる場所から読んで見てください。
リルケの、美しくて真剣な言葉は、あなたに少し勇気を与えてくれると思います。


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