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和書 467254 (29)



お気に召すまま (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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シェイクスピアの時代には女優というものがなく、舞台に登場する女性はすべて少年によって演じられた。ポーシャ(ヴェニスの商人)やヴァイオラ(十二夜)など、シェイクスピアの戯曲では男装する女性も少なくないが、これは単純に、上のような制約があった結果なのかもしれない。だがこの、少年の演じる女性による男装、というのは、とても興味深い。現在の舞台では、女性が男装し、しかもそのことに登場人物の誰も気づかない、などという約束事は成立しない。だが、この男装の麗人という両性具有の妖しい魅力は、モーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビーノや、宝塚の男役を例に出すまでもなく明らかだろう。

「お気に召すまま」ではこの関係が特に複雑で、1 男である少年が、2 ロザリンドという女性を演じ、3 男装してギャニミードを名乗り、4 <恋愛ごっこ>のロザリンドを演じる、となる。ーーこれはいったいどんな舞台だったのか? 
妙にリアリズムばかり追い求めた結果、私たち現代人は演劇を楽しむための重要な何かを失ってしまったのかもしれない。




お金は宇宙から降ってくる
販売元: 中経出版

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三鷹光器は望遠鏡で日本では有名だ。
北海道では三鷹以外の望遠鏡は作動しないとまで言われるほどだ。
この三鷹のカメラがスペースシャトルにも搭載されている。
従業員30人の小さな町工場のユニークな社長のものづくり。
ただただ利用者の立場でものを作る。最後に書いてある太陽光だけで
発電やゴミ焼却を行うシステムがこの会社で完成すればどの町にも
三鷹の機械が行き渡るのかもしれない。
人が必要とするから作る頭が下がる思いだ。




かくも永き片恋の物語―三島由紀夫のフラクタル宇宙
販売元: 未知谷

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1970年11月25日に三島由紀夫が起こした事件は今も語り草だ。同じ日付に脱稿された四部作の夢と転生の物語「豊饒の海」は、今秋(2005年)第一巻「春の雪」が映画化されるはこびだが、全巻通しての物語を評論したものは意外と少ない。タイトルは長ったらしいが、同書は「豊饒の海」が文字通り「かくも永き片恋」の三島の物語なのだとしており、その論理、検証は精緻だ。
三島はかつて物理学でいう反陽子のような、全く別世界の対称的存在になりたいと言っていたことがある。それは同書では絵の中の人物が現実世界に手を出してくるトリックアートという形で表現している。
この四部作はさしずめ「別世界」にいる各部の主人公、清顕、勲、月光姫、そして透を見届ける認識者本多(=三島)の物語であり、故に転生の主人公たちは実在しないか偽者だったというのだ。そのことはこの長編の末尾の、門跡となったかつての清顕の恋人聡子が清顕という人を知らないというどんでん返しとも整合するのだ。このくだりは一般には、聡子が唯識の悟りの境地に達したため過去を否定したと解釈されているが、著者はにべもなく否定する。「本当に知らなかった」だけだと。
夢と転生の物語という触れ込みに嘘偽りなく、本多の夢と転生(かくありたい自分)の物語なのだ。
そしてこの本もどんでん返しが用意され、片恋の通り、聡子に恋して80歳になるまで行動に踏み切れなかった本多の見果てぬ青春の物語はあの最後の寂漠を極めた「夏の庭」(実はこれがキーワード)で成就される。
本多は自ら築いた「別世界」の物語を完膚なきまでに否定された時、現実の恋は成就する。三島もまた市谷での演説(=物語)を完膚なきまでに否定されて自らの物語を成就する。
重層的な二重性の三島由紀夫の物語に挑戦した好著である。フラクタルには数学的概念のみならず夢、取り分け見果てぬ夢のメタファーとしても使われているようだ。




かくも長い時にわたって
販売元: 筑摩書房

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かくれみの街道をゆく―正岡子規の房総旅行
販売元: 崙書房出版

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かしこ 一葉―『通俗書簡文』を読む
販売元: 筑摩書房

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恥ずかしい話だけれど、気になりながらお札になるという話を聞くまで、樋口一葉は遠い存在でした。最初に読んだのが森まゆみさんの『一葉の四季』。この本で自分が思っていた一葉イメージが間違っていたことを知りました。ここから惹かれて一葉の小説を読み、ついでこの本に出会いました。よい案内役を得て、すっかり一葉に夢中になっています。当時の人々の心遣いや、町の景色、匂いが伝わってきます。森さんのおしゃべりは軽快ななかにも奥行きがあり、ああそうなんだと思うことしきりです。もっともっと読みたくなりました。




かなり不揃いの起業家たち―熱い思いから寒いネタまでホンネ満載の自作メッセージ集
販売元: アリーフ一葉舎

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あたたかくて、人当たりが良くて、レスポンスが早くて、サービス精神が旺盛な「社長さん」。「社長さん」は、いかにして「社長さんという人柄」になったのか?その秘密を知りたいかたに、この本をオススメします。この本は、「社長さん」たちが、起業にまつわる悲喜こもごもを

オムニバス形式で綴られたものです。拝見しているだけで、「元気」をいっぱいいただけます。また、既に起業されているかたも、「会社を広げるとき」の「ヒント」を、この本からいただけることでしょう。




かれら (1973年) (海外純文学シリーズ〈7-8〉)
販売元: 角川書店

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ききわけの悪い経営者が成功する
販売元: 毎日新聞社

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せっかくのインタビューを生かしきっていない。タイトルのに引きずられすぎているように思える。




きっと「イエス」と言ってもらえる――脳性まひのビル・ポーターはトップセールスマン
販売元: 草思社

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ビル・ポーター氏の仕事に対する態度に脱帽です。
一度、二度、お客さんに「ノー」と言われれば、普通はあきらめてしまいますが、ビル・ポーター氏は脳性麻痺で自由がきかない体で、何ヶ月、何年も「ノー」と言われ続けても、再訪を繰り返し「イエス」の契約を取ってきます。
営業のノウハウ本は多数出版されていますが、営業の基本は、この本一冊に集約されていると思います。
星が一つ足りない理由は、ビル・ポーター氏の生の声がほとんど掲載されていません。残念です。シェリー・ブレイディ氏の回想録に終わってしまっている点です。



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