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和書 467254 (216)



堤義明 バブル経営の誤算―世界一の金持ちが困っている (カッパ・ビジネス)
販売元: 光文社

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闊歩する漱石
販売元: 講談社

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丸谷才一の「闊歩する漱石」は軽く見えて情報が詰まっている評論集です。坊つちやん、三四郎、吾輩は猫である、という三つの小説から端を発して、英文学・小説論と古典の技法にいたる論考で飽きないのです。たとえば、坊つちやんにおける「綽名のものづくし=エヌメラチオ方法論」という視点で論じたのは痛快です。「義経千本桜」や「国姓爺合戦」の貝づくし、魚づくしとの関連(連想)、太平記の道行き、閑吟集の「鳴子」の「引くものづくし」への論考など、博学傍証、びっくり箱のように出てくる引用がすさまじく、これだけでも価値がある。それに加えて、丸谷の「忠臣蔵とはなにか」で祝祭論が必然的に出てきたような、「目に見えているはずのものから、驚くべき結論が引き出される」というプロセスがひどく楽しい。

フィールディングのトム・ジョーンズ、スターンのトリストラム・シャンディ、ジェロームのボートの三人男、それにスイフトのガリヴァー旅行記における古典的な19世紀の様式に共通に含まれる「観察による諷刺」が、実はギリシャ風刺文学、メニッペアだったというのもまた大変な分析です。

メニッペアというのは、セルバンテスの「模範小説集」の中の「犬の会話」などにみられる、「あらゆる既成の権威に対して小馬鹿にした態度を取ること」というものですが、こういう切り口で「小説の社会的な態様」を評価する、といった、本来の意味での文体論は、「評論は発見である」という事実をあらためて認識させてくれました。

漱石と、ケンブリッジの若き聖職者、フランシス・コヴェントリが1751年に発表した「ちび犬ポンペイ物語、あるいは、ある愛玩犬の生活と冒険」の方法論(=犬が見聞する英国社会の実相とユーモアという視点)との比較は、英文学に詳しい人なら常識なのでしょうが、大変に目新しいものでした。




闊歩する漱石 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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勝つ経営 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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ソニー・ホンダ・フジフイルムの社長へのインタビュー。
ルールデストロイヤー、複雑系の経営という出井社長。クリーンアンドフェアのフジフイルム。スモールイズスマートというホンダ。
良い企業のトップはチャレンジ精神が強く、経営仲間の話よりマーケットに目を向けている。

社会に迷惑をかけない、社会に貢献する、という独自の経営観を持っている。競争戦略と成長戦略。カリスマ経営者の後の集団指導体制に移して成功した企業でもある。
おもしろい。




幸せの種を蒔き、人を育てる (活学叢書)
販売元: 致知出版社

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活学の達人―本田宗一郎との対話
販売元: 丸善

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活力ある党建設を
販売元: 新日本出版社

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加藤一雄の墓―アナクロニスムのポスト・モダン
販売元: 筑摩書房

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加藤清正〈3〉昇龍の巻(上) (人物文庫)
販売元: 学陽書房

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加藤清正〈4〉昇龍の巻(下) (人物文庫)
販売元: 学陽書房

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