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和書 467260 (117)



近世紀行日記文学集成〈2〉
販売元: 早稲田大学出版部

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近世紀行文集成〈第1巻〉蝦夷篇
販売元: 葦書房

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1.蝦夷の嶋踏
2.蝦夷蓋開日記
3.未曾有後記
4.蝦夷行程記
以上4編収録。上2点は東蝦夷地の紀行。
佐原から噴火湾を渡り室蘭、襟裳岬を廻り厚岸に至るまでは同様となる。
特に印象的なのは襟裳岬を中心とした難所を行くくだり。このあたりアイヌ語原型地名が多く登場し面白い。
"テレケウシ"(飛び越える・いつも)
"ルペシペ"(道・下る・処)
"チノミイシュマア" これは我ら祈る石の所、のような意味?
アイヌ語地名を解いて見ると、地形のみならずそれを越えて行く人々の姿まで目に浮かぶ。
谷の記録中、ビタタンケからルペシベに至る難所で、近藤重蔵が"榜"を置いたという記録も興味深い。
ルペシベには今も近藤の道路開削碑がある。血気盛んで功名心旺盛な近藤の姿を垣間見る。歴史の瞬間の目撃と言っていい。

3は遠山の金さんこと景元の父・遠山景晋の作。
1804年長崎奉行としてロシアとの折衝に当たった事で著名な人物で、
これは翌1805年、松前から西蝦夷を宗谷まで検分した記録である。
瀬棚から積丹を経て増毛に至る行程の大半は船行である。
弁慶、神威岬を回り込む海域は順風捉えがたい上、船掛りの良い港も少なく、難航ぶりが目に浮かぶ。
時に部下を気遣い、時に大胆に果断し、責任者として進退を司る景元の重圧は察して余りあるが、それを「呵々」と笑う度量がある。
この辺り流石に赤蝦夷を向こうに回してのらりくらり外交を展開した胆力と見え、”遠山の金さん”が彼の中にいるようで面白い。

4は現代で言うところのガイドブック。時代は下り安政期のもの。校訂は松浦武四郎。
多彩な紀行が収録され非常に面白く、史上の重要人物が時折横切る点も興味深い。
北辺情勢騒擾し始めた18世紀後半の歴史認識があれば、一層深い味わいがあるだろう。
書きたいことはまだあるが、紙幅が尽きた。




近世紀行文集成〈第2巻〉九州篇
販売元: 葦書房

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九州地方に関する紀行6編を翻刻。
・旅の恥かきすて日記(日柳燕石)
・膝打毛(一返舎琴声)
・筑紫富士夢物語(其鹿)
・佐藤信淵九州紀行(佐藤信淵)
・菅の下葉(作者不詳)
・摂西奇遊談(秋里籬島)

滑稽本的内容の物、記録文体的な物、その中間的な物、
各地の奇談を集めた説話集的な物など、バラエティに富んだ編集となっている。
文章は原文そのままと思われるが、カナ漢字は直されており読みやすい。注釈も適度。

全編の半分近くを「菅の下葉」一編が占めているのだが、これが非常に淡々とした記録文体。
読むのには根気がいるが、記述細かく資料的価値は高い。
佐藤信淵の紀行も精緻な物だが、古川古松軒「西遊雑記」の再編集的内容である点、意外というか唖然とさせられる。
他の作品は小品と言って良いと思うが、それぞれ特色があり飽きずに読める。

全作品著者の解説がついており、その成立の背景と内容について、
一層理解を深める助けになってくれる。




近世狂言綺語列伝―江戸の戯作空間
販売元: 福武書店

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近世兼好伝集成 (東洋文庫)
販売元: 平凡社

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近世古今伝授史の研究―地下篇―(新典社研究叢書 116) (新典社研究叢書 (116))
販売元: 新典社

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近世子どもの絵本集
販売元: 岩波書店

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近世小説・営為と様式に関する私見
販売元: 京都大学学術出版会

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近世唱導集
販売元: おうふう

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近世における文芸的領域の成立と位相
販売元: おうふう

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