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和書 467258 (266)



からみ学入門 (角川文庫 (5592))
販売元: 角川書店

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からんどりえ
販売元: 文芸社

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かるく一杯 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

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 田辺聖子は自分の創作よりも、誰かの作品について論じたもののほうが優れているように思う。つまり小説家としてよりも評伝を含む文芸評論、批評家としてのほうが優れている意外に知的な作家ということだ。
 この本でも『源氏物語』の女性を論じたところが印象深かった。若いときは紫の上が教条的な押し付けがましい型どおりの女性にみえてきらいだった。むしろ若いときは空蝉や大君といった知的女性に惹かれやすい。けれど少し年がいって紫の上が好ましくなったのは「紫式部は紫の上を通して女の典型を描きたかったのではないか」と思うようになったからとされている。理想とあがめたてるのではなく「女の典型」としている洞察にはっとさせられた。その経緯は分析しない。はっとさせられたものだから。
 こういう鋭さが瀬戸内寂聴を凌いでいるように思うのだが、作家としての格付けは田辺のほうがやや下がるのだろうか。それは理知より感性がものをいい、作家としてはやはり第一義の小説部門が弱いから?という気がする・・。
 この本には、他、日常のエッセイめいた文もあるが、読者の啓蒙をおそらくしつつ、曽野綾子とはちがいおしつける部分がなく目配りがきくのはさすが。




かるく一杯
販売元: 筑摩書房

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かわいいからだ (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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作家は「処女作に帰る」という言葉があるらしい。
第一作目が一番熱がこもっていて、
結局、そこに戻るべく作品を書いていく、と。

この本の著者である寺門さんにも同じことが言えると思います。
寺門さんのこの本が出た当時に飛びつき、
すぐ購入。
以来我が家のバイブルになっています。

(特に女性の)からだのこと、生理のこと、
食べ物のこと、いろいろなことが
東洋的な解釈で語られていて、とても面白く、
かつ納得できる本でした。

ほかにもたくさんの本が出ていますが、
結局はこの本に尽きるのでは?と思っています。

からだに何かちょっと ? がある方、
ぜひ読んでみてください。

しかも、文庫になって、値段もサイズもお手ごろだし、
オススメです。




かわいいものの本 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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126ページ全部が、銀色夏生さんが長い間集めたかわいいもののカラー写真。
それは小さな置物だったり、飴だったり、植物や家など。
日常で見逃していそうなものでも、こんなにたくさんかわいいものがあるんだ!と思わせてくれます。
この本を見ているだけで楽しいし、身の回りの可愛いもの探しがしたくなります。




かわいい子には旅をさせるな
販売元: 大和書房

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軽妙な語り口で、ぐいぐい引っぱってくれる鷺沢さんの筆力が心地よかったです。これだけ平明な言葉で書かれながら、時にドキッとさせられるような鋭い指摘もはさみつつ、あちらこちらに話は広がり、飽きません。
多くは鷺沢さんがやらかしてしまった、失敗談・ミステイクのあれこれを、おもしろおかしく披露してくれています。読みながら“本当にもう、鷺沢さん、ちょっと気をつけなあかんで・・・・・・”と、一人つっこんではアッと思い、「アタシが死んだら、イヌ、どうしよう・・・・・・。」という一文にウッと息を呑み、“なんでだよぅ・・・・・・”という気持ちをなだめつつ、読了しました。
旅先での失敗の数々、お酒の場でのエピソード、ワープロ、FAX、パソコンにまつわること、文化と言語に関する体験に基づいた見解等々、驚かされて笑わせてもらって、鷺沢ワールドを堪能しました。彼女が感じたこと、日々の暮らしの中で考えていたこと、あけっぴろげで、ちゃきちゃきっとした物言い、吹っ切れたかっこよさ、そういうものを感じ、四方八方に伸びていく鷺沢さんの感性に、普段自分では感じたり思ったりしないエリアを見せてもらって満足。ただね、何度もいうと鷺沢さんに怒られそうですが、“何をそんなに急ぎはったんや・・・・・・”というところに、還ってきてしまうのですよ、今はまだ。




かわいい自分には旅をさせろ
販売元: 講談社

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かわいい顔して… (角川文庫)
販売元: 角川書店

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いつもの酒井順子さん節がどうも出ていない。
というのも、前半は可愛い顔したモデル、芸能人、アナウンサーに
ついてするどく厳しく描写しているのだが、後半は、
著者の空想(私が芸能人だったらサッカー選手と付き合って
スクープされて、結婚会見では指輪をかざして・・・といった内容)が
えんえんとつづられていて、ちょっと現実味に欠けていたように思えた。
可愛くなりたい女の人におすすめ。女の裏側を知りたい男性は読まないほうが身のためかもしれませんね。




かわいくて、わがままな弟
販売元: 講談社

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目立ちたがり屋でちゃっかり者で、デュシェンヌ型の筋ジストロフィー患者である金澤正和さんが、周りの人たちの手を大いに煩わせながら、21年の人生をまっとうした記録。

そう書くとドラマチックな難病ものみたいだが、この本は違う。『五体不満足』や『1リットルの涙』とも違う。非常に日常的な目線で書かれている。なにしろ、著者は正和さんの実の姉、絵里子さんである。この本は正和さんが大学時代に書き残したエッセイがもとになっているが、なぜ姉の手による本になったのか、それはぜひ「あとがき」で確かめてほしい。

正和さんと二人三脚で生きた母・喜代(ひさよ)さんを含め「金澤家の愛情物語」といっていい。それは「私を正和の姉に生んでくれた母に感謝します」という巻頭の献辞が、すべてを物語っているだろう。

で、何がすばらしいかといえば、まず正和さんの人物像。「お楽しみパンツ」や「空振りうんち」を思いつくチャーミングなネーミング能力や、「障害者でトクしたよ」とか「よい子は重労働である」といったユニークな視点を持った、特別な人物である。

そして、文章がいい。絵里子さんの文章も、要所で引用される正和さんの文章も、うまい。そのうえ、入念なインタビューを材料にして、構成も練られているから、読みやすくてグイグイ引きこまれていく。そのなかにあって、第九章とエピローグにおける絵里子さんの文章は、その清浄さにおいて出色のエッセイになっている。

介護の問題に言及している点も注目だ。人を介護するには、介護者を介護する人が必要だ・・・・これは喜代さんの持論。正和くんの介護を21年間やり尽くした人の言葉だけにズシッと響く。正和くんが克明に記した38か条の「1日にしてもらうこと」は介護の手引きとして必読だと思う。

正和くんのお別れの会で、宗教学の教授が読んだ弔辞は、すべての筋ジス患者に捧げたい言葉だ。

それにしても、まーくん。私は君に会いたかったよ!



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