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和書 467260 (188)



封神演義大全 (講談社SOPHIA BOOKS)
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マンガ 源氏物語ワールドおもいっきり攻略本―紫式部と平安文学総まくり (講談社SOPHIA BOOKS)
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マンガ版 笑って読む封神演義 (講談社SOPHIA BOOKS)
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司馬遷―史記の世界 (講談社文芸文庫)
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忠臣蔵とは何か (講談社文芸文庫)
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発表当時、忠臣蔵に関する画期的な本として評判になった本の文庫化、現在でも忠臣蔵に関するエッセイ本としての価値は減っていない、司馬遼太郎のエッセイと双子のような「〜に違いない史観」本であり学術論文ではない、あくまでも文芸評論家による評論です、司馬が常に売り上げを意識した敷居の低い文体を心がけていたのに対し、旧かな旧字まじりの硬い文体は読者を選ぶとともに「読めるものだけ読んでみろ」的な読者に挑戦的な姿勢も感じる、

忠臣蔵とは何か、との表題に対し著者は忠臣蔵は反体制劇だったといいたいらしいのだが、たしかにその面はあるとおもうが、全編を読み通しても何かすっきりしない、かゆいところに手が届かない、奥歯にものがはさまったまま、と陳腐な表現が逆にぴたりとこの本に当てはまる、

例えば数百年後の評論家が「踊る大捜査線」の魅力を分析して、行き過ぎた官僚主義が跋扈した20世紀末の日本で官僚主義打倒を夢見る国民から圧倒的な支持を受けた刑事ドラマであり、主人公の名せりふ「事件は現場で起きてるんだ!」は、元禄忠臣蔵の大石の名せりふ「長い年月待ちましたのう」に匹敵すると現在はみなされている、などと書いていそうな状況を想像させるからです、

そこで思うわけです、こりゃ設問自体が変なのだと、

忠臣蔵といえば「仮名手本忠臣蔵」、人によっては「元禄忠臣蔵」、ある人には大仏次郎の「赤穂浪士」、また別な人にとっては史実としての赤穂藩断絶事件、市川中車が吉良上野介を演じた映画を思い出す人もいるでしょう、

著者の頭の中ではそれらすべての上位に「忠臣蔵」という抽象的な概念のようなものがある、と仮定されているようなのだ、私はこれを混乱と考えるが著者の頭の中では混乱は混乱のまま放置されながらも筆はどんどん進むというきわめて「文学的」な作品になっているわけです、第1行目、徳富蘇峰と芥川の会話から混乱が始まるのは逆に用意周到なのかもしれない、

したがって忠臣蔵とはまことに得体の知れない実に不可解なものであることが逆に博覧強記によって証明されていると考えます、

近い将来、海老蔵の大星、七之助の塩谷を期待するような普通の歌舞伎好きの読者にとってもお軽勘平に関する分析や曽我兄弟に関する薀蓄をはじめとして読んで置く価値は高い本です、

日本一文字にうるさい著者ですが、「宗教的確信犯」という間の抜けた言葉を使っていたり(この人、法律や宗教は詳しくないらしい)、「カナッペやサンドイッチのように重層的」などと滑稽な形容をしてみたり(ミルフィーユや牡丹鱧のようにではないし、柱状節理や半導体の断面のようにではないのね)とちょっと愛嬌もあります、




瀬戸内寂聴の源氏物語 (講談社文庫)
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徒然草の知恵―乱世を生きぬくダンディズム (講談社文庫)
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土佐日記 (講談社文庫)
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平家物語の知恵 (講談社文庫)
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寂聴対談集 わかれば『源氏』はおもしろい (講談社文庫)
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