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和書 467260 (319)



日本書紀〈3〉 (中公クラシックス)
販売元: 中央公論新社

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『日本書紀』『古事記』のいわゆる「記紀」の解説書から、邪馬台国の存在や大和朝廷の成立など古代日本史を扱った本は数多にあるが、とにかく基礎資料たる『日本書紀』を、全部読み通さなくても、せめて参照できるように手元において置かなければ正確な知識の習得はおぼつかない。中公クラシックスのものは古代史の大家、井上光貞氏らによる現代語訳で、同社の『日本の名著』から復刊された三巻本である。原文のものは岩波文庫から出ているが、そちらには非常に詳細な注釈がついているので両者を併用すると便利かもしれない。日本古代史に関心がある人で、専門家や歴史愛好家の書いたものを読むだけで満足しているような人がいるが、まさに自分たちの歴史を学ぶのであるから、きちんと『古事記』『日本書紀』の原典に当たり、それから様々な関連書に目を通すという、まっとうな態度を心がけてこそ、正確な歴史認識を期すことができると思う。




鶴屋南北 ~かぶきが生んだ無教養の表現主義~
販売元: 中央公論社

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日本書紀の謎を解く―述作者は誰か (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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 とある事情があってこの本を読むことにした。しかし、読めば読むほど難解で、ついに読むのを断念してしまった。
 こういう分野の本は好きなはずなのに、読む気になれなかった、ということで星ひとつ。内容は凄いんだろうけど、私には、凄すぎて逆に分かりにくい。




百人一首―恋する宮廷 (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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見開き1ページで一首という簡潔な本です。
簡単に読むことができ、予備知識も必要ありません。
味わうために書かれた本だと思いますが、背景なども多少説明されています。
手ごろといえば、手ごろです。
しかし、ちょっと物足りなかった気がします。
著者も専門の方ではないようですし。。
著者の読みに共感できる人や、
百人一首をあまり読んだことがない人にはいいかもしれません。




平家物語―あらすじで楽しむ源平の戦い (中公新書)
販売元: 中央公論新社

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 あまりよく知られた古典文学「平家物語」、那須与一など名場面は断片的に知られているけれども、なかなか登場人物が多かったりと実際に読むとなると難しい。
 本書は二部構成からなり、壮大なこの物語へ古典文学になじみのなかった読者をも導いてくれる。
 いささか大胆すぎるまでに大胆に平家物語のストーリーや登場人物の系譜を図式化し、また必要とおもわれるエピソードやトピックも拾っている。
 特に本書が面白いのは登場人物やエピソードの二次創作に関するものである。著作権概念や印刷技術の未熟であった時代には多くの系統本が登場したり、多くの二次創作が現れた。
 これらをも含め、平家物語という作品がいかに展開し、源平の合戦という歴史的事実に対してどのような哲学的意味を与えたか迫る。




中国のグロテスク・リアリズム (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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中国で書かれたエロ・グロ・ナンセンスといってもいいような話について書かれている。読んでいてとてもおもしろく読みやすい。
題名からも分るように著者はカタカナが好きである。もっと抑え気味にすればより文章がよくなると思う。内容がよいだけに残念。




光る源氏の物語〈上〉 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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源氏物語を「日本語練習帳」の大野晋氏と作家の丸谷才一氏が語り尽くすという対談形式もの、全然難しくも堅苦しくもなく。源氏がすらすらと頭にはいります。特に圧巻なのは「性」を語った場面、性を下品にならずに語れるのは御当人方の品位によるものと感服させられます。(これがなかなかできませんからね、普通の人は)

特に大野氏の誠実さには脱帽と言った感じです。(本当に真面目で言い方なんだろうなと思わされます。)源氏のお勉強にはもってこいの一冊。
かなりお勧めです。




窯変 源氏物語〈1〉
販売元: 中央公論社

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私はこの人の書く文章を、特に優れた日本語だとは思わない。一行の中に幾重にも言葉を重ねる。それがあたかも平安時代の貴族の衣装と重ね合わせられ、『源氏物語』の装飾としては成功しているかなと思う(しかしクドいですよ。飽きずについて来られるなら、全巻読み通せるはず)。
光源氏の一人称という新しい切り込み方はなるほど新鮮であるが、文庫のカバーに作者近影があるのがどうにも余計である。どうしても作家橋本治が言ったり思ったりしているように感じられて、それで「美とは力である!!」なんて豪語されると、気分がぶち壊される。作家は姿を隠すべきだ。特にこの手の一人称物の場合は。
描写力に長けている人なので、見取り図くらいにしか思えなかった後宮の殿舎を、あたかも実際源氏の君といっしょに歩いているような気にさせてくれる。





窯変 源氏物語〈2〉 (中公文庫)
販売元: 中央公論社

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「若紫」「末摘花」「紅葉賀」の三帖を収録した窯変源氏第二巻です。

この巻には、たわいなさげに語られる話でありながら物語の後々を握る話、そして鍵となる事件が「若紫」「紅葉賀」に語られています。(「末摘花」読者の息抜きということで・・・)

瘧病(わらわやまい)で京の北山に光が行ったときの、たわいもない明石の浦に住むやんごとなき入道と娘の話、思いがけずかいま見た藤壺女御に面差しがそっくりの十歳くらいの姫。

そして病が治り都へ帰った光は、ついに侵してはならない罪を犯す。

夏のある一夜、三条邸に宿下がりしていた藤壺を光は犯す。二人の他にこのことを知るのは、以前光と床を同じにし、それ故にひとりの女として光に対せばならず、手引きをする哀れな女、王命婦。
物語の両でも特に重要なその場面をぜひ読んでほしい。

そして、北山で見た、藤壺によくにた姫。兵部卿の宮の娘である姫。彼女をさらい、自邸の西の方に住まわせ、養育する。理想の女とするために。

「あのひとがほしい」――ひとつは手に入れ、ひとつは罪のしるしとなって残る。

そして、「紅葉賀」。試儀のため、清涼殿の前で行われ、光は「青海波」を心の内は御簾内の藤壺に見せるために舞う。

とうとうと、緩やかにつつがなく試儀は行われるが、しかし光の語りは読者の胸をえぐる。そしておそらく藤壺の胸をも。
「もしもその胸に憂いの種のなからずんば私を「見事」と見そなわすか?」と。

そして藤壺の出産と中宮立后。光は名乗れない父となる。

順番が入れ替わっていますが(ただ、クライマックスの時系列にそえばこの順番でよいのです)「末摘花」。これは皆さんにもよく知られている話ですね。
「若紫」と「紅葉賀」の文章は緊迫感をもって疾走し、読者の呼吸を止めてしまうような、すさまじくもすばらしいです。

なので「末摘花」は緊張感をとかれてほっとします。というか、してください。これは光の失敗談なのですから。美しい文章で、面白いですよ。

でも、もし紫式部がここまで配慮していたとすれば、紫式部恐るべし・・・




中国の古代文学〈1〉神話から楚辞へ (中公文庫BIBLIO)
販売元: 中央公論新社

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