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和書 467252 (134)



グアヴァ園は大騒ぎ (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

最後の最後まで結末が分からなくて、
読んでいるあいだ中ずっと作者の手のひらの上で巧く踊らされているようで、
それでいて、それが全然苦痛に感じない。
ことばはさしずめKulfiの作る料理のようにパワフルかつカラフルで、
変化と多様性に満ちていて、私はわくわくしました。




ケンブリッジ・クインテット 新潮クレストブックス
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

5人の知の巨人がケンブリッジに集まり、ディナーを共にしながら、人工知能について議論する。という設定がいいですね。章立てもシェリー酒で始まって、葉巻とブランデーで終わるという、ディナー・コース仕立てになっています。
主催者のC・P・スノウは業績よりも当時の政治力、発言力で有名ですが、他の4人はそれぞれの分野の業績で有名です。ウイトゲンシュタインは哲学、チューリングは数学、ホールディンは遺伝学、シュレディンガーは物理学。各分野に興味がある人はどこかで聞いた事があると思います。
これだけのメンバーを集めながら、内容的にはチューリングの一人舞台という感じがします。現在のコンピューターの基礎となるチューリング・マシンの説明とその可能性について、チューリング自身が語り、他の4人が突っ込むという感じです。4人の突っ込みは期待ほどではありません。特にウイトゲンシュタインなんて単に短気な頑固者という感じで、ウイトゲンシュタニアンは怒るかもしれません。
とは言え、面白い本です。今度は同じケンブリッジゆかりのケインズやラッセル、ハーディー、ラマヌジャン等も交えて派手にやってほしいものです。ウイトゲンシュタインが邪魔をするのでしたら、ポパーでも呼んでおけば、二人で勝手に喧嘩でもしているでしょう。





コールドマウンテン 新潮クレストブックス
販売元: 新潮社

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洋販の本で紹介されていたので注文しました。映画化もされたらしい。アマゾンから来た梱包を開けて絶句しました。なんじゃ。これは。ペラペラのペーパーバックです。分厚い本を予想していたのでがっかりしました。主人公は作者の叔父がモデルです。実際にあった話がベースになっています。事実は小説よりも奇なりといいますが恐るべき内容です。最後にハッピーエンドにならなかったところが残念でした。加筆して大河小説にするべき内容と思います。




最後の場所で (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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Before the end of WWII, Japan had colonized Korea. So many Koreans came to Japan, of their own will, under coercion or sometimes being cheated. The protagonist of Chang-rae Lee's 'A Gesture Life' is Franklin Hata, who was a son of them Koreans living in Japan. He was adopted to Japanese family and went to WWII as a Japanese soldier. He hid his Korean identity, because Koreans were discriminated very harshly in Japan. It was one of his 'gesture.'

After WWII, he went to USA and lived there as a Japanese merchant. But his new life in USA didn't release him from his 'gesture life.' Both his adopted daughter and his lover smelled out his 'gesture' and left him. Why didn't he confess he was Korean? Because he went to war as a Japanese soldier and couldn't save a Korean 'comfort woman' he loved there. It's a tragedy most Japanese have been avoiding for so many years.

Of course, 'A Gesture Life' is not a political essay, but one of the most excellent and important modern novels. It attacked me like a sweet and sad surprise.




最後の晩餐の作り方 (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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おフランスかぶれのイギリス人が、色々な料理について講釈をのべつつストーリーが展開していく。世界中でいろんな賞をとり、20数カ国で翻訳されている本だけに期待が大きすぎたのか、あまりにくどくて、楽しめませんでした。個人的にはあまり好きではありません。




最後の注文 (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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映画ではなく小説によってのみ遂げることができた「ロード・ムーヴィー」、それが読み終えた後の第一印象でした。
それは、亡くなったジャックの遺灰を撒くために、居酒屋「馬車亭」を出た四人の男が車で海辺の町マーゲイトへ向かうという、作品の基本プロットによるものだけではありません。その行程の中で、様々で些細ながらもそれらの背後にまた別の物語を抱えている事件が起こります。それこそが、私がこの作品から表記のような印象を受けた理由です。
作品中の文章は全て登場人物たちの独白のみからなっており、それらによって登場人物の周辺で起こった出来事や、彼らの感情が語られます。友人、夫婦、父と子、父と娘、古い時代と新しい時代、そのようなさまざまな協同或いは対立する関係が語られますが、同じ出来事、人間関係やそれに付随する感情、そういったものに対する印象は独白者によって異なり、同一のものは決してありません。それは当然のことです。
現実においても人間関係は、突然崩れ去る可能性を秘めた脆いものであり、それゆえにこそ人々はそれらを大切にし、時には喜び、時には失望するのでしょう。さまざまな関係、特に人間におけるそれを、複数の人物の独白によってのみ描き出したこの作品は、『ウォーターランド』のような時間や空間の拡がりを持ってはいませんが、人間の感情の拡がりや深さにおいては、『ウォーターランド』を凌いでいるのではないでしょうか。
この作品が、26年を超えるキャリアを持つ現代英国で最も重要な作家達の一人、邦訳では新刊で二作品と古書で一作品しか読むことを許されていない作家による傑作であることは間違いありません。





サフラン・キッチン (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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シェル・コレクター (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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この短篇集に収められた一つ一つの物語すべてが愛しく、切なく、そして
あまりにも衝撃的です。それらの物語は、それぞれ異なった呼吸の仕方で
静かに、時に大きく息づきます。それが美しい。そのそれぞれの呼吸の仕方
がめちゃくちゃかっこいいんです。

本のタイトルにも繋がる『貝を集める人』や『ハンターの妻』、『ムコンド』
が特に一般的評価の高い物語ですが、僕が一番気に入り、一番感動し、一番
衝撃を受けたのは、『長いあいだ、これはグリセルダの物語だった』でした。
そのタイトルの通り、ある姉妹の姉グリセルダについて物語は展開していきます。
背が高く、成熟した身体を持つグリセルダはあるきっかけで金物喰いをする芸人
に惚れ、家を出て行ってしまいます。あとに残された冴えない妹ローズマリーは、
姉のいない家で母とひっそりと日々をすごします。しかし、決して楽しい生活で
はなく、息苦しい生活を強いられることもありました。
そんな中、一躍、金物喰い芸人として有名になった姉グリセルダが町で凱旋公演
をすることになったのです。姉妹の久しぶりの再会。
この再会の席で、妹ローズマリーの感情が爆発します。このシーンが鳥肌が立つ
ほど凄まじく、そして衝撃的なのです。それでいて切ない。町の人々は常に噂を
していたのは派手に生きる姉グリセルダ。その一方で、ひっそりと懸命に毎日を
生きてきた妹ローズマリー。

ぜひ、この物語の素晴らしさを堪能してください。




直筆商の哀しみ (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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もっともユーモラスで、哀しい作品、僕らは象徴と実在の中で、憎しみをこめて、憬れている。




地獄のコウモリ軍団 (新潮クレスト・ブックス)
販売元: 新潮社

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まずこの本を見て、そしてこの表紙で敬遠するのはちょっと待って頂きたい。殆どの作品が全てにおいてある種のスキャンダル。あるいは恥辱に満ちた人々のブラックジョークがあり、それでいてその裏には明確な人生においての答えが見出せる作品。いろんな文体の作品でひしめき合った著書。必読ですよ。ブラックジョークの裏に真実がある。そう思いません?でも、それだけじゃないのがバリー・ハナの意味するところ。ポール・オースターが好きなあなた。ちょっとずらしてバリー・ハナも読んでみてくださいよ。『老いの桟橋』『よう、煙草と時間とニュースと俺のメンツはあるかい?』『ニコディマスの断崖』◎です。


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