和書 467254 (108)
石の来歴
販売元: 文藝春秋
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割と芥川賞受賞作は苦手な方だが、これは面白かった。最近の奥泉作品からは想像もできない硬派な文体と内容。戦争中の記憶に苦しめられる男が主人公だが、不思議と重くはなく、読んだ後に考えさせられはするが、暗く落ち込むということはない。同じ体験をした方は、また感想が違うかもしれないが、我々高度成長期に生まれた人間に「その当時のことをわかれ」という押しつけがましさがなく、読んで損はないと思う。
石川淳・坂口安吾 (日本文学研究資料叢書)
販売元: 有精堂出版
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石川啄木 (カラーブックス 341 名作の旅 7)
販売元: 保育社
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石川啄木 (新日本新書 49)
販売元: 新日本出版社
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石川啄木 (センチュリーブックス 人と作品 5)
販売元: 清水書院
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石川啄木伝
販売元: 筑摩書房
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石川啄木論 (日本の近代作家 2)
販売元: 塙書房
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石川啄木―天才の自己形成 (講談社現代新書 578)
販売元: 講談社
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啄木は,4人兄弟の唯一の男子として,母親に甘やかされ,家庭内では暴君のようにして振舞っていた。家庭を出ても,無為徒食で借金を重ね,あるとき,帰郷旅費がないからと言って生活に余裕があるわけでもない与謝野晶子から15円を借りた挙句,その金でバイオリンの糸を買って「節子(妻)へのお土産です」と晶子に見せるなどしていた。
まったくもって,あきれ果てた俗物である。その俗物が,「心よく我に働く仕事あれそれを仕遂げて死なむと思ふ」「故郷の訛なつかし停車場の人込みの中にそを聞きに行く」などといった,我々の日常生活の心理的実感に非常に近い平易な歌を作れたのはなぜか。
筆者は,人間としての啄木のいやらしさ,俗物性を詳しく取り上げながら,他方で,そうした俗物がなぜこれほど心に響く歌を作ることができたのかを詳しく論じており,なるほどと納得させられた。
石川啄木 (短歌シリーズ・人と作品 10)
販売元: おうふう
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石川啄木望郷伝説 増補・新版 (松本健一伝説シリーズ 3) (松本健一伝説シリーズ 3)
販売元: 勁草書房
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