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和書 467254 (128)



偉大なる落伍者坂口安吾 (1972年)
販売元: 社会思想社

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一握の砂―啄木短歌の世界 (SEKAISHISO SEMINAR)
販売元: 世界思想社

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一握の砂・悲しき玩具―他 石川啄木歌集 (1952年)
販売元: 新潮社

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一葉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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【いとおしいー】この書き出しから、読者の心を惹き付け放さない。
続く一文は、初冬の夕暮れのひととき、すえたような黴の匂い、鬢付け油のしみ込んだ夜具の肌ざわり、薬湯の苦さに血痰のぬめり、どれもこれも【いとおしい】と続く冒頭は、薄命の閨秀作家へ思い入れの深さでもある。
志半ば二十五歳にして、肺結核・窮乏のうちに血にまみれ悶え死ぬ一葉樋口夏子の生涯を活写したのがこの小説一葉伝である。
「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」の名作をはじめ二十数編の小説、文学的に高く評価される日記、四千首を越える短歌を残し逝きて百十余年が経つ。解説・研究は限りなくあるが、小説仕立ては数少ない。どのページを開いても、苦悩する一葉に迫っている。息づく一葉の実像に会える。
ここでは、とこしえに眠りにつく末期のシーンのみを抜き出しておきたい。
「邦……ちゃん」
「なに?」
「池……」
「池が見たいのね」
邦子が枕の位置を少し変えてやる。
その時、猛然と睡魔が襲ってきた。
邦子が夏子の躰を揺する。本を読んでとせがんだ、幼い頃のように。邦子、駄目、揺すらないで、眠いの。このまま眠らせて、夏子は、そう言いたかった。が、声が出ない、ただ、眠りたかった。母さま、邦子、ごめんなさい。もう、眠らせて……夏子は、口元にかすかに微笑を浮べて、深い眠りについた。






一葉に逢いたくて―檜細工、針穴写真で甦る樋口一葉の世界
販売元: 河出書房新社

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一葉の憶ひ出 (近代作家研究叢書 42)
販売元: 日本図書センター

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一葉
販売元: 講談社

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一葉以後の女性表現―文体・メディア・ジェンダー
販売元: 翰林書房

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一葉からはじめる東京町歩き
販売元: 実業之日本社

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 なぜ「一葉からはじめる」のかを問うのは、野暮というものだろう。他の誰を持ってきても、異存があるかもしれないが、この人にはその心配ははないであろう。
 夭折の天才作家・一葉を偲ぶ下町竜泉寺界隈の散歩。16ヶ所の引っ越し記録を頼りにいくつかを回ってみるのもいいかもしれない。
 貴重な森林太郎立案「東京方眼図」(明治42年製)が綴じ込みになってのはありがたい。これは、単なる東京地図ではなく、地名や町名の索引が裏面に付いている。鴎外の名作「青年」 の文中小泉純一(郎はない)が「おや、これが鴎村の家だな」と言うのは団子坂上の観潮楼である。索引は次のように記している。
 ダンゴザカ 団子坂 駒込千駄木町(地図に記載なし、現文京区千駄木)それにしても鴎外の「青年」や「雁」の主人公、漱石の小説に出て来る登場人物もぶらぶらとよく散歩する。一葉のような「生きるために必要な町歩きではない」
 著者は文芸好きの人で「散歩をするように」気ままに文学の世界を想像しながら楽しんで歩いている。実際に東京文学散歩するに越したことはないが、本書をひもとくだけでも散歩した気分にさせてくれる。




一葉語録 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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