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和書 467252 (247)



セリーヌの作品〈第11巻〉死体派
販売元: 国書刊行会

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セリーヌの作品〈第13巻〉リゴドン
販売元: 国書刊行会

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セリーヌの作品〈第9巻〉北 下巻
販売元: 国書刊行会

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セリーヌの作品〈第5巻〉またの日の夢物語
販売元: 国書刊行会

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七つのダダ宣言とその周辺
販売元: 土曜美術社

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夜毎の夢に (芹沢光治良文学館)
販売元: 新潮社

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幸福の鏡 (芹沢光治良文学館)
販売元: 新潮社

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愛と知と悲しみと (芹沢光治良文学館)
販売元: 新潮社

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教祖様 (芹沢光治良文学館)
販売元: 新潮社

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農夫の妻みきが、夫、息子と自分自身の原因不明の体の痛みのために加持祈祷を頼むことになり、自ら加持台(神が降りてくる台)となる。だが、加持台となったみきの口から出たのは、誰も予想していなかった言葉だった。
「元の神である。実の神である。みきの心をみすまして、世界の人を救けるために天降った。この屋敷、親子もろとも、神の社にもらいうけたい・・・・・・返答せよ」
 みきは、神の命ずるままに、苦しむ人々に施し、富裕であった中山家の財産はどんどんと減っていった。人々はみきに狐がついたと思い、親戚は離れ、長男の結婚は破綻する。
 作者は次のように書いている。この言葉のままかどうかはわからないが、みきが考えていたことの本質はこうだろう。
 これから十年間は貧のどん底におちなければならないと、神様はおせきこみです。それも、私の心がたかぶっているから、貧におちなければ、人さんを救いあげられないからでしょう。貧はつらいもの、悲しいものだけれど、その貧におちなければ、私は心貧しい人になれないでしょう。
 みきの言葉に素直に耳を傾ける人々が現れたのは、神下りの実に二十五年後である。
みきの過酷な試練を考えると、悟りを得てから約20年乞食行をした大燈国師 の修練もはるかに苦労のないことに思えてしまう。家族と共に貧しさに入り、人々の疑いの目の中で、食べるものがない状況でも施すという生活は、最も峻烈な禅の修業でさえ、その足元にも及び得ないものではないだろうか。
 みきの口から出た神の言葉は、常人の域を遥かに超えて崇高である。ハンセン氏病の人の膿をなめて癒したというような逸話が数多くある。また、みきは七十五歳のときに、七十五日間の断食を行っている。既成の宗教の中で出現した人であれば、聖フランシスコや良寛のように、世の中で広く尊敬を集めたに違いない。しかも、この二人を越えた人であったのではないだろうか。




短篇集 明日を逐うて (芹沢光治良文学館)
販売元: 新潮社

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