和書 467254 (149)
郷愁の詩人 与謝蕪村 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店
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蕪村の原色の世界と芭蕉の墨一色の世界。この二人をうまく対比させることでそれぞれの持ち味がうまく説明されていると思いました。
リア王 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店
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精神的にも肉体的にも残酷な物語である。
王と娘たちの物語と平行して、臣下の伯爵と息子の物語が絡んで来て深みを感じる構成だ。さらに日本だと相当するものがない道化の存在が面白い。王の発言を混ぜっ返したり、揚げ足を取ったりと善意と悪意をくるくる入れ替えるような自由な存在である。
姉二人の豹変ぶりと言えばあまりにもひどく、ほとんどマクベス夫人である。末娘の気持ちも結局は活かされない形で終わる救いようの無い物語で、心ある臣下達に再度王に擁立されることを示唆して終わる最後のシーンもまったく救いにはならない。
物語を語る単調なドラマではなく、いわゆる「ボケ」「突っ込み」などが溢れる喜劇的なやりとりの中に、真情を吐露する独白が混じったり、セリフに文化的な教養や時事性、痛烈な皮肉があるのには驚いた。さらにセリフに溢れる罵詈雑言、猥雑さに驚き、「ライブ総合芸能」としての演劇のエネルギーというかエンターテイメント性に感心した。実際には衣装、舞台装置や照明、そして客の反応を見るような間が演出されたりするのだろうが、あまり馴染みがなかった「演劇」にがぜん興味が湧いてくる。
対訳 キーツ詩集―イギリス詩人選〈10〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店
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海外の詩には、小説のように物語を伝えるもの・宗教的なもの・そして感情を伝えるものなど色々な種類がある。
感情を伝える詩が西洋で特に書かれたのは日本語の“ロマン”という言葉(ロマンチックとか)の本家?の18-19世紀“ロマン”roman詩人たちの時代で、
日本で「詩」というと、感情を伝えるものを連想するけど、この時代に西洋から輸入されたロマン詩人たちの詩の影響が大きいのです。
そのロマン詩人たちの代表格の一人がこのキーツで、
天才詩人でありながら(ゆえに?)26歳で短い生涯を終えました。
が、彼が創作した場所などは本国で伝説になったりして。
彼の詩の特徴は美麗で絵画的であることで、
ロマン詩の豊かな感情表現にのせて色とりどりの風景が展開されていきます。
日本の詩にも近いから、私達には馴染みやすいかもしれないですね!
対訳 シェイクスピア詩集―イギリス詩人選〈1〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店
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彼の驚くべく表現は当時の世俗的社会と近代の殺伐とした時代にも通用していることである。
ボードレール 他五篇 (岩波文庫―ベンヤミンの仕事)
販売元: 岩波書店
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ベンヤミンの仕事を初めて目にしたのは、岩波文庫版「ボードレール」だった。新しいボードレール論集の一つかとページを繰り始めた瞬間。
ぼくは瞠目した。
「フランツ・カフカ」論の冒頭、「ポチョムキン」の章。
宰相官邸の薄暗い控えの間、奥の寝室に閉じこもったままの周期的鬱病の宰相ポチョムキン、彼から決裁を貰えず右往左往する高官達。
この膠着的場面に現れた下っぱ役人のシュブァルキン。彼の横断的行動は、固く閉ざされた扉を抜け、奥の間から決裁を持ち帰ることに成功するが、その書類には、すべてシュバァルキンと記されていたのだ。
幻か、嘘か、真実か。この眩暈のような物語は、ベンヤミンが言うように、カフカの作品より200年先立って駆けていくのだろう。
ぼく!は瞬時に、歴史的寓話のように汲み上げられたカフカの世界に連れ去られてしまったのだ。
これが「新しい天使」との最初の出逢いだった。
ジョージ・オーウェル―ひとつの生き方〈上〉 (岩波モダンクラシックス)
販売元: 岩波書店
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ジョージ・オーウェル―ひとつの生き方〈下〉 (岩波モダンクラシックス)
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テクストの読み方と教え方―ヘミングウェイ・SF・現代思想 (岩波モダンクラシックス)
販売元: 岩波書店
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岩波文庫をめぐる文豪秘話―漱石・鴎外・茂吉・露伴・寅彦 (1964年)
販売元: 出版ニュース社
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岩波文庫をめぐる文豪秘話―漱石・鴎外・茂吉・露伴・寅彦 (1965年)
販売元: 出版ニュース社
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