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和書 467252 (121)



菊池寛全集〈補巻 第5〉翻訳文学集
販売元: 武蔵野書房

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小説〈1〉 (岸田国士全集)
販売元: 岩波書店

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戯曲1 (岸田国士全集)
販売元: 岩波書店

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戯曲〈2〉 (岸田国士全集)
販売元: 岩波書店

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評論随筆 (岸田国士全集)
販売元: 岩波書店

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評論随筆〈1〉 (岸田国士全集)
販売元: 岩波書店

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紀州 木の国・根の国物語―中上健次選集〈3〉 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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本書は、中上健次が生まれ故郷の紀州熊野を旅しながら思索した結実である。「街道をゆく」的な土地の表層を「サワって」済ませるタイプのドキュメンタリーではなく、中上的に言えば「切れば血の出る」物語の根がそこに凝縮されている。彼自身、本書を通じてその小説世界、物語の「根」を洗う旅としており、「岬」から「地の果て 至上のとき」に至る紀州サーガへの導入として読むことができる。一連の作品を読んだ上で本書に触れると、より一層物語世界が鮮明になるはずだ。




気象と災害 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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キス (クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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何故あなたは私のものにならなくてはならないのか、男はありったけの言葉を並べ、理詰めで相手をねじ伏せようとする。聞いている女は、逃げることもできず、やがて根負けして屈し、身体を委ねてしまう。……恥ずべきことですが、昔は、私もそんな風にしてよく女性を口説き落としていました。もっとも、論理的な説得で恋愛の成就を目論むというのは、プラトン『パイドロス』以来の古典的な手なのかも知れませんが。
本書の父も、滾るロゴスの力を頼りに、再会した娘をがんじがらめにして、自分のものにしようと試みます。娘も、別れていた父への思慕のために、抗うことができずに遂に屈してしまう。ただし、そこには母との屈折した愛情関係が関わっていて、ゆえに、母の死をきっかけにその関係は終わりを告げるのです。
この作品は、構造的には、わたし-母-祖母の母娘三代、わたし-父-祖父の父子三代の繋がりが並置されていて、わたしは、拒食症で身体の発育が悪く月経が来ないという意味で中性的な存在として関わります。二つの繋がりはわたしにおいて交錯し、ゆえに、わたしの深層を探ることで、同時に父そして母の繋がりを辿っていくことにもなるのです。
ただし、著者の語りが本書の主題の核心を突いているか、というとかなり疑問に感じました。神父でもあるこの父親は、よく読むと、怪物的といえるほどに複雑で難解な性格の人物であることが窺われるのですが、文章の上では、「加害者」という単純なカテゴリーの中に閉じこめられたままです。ドキュメントならともかく、文学作品として人間の本質に迫ろうとするならこれでは不充分です。母との関係はわりと丁寧に書かれていますが、それもまだまだ。全体的に無意識の抑制がかかっていて、かなりの語り落としがあるように思われます。




新潮クレスト・ブックス奇跡も語る者がいなければ
販売元: 新潮社

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目を閉じてみて、どれだけ見えていたものを思い出せるだろう。想像できるだろう。
雑な捉え方に目が慣れてしまっているのだ。そんな中、この物語は、丁寧で、細やかで、美しい。
こんなにたくさんの人の、小さな感情の揺れや、不安や、優しさや、衝撃や、が書かれているのに、
不必要な描写がなにもないと思える。

長いけど、必読です!


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