和書 467252 (238)
鈴木いづみセカンド・コレクション〈2〉 SF集 ぜったい退屈
販売元： 文遊社
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鈴木いづみさんの著作は、コレクションから単行本まで
出版されている物は全て読みましたが、
その中で、このコレクションの表題作「ぜったい退屈」は
私的に１番の傑作です。
死の約１年半前に発表された最後の作品ですが、
たった42pの短編の中に鈴木いづみさんの
痛々しく悲惨で冷たく美しく輝く世界性が凝縮されています。
とにかく未読の方は是非手に取って頂きたいと思う一冊です。
（それにしてもコレクションは装丁が本当にすばらしいです！）
鈴木いづみセカンド・コレクション〈3〉 エッセイ集(1) 恋愛嘘ごっこ
販売元： 文遊社
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まったく時代を感じさせないどころか今、この時代にぴったり填まってる!大作と云われる本にオキマリの常套句だが第一に鋭く現代の性嗜好(幼児対象)や女の流行至上主義の落とし穴などなどとかなり辛辣に、ブラックユーモア(自分の日頃のうさばらしではない?からか卑しい感じはまったく無くすがすがしい)センス抜群で思わず笑いがこみ上げてくる!縦横無尽ながら際限が利いてる。いずみ流道徳?倫理感を覗いてみてください。私の価値観に甚く影響を与えてくれたすばらしい本でした。
鈴木いづみセカンド・コレクション (4) エッセイ集(2) ギンギン
販売元： 文遊社
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スタインベック全集 (1)
販売元： 大阪教育図書
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スタインベック全集 (10)
販売元： 大阪教育図書
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スタインベック全集 (11)
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スタインベック全集 (12)
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スタインベック全集 (13)
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スタインベック全集 (14)
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スタインベック全集 (15)
販売元： 大阪教育図書
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いたってまじめな、お笑い小説である。20世紀前半、無政府状態に陥ったフランスは、シャルルマーニュの聖なる血統を今に受け継ぐ、ピピン・アルヌルフ・エリスタルを王として、フランス革命（1789年）以来の王政復古を成し遂げる。でもこの方、王族の子孫とはいえ、天体観測をこよなく愛する、単なるパリの一市民である。天から降って湧いたような話に戸惑うエリスタル氏。そのうち、こっそりスクーターでヴェルサイユ宮殿を抜け出すようになる。そんな王のお忍び歩きから、お話をひとつ。 パリ郊外のガンベ村で、１人の老人に出会った。堀に落ちたパンの像を引き上げて、御影石の台座に戻そうとしている。老人を手伝いながら、エリスタル氏が言う。 「像を台に固定したらいいじゃないか」
「そしたら台ごと堀に突き落とされるよ。台ごと像を引き上げるのは、もっと大変だろう」
どこかで聞いたような逸話である。この小説には、現実に存在する人物や店の名前、歴史上の出来事が数多く書き込まれ、スタインベックの作り話と交錯する。それがいかにもありそうな名前で登場するから、どこまでが本物で、どこから彼の創造の世界なのかが分からなくなる。スタインベック自身も、クスクス、カラカラ笑いながら書いたという話である。お笑いの向こうには痛烈な政治批判がある。笑えます。