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和書 467254 (228)



カフカ初期作品論集
販売元: 同学社

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カフカの書いたものって未だによくわからない。わからないからこそ魅力があるんだけど、でもいつもわかりたいって気持ちを呼び起こす。この本はカフカの『ある戦いの記述』から『判決』『変身』までの作品に関する論文を集めたもの。『観察』『判決』『変身』については複数の論文が収められていて、比較することができる。それにしてもいろんな解釈があるものだ。これで少しはカフカがわかったと思えるかも。




カフカとキルケゴール -新装版-
販売元: オンブック

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カフカとの対話 増補版―手記と追想 (筑摩叢書 17)
販売元: 筑摩書房

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カフカの解読―徹底討議カフカシンポジウム
販売元: 駸々堂出版

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カフカ 罪と罰
販売元: 松籟社

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カフカ内なる法廷―『審判』論
販売元: 松籟社

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カフカ、映画に行く
販売元: みすず書房

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カフカ・エッセイ―カフカをめぐる七つの試み
販売元: 平凡社

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 まず書いておきたいのは、この書物がとても美しいということだ。──数葉の写真とカフカの筆跡やデッサンが随所にちりばめられ、杉浦康平さんのブックデザインで装丁された、所有することへの欲求をかきたて、読まずともただ眺めているだけでなにかしら満たされた思いにひたることさえできそうな本書には、「カフカのアクチュアリティ」として二編、「多面体としてのカフカ」として五編、計七編のエッセイが収められている。

 ユダヤ神秘主義をもって「カフカ解釈というあの屍るいるいの戦場あと」(16頁)に新たな屍をさらしたショーレムとの往復書簡をふりだしに、天才作家と天才批評家との運命的な出会い(?)が生んだベンヤミンの二つのカフカ・エッセイ──そこには、「〈裏がえしの神学〉をもち続けて歴史的唯物論を動かす、すなわち、生けるカフカをもってマルクスを動かすというきわめて遠大な戦略が抱懐されていた」(68頁)──を詳細に論じ、そのベンヤミンの本歌取りのおもむきをもつアドルノのカフカ・エッセイ、そして、アドルノのエッセイとの対応関係が見られるドゥルーズ=ガタリのカフカ・エッセイ──「…何よりもドゥルーズにとってカフカの生とは一つの戦略となしうるものだったのだ。このカフカイストの戦い方は、確かにマゾヒストの戦い方に近いのではあるが…」(126頁)──へと、しだいに加速しながら叙述が進む第一部。

 第二部では、眼の人カフカと触覚の人ベンヤミンの対比にはじまり、カフカの言う「音楽」が「食物」や「断食」のイメージとからみ合うものであったことを確認し、ともかく、この電話線から聞こえてくる音楽[『城』第二章で、Kが助手たちに城に接なげせた電話口から聞こえてきたざわめきの音──引用者註]は、哀れな聴覚よりももっと深いところにしみ入ることを求めているかのようであった。カフカはそうしや「曰く言いがたいもの」を〈音楽〉という言い方で言っているのだ」(257頁)と結ばれる「カフカの「非音楽性」」がいい。




カフカ解読 (新潮選書)
販売元: 新潮社

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カフカ家の人々―一族の生活とカフカの作品
販売元: 法政大学出版局

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