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和書 467260 (36)



全訳 笑府―中国笑話集〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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笑府 下―中国笑話集  岩波文庫 赤 32-2
販売元: 岩波書店

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古事記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 いわゆる現代の口語文ではないのですが、明治大正期の小説が読める方なら、問題なく読めると思います。わかりにくい表現には注釈も添えられているので、大きな問題はないでしょう。
 かえって、若年層向けの現代語訳で古事記を読むと面白くないだろうと思います。つまり子供向けには書けないような表現が多い。意外と直接的で、また、非常におおらかな神話だなあ、と興味深く読めてしまいます。




新訂 徒然草 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 徒然草の優れた点の一つはその言葉選びの正確さにある。過不足の無い表現は、それをなしえただけで立派な文学作品と呼ぶにふさわしいほどの品格を作品に与える。再読を重ねるに値する魅力を与える。それは正直な面構えをした高潔な文章体である。
 そしてそこから兼好は「づれづれなるままに」感じたこと、思ったことを書き綴ってゆくのだが、彼のスタンスはあくまで「私」と言う点を外れない。自分の肉体を外れて発言することは無い。故に、彼がかくかくすべきであると言うときでも、それを読んだわれわれの印象は、何か教条が掲げられたと言うよりも、兼好が私はそう信じる、と言っているように感じられるのである。
 卑しい啓蒙・啓発書が読者の不安・驕り・コンプレックスなどを煽りながら、それとなく自分の考え方に靡くように誘導するのに対し、徒然草を読んだとき、我々が向き合うのは正面をきって真顔を崩さない兼好という霊魂である。これを前にして読者は浮ついた表情を正さないでは居れない。この書物が読者を信じて書かれていると言うことに他ならない。

 読書の粋はこう言う点にあるのではないか。一読、いや、二読三読をお勧めしたい。




古今和歌集 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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正直に言って、はじめは「なんてタイクツな本なんだ!」と思っていました。
きらびやかでイメージが斬新な「新古今和歌集」に比べて、
古今和歌集の方は何ともまあイメージが貧困に思えて仕方がなかったのです。

しかし、この和歌集の魅力は、なんといっても「てにをは」の使い方、そのリズムにこそあるのだ、ということに気付いてからは、なめらかな言葉の「流れ」が、なんともまあ心地よいものに感じられるようになり、繰り返し詠むうちにヤミツキになってしまいました。

流れるような言葉のリズムという点では、「新古今」を大きく凌駕しています。

これからこの和歌集に親しまれる方、ちょっと読んで「なんてタイクツ!」と投げ出してしまうのはもったいないです!是非、気長〜に付き合ってみて下さい。

それでも「とっかかりがつかみにくいなぁ」という方は、大岡信さんの「四季の歌 恋の歌」、「紀貫之」、
佐々木隆さんの「古今和歌集入門 ことばと謎」を読まれると、この和歌集がグッと身近になりますよ!




土左日記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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紫式部日記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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この人の観察力はすばらしいものがある。当時の宮廷の諸事を記録的に書いているほか、実に冷徹に人物評価を行っている。ちなみに紫式部の評価では清少納言の評価はよくない。逆に和泉式部については高く評価している。彼女はそんなことも密かに書いていたんだね。
下級貴族の家族の生活の不安、地方で勢力を増し始めた武士、、、当時の女流日記にはいろいろなものが見えてくる。




枕草子 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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古典は得意で、古語辞典は真っ黒になるほど使いました。この本も高校生の時に辞書を片手に読みふけりました。はっきりと理解できない所もありますが、古典を現代語訳でなく、そのまま読むと作者の息づかいが聞こえてきます。何を見て何を感じて書いたのか、そんな感覚が伝わってきます。心の琴線に触れるような珠玉の名作だと実感できました。




更級日記 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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 日本の古典の中でも 詩情という点では別格な存在感を持っているのが本書だ。

 日記の書き手は 若い頃に関東から京都に行き そこで朝廷に仕え 結婚し そうして老いていく。ありふれた人生と言って良い。但し この作者が「夢見る文学少女」であった点が
この日記を誠に香しくしている。

 まだ若い頃に源氏物語を読み耽り「私もこんな人生を送りたい」と憧れる姿はミーハーと言って良い。しかし 現実は現実だ。やがて作者は「光源氏のような方は 実際にはいないのだ」と悟る。自分の人生が平凡である点に気がつく この場面は 読んでいて他人事ではない。

 そんなある一夜に 素敵な男性と 色々と物語の話をする場面が出てくる。このシーンは本当に美しく 作者がその思い出を抱いて 一生を過ごしたことが良くわかる。
 僕らにしても そんな自分なりの「思い出」は持っているものだ。それを思い出させる場面は 切ない。

 更級日記は現在でも なお 共感しながら読める青春小説である。若干の甘美さと 若干の苦味を帯びた傑作古典だ。




好色一代女 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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暉峻 康隆氏の「西鶴」(この本は現代語訳のみ)のシリーズをおもしろく読んだので、シリーズ外の本にも興味をもって、この本を入手した。
しかし。現代語訳なし。びっくり。
巻末の解説も旧かな遣いで、解説を読むにも身構えねばならない始末。

現代語訳の西鶴を読み次いだおかげか、原文のまま読んでもなんとなくわかるが、たぶん一番面白いところは抜け落ちてしまうと思う。
当時の風俗独特の言葉とか、西鶴っぽい言い回しとか、隠喩とか。
次には現代語訳がついていることを確認して、購入します。

愚痴を言わせていただくと。
原文しか掲載しないなら、著者名を「井原西鶴」にしておいてほしかった。
それなら誤解して購入することはなかったのに。


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