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和書 467260 (246)



拾遺愚草古注〈下〉 (中世の文学)
販売元: 三弥井書店

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物語・唐の反骨三詩人 (集英社新書)
販売元: 集英社

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著者の荘魯迅は1956年上海に生まれ、文化大革命の辛い影響を受けながら幼時を過ごした。その経験から、個性の解放を求めた唐の詩人たちに共感し、また、彼らの生涯をダイナミックにとらえることこそ、彼らの詩をよく味わうことに通じるという思いを抱いて、本書を書いたという。したがって、唐を代表する詩人、陳子昂(ちんすごう)、孟浩然(もうこうねん)、李白(りはく)の愛と反抗のロマンを描きながら、そこに著者自身の反骨精神が重なり合っている。

孟浩然について述べた第2章では、この詩人と小真娘(しょうしんじょう)の恋を想像して、一夜の場面を、簡潔ながら、いとも美しく感動的に描き出す。そして、千年以上にわたって季節の移ろいをうたった傑作と見なされてきた浩然の「春暁」と題する詩、「春眠暁を覚えず…」のまったく新しい解釈を示す。また、李白に関する第3章では、「秋浦(しゅうほ)の歌・その十五」の始めの「白髪三千丈」という表現は、単純な誇張ではなく、愛する妻を失ったことについての、つきない悲しみを託したものであると推測する。いずれも、巻末にかかげられている多くの文献を参考にした上での、大胆で独創的な見解である。

残酷な戦いの歴史についての話も頻出するが、その描写も、戦争をやめるためには、まず歴史を知らなければならないという著者の思いによって貫かれている。詩を愛する人々や、アジアの平和を願う人々にぜひ一読を勧めたい本である。




田辺聖子の古事記 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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田辺聖子さんの素敵なのは
とても素直に日本語が頭に入ってくることです。

そして、古事記の物語を好きだという田辺さんの気持ちが話の端々にあらわれていて、

「愛情あふれる古事記」

とでも言えるような本になっています。
それが学者さんが現代語に訳したした古事記などとは決定的に違うところでしょうね。

とても読みやすく、易しく、そして優しい古事記に触れるならこの本をお勧めします。




封神演義 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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私は本書で初めて「封神演義」という作品に出会いましたが、訳も丁寧で登場するキャラクターにも十分に魅力があり、中国古典文学を読んだ事のなかった私でも、ページを繰るにつれて、どんどんその不思議な世界、そして現代の小説には見られない奇抜であっと言わせるような展開に引き込まれていきました。

他から出版されている「封神演義」と比べても、本書は派手な脚色もなく、文体も平易で読みやすいと思うので、初めて「封神演義」を読もうとしている方や原典に近い「封神演義」を読みたいという方には特にお勧めできる一冊だと思います。




私の万葉集 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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萬葉集釋注〈10〉巻第十九・巻第二十 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
販売元: 集英社

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 従来『万葉集』の註釈書は、一首ごとに取り上げて前後の関連を疎かにしていた。伊藤博は独自の考えでその欠を補い、複数の歌の群れ、すなわち「歌群」として万葉が構成されているとみて、その視点を大切にした。すでに1995年この原著は刊行されていたが、今回文庫版10巻刊行が完結した。
 著者は2003年に死去されていて、この文庫の完成を見ていないが、ご子息の「文庫版のためのまえがき」に「多くの読者に萬葉集を物語のように読んでもらい、日本古典のすばらしさをあらためて認識はしてほしいというのが、父の年来の悲願だった」という一節に心を打たれる。更に、万葉学者としての生き方に決定的ともいうべき影響を与えた人として澤瀉久孝の名を挙げ、次のように述べている。「ともすれば飛躍しがちな父の想像力は、訓詁の裏づけを欠く理論は空論にすぎないという澤瀉先生の教えに縛られることによって、かえって重層的なおもむきになってゆく」つまり、澤瀉訓詁学の成果を十分取り入れながら、それを独自に発展させたものである。 
「論文は学者の小説である」と生前よく言っていたとのことであるが、もちろんこれは比喩的に言っているはずである。自分の万葉集研究の集大成ともいうべき本書が、血の通った人間味に彩られていることを意味していたのであろう。学者の論文が、ただ実証的ばかりでいいわけでなく、特に文学作品を扱う場合の人間性投入を意味しているのかもしれない。そうしたことに作家田辺聖子が讃辞を贈っている(雅)




萬葉集釋注〈1〉巻第一・巻第二 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
販売元: 集英社

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何度か読もうと思って色々な本を手に取りましたが、なかなか読み進むことが出来なかった私。短歌には向かないのかと思っていましたが、この本はすんなり読めました。書き方は、各歌をある程度のまとまり(歌群)としてとらえ、構成を解き明かしていくというもの。従来の解説書にはない形のようですが、そんなことは気にせず、万葉の世界にはまっちゃいましょう。




萬葉集釋注〈2〉巻第三・巻第四 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
販売元: 集英社

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ただ単に歌の言葉の意味や現代語訳のみを並べ記すのではなく、歌の読まれた背景、読み手の気分・性格に至るまで分析。それが少しもしつこくなく、すっと腑に落ちる感じがこの本の中にはある。個人的には、巻四収録の、大伴家持(おおとものやかもち)が、妻となる大嬢(おおいらつめ)との間で読み交わした歌の数々と、その並べ順や他の読み手の歌がどうしてこの順番で並べられているのかの考察が興味深かった。読んで損のない本です。




萬葉集釋注〈3〉巻第五・巻第六 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
販売元: 集英社

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萬葉集釋注〈4〉巻第七・巻第八 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
販売元: 集英社

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