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和書 467252 (374)



深沢七郎集〈6〉
販売元: 筑摩書房

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深沢七郎集〈第10巻〉
販売元: 筑摩書房

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深沢七郎集〈第1巻〉
販売元: 筑摩書房

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創作の初期の段階は往々にして他の作家の影響が匂い、悪く言うなら鼻につくわけですが、この希代の作家は、そうではなく、後々の大きな作品へと花開く独自の萌芽をその初期作品から孕んでいます。

音楽的な要素、構成、登場人物らの価値観の揺れが生む筋の思わぬ展開、わかりやすい文章、心理描写に多くの紙面を割くことなくどんどん展開する物語り、しかし、それでいて嗚咽をもよおさせるほどの感情を引き起す語り口・・

寝転んで読んでいて、いつの間にか眠るどころか、肩ひじ付いて身を起こして読んでいる自分に驚かされます。

『楢山節考』『笛吹川』と言った代表作だけを読んで足れりとするには本当にモッタイナイ作家であると今感じております。




深沢七郎集〈第2巻〉
販売元: 筑摩書房

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「ろまんさ」「東京のプリンスたち」:若い人、また若い人たちをあつかった青春群像ともよぶべきものです。時代背景の違いはもちろんありますが、今日でも若い人の基本的な心情は変わらないのではないかと思います。「たむろする」わかい人の心情をわたくしはよくわからないのですが、少しわかったような気がいたします。

「千秋楽」:若い売り出しはじめたコメディアンが師匠の代わりに大きな劇場に出演するようになり、そこの小さな楽屋で共になった芸人たちとの交流、メインの出し物に出演する「はだか」の女たちや師匠夫人とのやりとりが記されています。深沢氏の実際の経験が土台になっているのでしょう。ステージで生きる人々の嫉妬やらなにやら伝わってまいります。

古い作品ですが古さを感じさせないところがすばらしく思います。ちょうど野間宏の『青年の環』を読み始めたのですが、文体にしろ描かれている世界にしろ、そこに古さを強く感じてしまいます。『青年の環』はウルトラ長編小説で、当時の世相、文化、もろもろが、これでもかこれでもかと詳述されているからということもあるのでしょうが・・こちらはほどよい長さで纏まっているからということもあるのでしょうが・・、深沢の作品の方が読みやすく、より読み継がれていくように思います。







深沢七郎集〈第3巻〉
販売元: 筑摩書房

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『笛吹川』も『甲州子守唄』も深沢七郎の地元が舞台です。時は、前者が戦国時代、後者が大東亜戦争前後です。

『笛吹川』:当作品をはじめて読んだ時は『楢山節考』をはじめて読んだ時とはまた違う驚きをおぼえました。長編作品のストーリーテラーとしての凄さを著者に感じました。こうまで主人公とおぼしき人物の立て続けに死ぬ作品は、わたくしにとってはじめてでした。たたただもう驚きました。それでも(聞くところによりますと)まだこの作品あたりまでは古参作家の武田泰淳に、作品の出来について感想をもとめ、お伺いをたてていたようです。この作品を見せた時、古参作家は「もうわたしに見せなくてもいいでしょう・・」と新人に述べたそうです。(わたくしが思うに)古参作家は脂汗を額に浮かべつつ言葉を発せざるを得なかったのではないかと思われます。

『甲州子守唄』:『笛吹川』が命の無常であることを主人公であるとするなら、こちらはお金の無常であることを主人公とするような作品です。

作品の内容をチョッと種明かししてしまいましたが、アラスジをしっかり聞いたとしても、感動の薄れるような脆弱な作品ではありません。

どうぞご覧くださいませ。




深沢七郎集〈第4巻〉
販売元: 筑摩書房

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『庶民列伝』

《理性や合理性で世の中が動くと思ったら大間違いなのである》ということをよおく教えてくれる小説群です。

「庶民、庶民」とよく使われることばでありますが、「果たして『庶民』の実体(態)とはどのようなものなのだろうか」と誰もが思うはずです。

この作品群には「ハイ、コレですよ」と深沢先生の解答が示されています。

ガリレオになった心地で作品をモノされたかどうかは不明ですが・・味のある短編群であることはまちがいありません。

『盆栽老人とその周辺』

著者が実際に経験したことなのでしょう。「お金持ちの小説家が移転してきた・・」とその土地の人々はカッテに思ったのでしょう。

そのカッテな思惑の中、移り住んだ土地の人々との間で生じた盆栽をめぐるチョッとした事件が取り上げられてまいります。土地の祭りのこと、選挙のこと、盆栽の会をつくることなどなど・・

『庶民列伝』の実体験版といえそうな作品です。

「やはりどう考えても、世間は、理性と合理性では回っていないのだよ。なにせ『庶民』が動かしてるんだモン」と言わざるを得なくなる作品です。




深沢七郎集〈第5巻〉小説5
販売元: 筑摩書房

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深沢七郎集〈第7巻〉
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深沢七郎集〈第8巻〉
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深沢七郎集〈第9巻〉
販売元: 筑摩書房

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