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和書 467254 (386)



フェニックスの弔鐘 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

うーん…この作品、ミステリといって良いのかどうか悩む。「謎を中心に物語が進展する」のがミステリと定義するのならば、広義の意味でミステリになるのかも知れないが、いわゆるトリックだとか、アリバイだとかと言うものを中心とするものとは一線を画する。むしろ、東西冷戦を背景としたスパイ小説と言った趣だろうか。
この作品、1990年の作品だが、アメリカで新保守主義が台頭していた数年前であれば舞台として不適切であるし、また、遅くてもダメだった。翌年にはソ連そのものが崩壊してしまったのだから。東西冷戦が終結に向かい、一方でその現状に対する不安感、反発が存在していたという時代を感じさせる作品と言えよう。「現代史を題材にしながら歴史に裏切られ、傷つけられた作品」という文庫あとがきにある著者の言葉は強く感じるし、その一方で、強く時代を反映したものであると思う。ソ連崩壊から15年近く経ち、東西冷戦も過去の歴史になりつつある現在では余計に、だ。
もっとも、その一方で現代にも通ずる分析が各所にあるのも確かだ。テロによって高まり、反撃を求める人々の愛国心であるとかの描写は、2001年の同時多発テロ後のアメリカの様子と見事に一致する。また、アメリカに根強く残る聖書原理主義であるとかも同様だ。そういう部分的なところでのリアリズムは健在だろう。
作品そのものとして見るなら、様々な場面が同時多発的に展開していくため、それぞれの事情がわからない序盤はやや混乱するかも知れない。また、日本が舞台ではない、というところも、地理的な感覚などが少し掴み辛いかも知れない。ただ、それはある程度までで、中盤まで行けば全く問題ないだろう。
時代を感じてしまうのは確かだが、だからこそ、当時の空気に触れてみるのも良いかもしれない。




深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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体ががっしりして古武士のような風貌の笑兵衛と、立居振舞に品があり転がるような声で笑うお捨。
主人公の二人は、およそ木戸番には似つかわしくない、いわくあり気な老夫婦(今でいえば中年夫婦)として話が進展し、その素性は最終章で明かされる。

木戸番小屋に出入りする様々な人物にも個性があり、夫婦を中心としたホームドラマのような感じで作品としては楽しめるのだが、
いまいち読書に乗り切れないのは、文章に馴染めないからだろうか。

文中で現実と回想の区別がつきにくく、話が突然どこかに飛んでいるような箇所があって、文脈のつながりが判りづらい。
また、やけに遠回しな例えや、説明不足で文意が読み取れない部分がある。
そのような訳で、読書を止めてしばし考えなければならないことが多くて、どうしても作品にのめり込めなかった。
私に読解力がないだけ?




放課後 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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乱歩賞を受賞できたのでしょう。前年には魔球で最終予選まで残ってますしね。
はっきり言って、文章、トリックともに甘いです。
特に心張り棒のトリックは代替え品など必要ないでしょう。
構成は破綻がなく、主人公の心情もクールに書かれています。
それだけでも見事なものです。




本田宗一郎の真実―不況知らずのホンダを創った男 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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はっきり言って駄作でしょう。
本田ブームに乗って、意外性のある文章を書こう!って雰囲気が漂っています。
全ての論拠が希薄だし。
「実はこんな事実があった!」って書いておいて、その話しの出所は?

と疑問を持って読み進むと、「本田技研の社員から」とか「藤沢 本田に近しい人間からの情報」などと曖昧な情報源。女性週刊誌のアイドルコラムと同レベル。
でも、この作家。。。。全部の本に関してそうなんだよな。




本田宗一郎の育てられ方 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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松下幸之助の人の育て方 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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マルクスその可能性の中心 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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燃えるだけ燃えよ―本田宗一郎との100時間 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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私がはじめて読んだ本田さんに関する本です。
彼は自分でもいくつか本を出されていますが、
彼を知るにはまずこの本がベストでしょう。
本の前半は、タイトルのとおり城山さんが密着取材した
100時間からはじまり、日常の人柄や考え方がうかがわれ、
本田さんとホンダの今(当時だけど)が書かれています。

後半が本田さんの歩んできた道。幼少時代から読むことで
本田さんを形成していったものがよくわかり、なんだか
自分にも勇気が湧いてきます。
これを読めばきっと本田さんが大好きになります。
ぜったいにいいから読んでみてください。




モーツァルトは子守唄を歌わない (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 ベートーヴェンがモーツァルトの死の謎を追う本書。
 虚構と現実の狭間を明るいタッチで読ませてくれます。
 ベートーヴェン達に親近感を覚えました。




吉川英治の世界 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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