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和書 467252 (243)



テンプラー家の惨劇 世界探偵小説全集 (42)
販売元: 国書刊行会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 ハリントン・ヘクストはイーデン・フィルポッツの別名義。
 イングランドの地方名家を襲った連続殺人。田園小説を得意としたフィルポッツらしく、地方名家のいやなところが書き込まれており、いかにも実在しそうな人物造形には感心させられた。
 ミステリとしての出来はお粗末。結末には腹を立てる人も多いだろう。巻末で真田啓介が30頁近い解説を行っているのも、出来の悪さを弁解するため。




レイトン・コートの謎 世界探偵小説全集 36
販売元: 国書刊行会

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バークリーの探偵小説処女作が発刊されて77年経ってやっと発刊されました。
人格者と評判のレイトン・コート荘の主人が密室状態の部屋で死んでいるのが発見された。状況証拠は自殺を指し示しているが、たまたまかの家に滞在していた作家のシェリンガム氏は遺体の不自然な状況から殺人を疑い・・・

って、適当な妄想でありとあらゆる状況を想像しまくり、無理矢理に犯人を仕立て上げようとする、名探偵のめちゃくちゃな活動が笑いを誘います。しかも、この作品はまともに事件を解決しているしね




九人と死で十人だ 世界探偵小説全集(26)
販売元: 国書刊行会

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昔雑誌に掲載されただけで、本になったことがなかったこの作品が
読めるようになっています
事件は単純ですが
船の中という状況を良くいかしていると思います




割れたひづめ 世界探偵小説全集 44
販売元: 国書刊行会

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ウィルキー・コリンズが「恐怖のベッド」で書いて以来
綿々と書き続けられる“人を喰う部屋”のマクロイバージョン
3人もの人間を喰い、50年間封印され続けた部屋の
迷信を解き放つため、くじ引きで一人の男が止まった
異変を告げる鐘の音が鳴り駆けつけると
男が死んでいた・・・

伏線の張り方、心理的証拠等はさすがマクロイですが

肝心の伝説にリアル感がなく
いまいち、部屋が人を殺しているように見えないのが
難点




大聖堂は大騒ぎ (世界探偵小説全集)
販売元: 国書刊行会

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いつ出るか、いつ出るかと心待ちににしていて、やっと手にすることができた作品。文句なしの傑作というわけではないけれど、決して読んで損はなかったというのが正直な感想でしょうか。冒頭のデパートでの乱闘シーンは本筋に直結しているとはいえ、ちょっとサービス過剰かなという感じ。おまけに、「お楽しみの埋葬」に出てきた社会主義者の貴族のお仲間みたいのが出てきたりして、イギリスの貴族ってみんなあんな・・・わけないよねぇ。それから、フェンとその友人でこの作品の主人公ともいうべき人物が事件の関係者の家を訪れた際、ペットとして飼われていたカラスをダシにして二人がE・A・ポーの「大鴉」を暗唱しあう場面、しかもそれが「アッシャー家の崩壊」のラストを髣髴とさせて、よくもまあやってくれるわい、と家族の顰蹙をものともせずクスクス笑いながら読みました。さらに、カーといい、クリスピンといい、なんで登場人物がああも簡単にすぐ恋に落ちるの、と思っていたのですが、ああいう結末になるとは・・・。なんとなく、笠井潔さんの「矢吹駆シリーズ」の某作品を思い出しました(ン、こりゃネタバレになるかしら)。ミステリー本来の評価とは関係ないことばかり書いてしまいましたが、クリスピンの場合はそれがまた楽しいんですよね。




救いの死 (世界探偵小説全集)
販売元: 国書刊行会

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 これは確かに問題作です。序文の推理の興味だけで読ませるという言葉通り、前半は過去の殺人事件を調べるというもので、語り手の自己満足トークを除けばほとんど調査と推理だけで構成されています。
 
 そうして、ラスト40ページほどで一気に意外な展開になるわけですが、伏線も張られていて予想もできますが、この結末は通常許されないものではないでしょうか。前半は正に推理だけで伏線も何もないので本格ものとも言えません。

 ちなみに、本書は著者の盟友バークリーに捧げたものとされていますが、二人はたいした友人ではなかったようで、バークリーはこれに対して「推理の興味だけで読ませる推理小説は「毒入りチョコレート事件」で既に私は試みた。もはやそういった推理小説は時代遅れだ。」といった台詞を吐いた模様。確かにその後バークリーは「第二の銃声」やアイルズ名義で「殺意」など時代に応じた作品を発表しています。




白鳥の歌 (世界探偵小説全集)
販売元: 国書刊行会

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ミステリ云々の前に物語としてとても光っていると感じた。3組の男女の恋物語を縦糸に、本格ミステリの横糸を編みこんだというか。なので普通に話を読み進めていっても面白い。
もちろん密室トリックや伏線の絡ませ方も一級品。まあちょっと密室トリックが分かりにくいってのもあるけど、第二の殺人に関する伏線、道具の使い方、そしてその皮肉さと素晴らしかった。あとは相変わらずのユーモアとスラプスティック。面白かった。




空のオベリスト 世界探偵小説全集(21)
販売元: 国書刊行会

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高名な医者のもとへ届けられた殺人を予告する手紙。そこには日時も書かれていたが、その時間には緊急の手術のために飛行機で移動していなければならない。相談を受けたニューヨーク市警のロード警部は、あらゆる事態に備えて万全ともいえる体制で警護にあたったが、その目の前で事件がおきてしまう。空飛ぶ飛行機の中での殺人、果たして犯人は?

空を飛んでいる飛行機の中という特殊な状況での殺人という設定もおもしろいし、犯人も自然と乗客と乗務員とにしぼられてくるわけで、その容疑者たちと探偵役ロード警部との会話も迫力がありスリルに満ちています。
また、巻末には手がかり索引がついていて、犯人を指し示す個所を一つ一つ挙げていってあります。こういったフェアプレー精神というかこだわりというか遊び心というかは、大好きです。一度読み終えた後、この手がかり索引をもとしながらに読み返すのも一興。くれぐれもこの索引を先に読んだりしないように!




見えない凶器 世界探偵小説全集(7)
販売元: 国書刊行会

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英国の探偵小説黄金時代の巨匠の代表的作品の初訳。巻末の解説によると近年海外では再評価著しい作家との事。まず読み終わってみての感想は良くできた本格ミステリであるという事。個人的には日本では名のみ知られていても翻訳されてる長編は三作品のみとお寒い状況で、しかも唯一の入手できた『プレード街の殺人』の印象薄な作品から、多作で殆どが退屈な作品の作家という早計な評論家誤った評価を鵜呑みにしていただけに、良い意味で期待を裏切ってくれた。密室での殺害トリックはさすがに今日では使い古され風化しているが、さりげない伏線と一見関係のない隣人同士の死をつなぐ環は何か?意外な犯人と本格ミステリ好きを満足させてくれる作品である。




魔法人形 世界探偵小説全集 4
販売元: 国書刊行会

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ミステリーの定石から外れてるような箇所が何カ所かありましたが、それも許せてしまうくらいのスリルいっぱいの作品でした。
私は大体の場合、ミステリーの半分くらい読んだところで犯人が分かってしまうのですが、この作品は分かりませんでした。と言うか、「犯人は誰だろう?」なんて考えるヒマがないくらい、グイグイと読み手を引き込んで行く作品です。読んで損なしですよ。なお、最後に、どんでん返しがありますので、お楽しみに。


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