和書 467252 (172)
![]()
南方郵便機・人間の大地 (サン=テグジュペリ著作集 1)
販売元： みすず書房
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
城砦 1 (サン=テグジュペリ著作集 6)
販売元： みすず書房
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
サン・テグジュペリの思想の集大成と言える作品。この作品は行動し、創造する強固な意志と精神を基盤として描かれている。作品の中で、主人公の父はこう語る。「人間とは、まずもって創造する者である。また、協力する者たちのみが同胞だ。自らつくりあげた貯えに安逸をもとめなかった者たち、彼らだけが生きている者だ。」サン・テグジュペリの作品に一貫して描かれている、義務の遂行の中の充足がここでもくり返し描かれ、そしてさらに時間をこえて残る確固たる城砦（ここでは国家、あるいは人間そのものの象徴）の建設が描かれる。第二次世界大戦において作者の祖国が物理的に、また精神的にも崩壊していくなかで、書かずにはいられなかった物語であろう。祖国の再建、そしてそれに従事する中で人間の結!びつきが再び得られることを心から望んでいたのだと思う。それは現在の日本に生きている僕にも決して他人事のようには思えない。人間の完成（というものがあるとすれば）へ、未来へ残すべきものの創造へと導く何かをサン・テグジュペリはここで描こうとした。人生になにかしら価値あるいは意味を求める人には絶対におすすめ。
![]()
夜間飛行・戦う操縦士 (サン=テグジュペリ著作集 2)
販売元： みすず書房
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
手帖 (サン=テグジュペリ著作集 5)
販売元： みすず書房
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
サン・テグジュペリの言葉 (人生の知恵)
販売元： 彌生書房
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
サン=テグジュペリの生涯 (1971年) (新潮選書)
販売元： 新潮社
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
サンカの社会資料編 (三角寛サンカ選集)
販売元： 現代書館
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
サンカ社会の研究 (三角寛サンカ選集)
販売元： 現代書館
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
先頃文春新書として刊行された筒井功著『サンカの真実 三角寛の虚構』によれば、本書の内容はほとんど全篇嘘八百で埋め尽くされているらしい。とはいうものの、嘘でこれだけの大著をまとめる創作力は、変なほめ方だが、大したものである。実際に手に取るとずっしりと重みを感じる堂々たる一冊だ。学問的価値は皆無ながら、独りの作家の精華として読んでおくのも一興だろう。
![]()
産業スパイ―企業機密とブランド盗用 (新潮選書)
販売元： 新潮社
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
![]()
サンクチュアリ フォークナー全集
販売元： 冨山房
Amazonのカスタマーレビュー（口コミ）
～＊「お金のために書いた作品」というフォークナー自身の発言は、額面どおりに受けとらないほうがいいと思います。そんな単純な解釈は成り立たないでしょう。適当に書いた小説かと言えば、それはちがうと思うし、このヴィンテージ版のエディターズノートも、misleadingなコメントだと書いています。
読みこむほどに、いろいろなテーマが噴出してきそうな印象を受～～けました。
＊ところで、一番よく分からなかったのが、VirgilとFonzoという二人の登場人物の、この物語における存在意義です。詳しくフォークナーの研究をしている人に聞いてみたい気がしますが、途中で登場して、物語の大筋とはあまり関係なさそうなのですが、これはどう解釈すればいいのでしょうか？ （よかったら教えてください）
＊ポパイはグロテスクで救～～いようのない人間のようですが、最後の方でちょろっと生い立ちの紹介なんかがあって、かすかに同情を誘うような仕掛けになってますよね。心の中にシコリみたいなものを抱えて、monsterになってしまった運命を読み取れます。
同情してもしょうがないんでしょうけれど、この善悪を超えた人物を創作するところがすごいなーと感心しました。歌舞伎なんかのシテに相～～通じるものがあると、、、
＊他の作品にくらべて、これがいい悪いなんて評価するなんてことが意味を持たない作家だと思います。とにかく、散文としての文章の味わい深さは最高。少し法廷サスペンス調になっているので、（文芸作品ではあるけれど）エンターテイメント的に読ませる物語でもあるのかな？という気がしました。～