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和書 467252 (105)



怪奇・ホラーワールド
販売元: リブリオ出版

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小酒井不木集―恋愛曲線 (ちくま文庫―怪奇探偵小説名作選)
販売元: 筑摩書房

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今から十七、八年前にもなろうか、創元社の「日本探偵小説全集」で「痴人の復讐」「恋愛曲線」他の不木作品に始めて接した時の衝撃は未だ忘れ得ぬ。医学者としての博識とルヴェルやポーの影響色濃い怪奇趣味が混交した作品は静謐な狂気を孕んでいる。当時は不木単独の作品集が無かったため、不木作品が収録されているアンソロジーや初出誌を東奔西走して渉猟したのも懐かしい思い出だ。本作は不木の代表的短編がほぼ網羅されており、嘗て血眼で不木作品を収集した私の労、その轍を踏むことなくこの一冊で鬼才の世界を堪能できる今の読者は幸せ者という他ない。乱歩や横溝に比して一般にそれほど膾炙してるとは言い難い作者ではあるが、一度この不木ワールドを覗きこんだが最後、決して逃れ得ぬことは保証する。是非ご一読あれ。




怪奇探偵小説名作選 (9) 氷川瓏集 睡蓮夫人 ちくま文庫
販売元: 筑摩書房

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怪奇探偵小説名作選〈8〉日影丈吉集―かむなぎうた (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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私は、日影さんの文学をつねづね “感性的” には、最も乱歩に近い作家だったと考えている者です。乱歩から影響を受けた作家は枚挙にいとまがない。しかし、“感性的” に乱歩とよく似た性質を (素質や資質としてではなく) 備えていた人は日影さんだった。

それを一言でいうなら “素朴さとデリカシー。そして憂鬱な詩情” なのだと思う。乱歩にある受感性の質は、少女の外貌のように繊細でデリケートなもの。その質を乱歩以外に感じさせる作家は、実は少ない。同時代の久生十蘭や虫太郎に始まり、中井英夫や澁澤さん、三島さんから長野まゆみさんに至るまで…乱歩の甚大な影響下にある作家はみな、一様に逞しい筋肉を備えたモダニストばかりだ。

名作 “かむなぎうた” の書き出しから感じられる世界観は、まさにそんな日影さんの受感性の質が発揮されている名作だと思う。最後の解説の中で、編集者の日下氏が “かむなぎうた” (初出は別冊宝石) を選出した乱歩の、当時の感想文を載せていて、その褒め方からも2人の“質”がよく窺われ微笑ましい。

こと、現代にあっては “自然への畏怖” は実感されにくい。それだけ、生命体としての基本的な感覚が私達から喪失されているのだと思う。何も、郊外に出かけていって森林の中を彷徨う事だけが自然を感じられる手だてとはいえない。このような純粋な感性を保存しえた文学に頼ることもぜったいに大切だろう。
日影さんの文学が、もしもこれから本当にものを言っていく1つであるとするなら、現代人にとっておそらく最も重要な、こうした“受感性の質” に出合うという事それ自体なのである。




ベトナム戦記・サイゴンの十字架 (開高健全集)
販売元: 新潮社

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ロビンソンの末裔 (開高健全集)
販売元: 新潮社

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夏の闇 (開高健全集)
販売元: 新潮社

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日本人の遊び場 (開高健全集)
販売元: 新潮社

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最後の晩餐 (開高健全集)
販売元: 新潮社

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片隅の迷路 (開高健全集)
販売元: 新潮社

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