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和書 467262 (23)



20代に読みたい名作
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

作者がなぜその本を書いたのかについての
「はじめに」や「終わりに」がこの本には無い。

なので私たちが勝手に想像するしかないのだが、
どうも「20代に読んで欲しい名作」みたいだ。

青年から壮年へと、「大人になる」20代のひとに、
作者は「名作」をとおしてメッセージを伝えようとしている。
そのメッセージとは、大人の知恵、大人としての知恵である。

50作以上の書評が収録されているが、20代かけてゆっくりと
読破したいものである。




20億の針 (創元SF文庫)
販売元: 東京創元社

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この本の初版のほうを、読んだことがありますが…
主人公が少年なのにお爺さん口調という
難点は変わらなかったみたいです。

再販なら新訳がよかったですね。
しかし、慣れてしまえば異星人の刑事が人間の刑事のようで
異星人視点で書かれているところは、なかなか新鮮で
面白いです。
寄生型異星人の善良な警官の思考です。
20億の針の中から、
犯人である一針を見つけ出すことはできるのでしょうか。

訳さえ新しくなれば、今でも十分楽しめる名作の一つです。
たとえ少年がお爺さん口調でも、多少方言でも大丈夫と言う人は
続編の一千億の針もお勧めです。




20年目のクラスメート (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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サスペンスの女王M.H.クラークが、20年振りのクラス会のため故郷を訪れたベストセラー作家ジーニーを襲う恐怖を描く。そこでジーニーは、ある写真に一緒に写っていた7人のクラスメートのうち既に5人(全員女性)が死んでいることを知る。やがて、その5人に殺人の被害者疑惑が。ジーニーの学生時代の恋人に纏わる謎も加わり、更に唯一人残っていた女性も魔の手に。犯人の狙いは何なのか...。

人物描写の精密さと場面転換の多用は作者の特徴なのだが、本作ではそれがくどすぎて却ってスムーズなストーリー進行の邪魔になっている。また、上記のようにサスペンスのネタとなる素材は揃っているのに、それが充分活かされていないように感じた。サスペンスが盛り上がらないのである。

元々、犯人当てを主眼に書かれたものではないので無理な注文かもしれないが、途中で真犯人を示すデータを挿入するチャンスは幾らでもあったような気がする。最後に犯人が示される場面では、誰が犯人でも良いような感じになっていて、作者にとって損をしている気がする。それでも最後まで読ませるのは百戦錬磨の作者の手腕か。




21の気球 (講談社 青い鳥文庫)
販売元: 講談社

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William Waterman Sherman教授は、ある日旅に出ることに決めた。熱気球で一年くらいぶらりと地球を周ろうと思ったのだ。旅は順調に始まったのだが、予期せぬ事が起きるのが旅というもの。ひょんなことから Krakatoaに辿り着いた教授が目にしたものとは?夢のような冒険物語。

教授のたんたんとした語り口が印象に残る物語。話の展開が早く、しかも意外な展開なので、飽きずに最後まで読めることだろう。こんな場所がこの世界にあったらおもしろいだろうと思われる、Krakatoa。不思議な世界だ。夢のような話が好きな人にお勧め。




ことばのたくらみ―実作集 (21世紀文学の創造)
販売元: 岩波書店

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男女という制度 (21世紀文学の創造)
販売元: 岩波書店

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斎藤美奈子氏編纂のジェンダー論集。という堅苦しさはなくて、「男女という制度」についてとても読みやすくリラックスした論評が集められています。美奈子氏はアカデミックに閉ざされたジェンダー論をより広範な読者と共有しようとします。

どの章も面白いのですが特に「性」を「"産む性”として定義するから、若い性と老人の性がタブーになるのだ」と明確に記した金井景子による「ジェンダー・フリー教材を探しに」は白眉でした。また「ネカマ」としてネット界に登場して出会い系サイトなどで男を騙しまくり一時2ちゃんねるでも話題になった佐々木由香(男性です)の「ネカマのすすめ」はメールという閉じたコミュニケーションで顕在化する男性の女性観をビシバシ斬ります。ネットという閉じた世界では頭の中にある男女差がそのままコミュニケーションの中心になってしまうのでしょう。佐々木由香はその歪みを見逃しません。これは痛快です。

そしてとても楽しく読んだあと、性差を持つ当事者として深く考えてしまいます。できれば同じ本を読んだ同性と話し合ってみたいです。フェミニズムやジェンダー論は仲の良い友人の間でもタブー視されがちですが、この本の読後であれば自分たちの問題として語り合うことが可能かもしれません。




方法の冒険 (21世紀文学の創造)
販売元: 岩波書店

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日本語を生きる (21世紀文学の創造 別巻)
販売元: 岩波書店

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現代世界への問い (21世紀文学の創造)
販売元: 岩波書店

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サラリとよめず、難しい。しかし、非常に刺激的である。
 全部で9人の作家などが、現代文学へ問題提起をしている。その中には、島田雅彦氏や清水義範氏などもいる。個人的に大好きなのは佐藤亜紀氏の文章で、ざくざっくとめったぎりの乱れ雪月下で、読んでいて気持ち良い。
 具体的には、現代のマーケット主義や、言語と通貨、戦争、ミーム、不死、パッシング文学など、興味深い議題から現代文学を射抜く。
 筒井氏が、最後に綺麗にまとめきっているのはさすがと言わざるを得ない。だって、全ての作者の論文に言及しながら一つの流れで落とすのは相当な技量だよ。
 佐藤亜紀氏が心地よい。
一般市民を「プロレ(プロレタリアート)」といい、ポルノよんどけ、と一喝

彼女が電車にのるとき、皆が文庫本を読んでいた。
普通の作家なら嬉しく思うことだが、彼女はそうは思わない。
馬鹿が本よむと、マーケット至上主義になる。
馬鹿は本よむな、との見解l。

文学談義が意味をなすのは、せいぜい、識字率30%までである、と仰る。




脱文学と超文学 (21世紀文学の創造)
販売元: 岩波書店

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9巻+別巻の10冊からなる文学をテーマとした評論集の第4巻。サブタイトルが「脱文学と超文学」となっていて、通常の文学とは異なった事項をテーマに編者+8人が文章を書いている。

編者の斉藤美奈子が冒頭で8つの文章を関連付けようとはしているのだが、それぞれの文章に関連性はほとんどなかった。しかし、それぞれはとても個性的なテーマを設定していて興味深い。入試国語における文学を探ってみたり、文芸誌の歴史を振り返ってみたり、少女マンガや「ラブコメ」を考えてみたりなど。巻末のnoteには、8人が20歳の時に読んで印象に残った本、今の関心・これからのテーマについて書かれている。岡田幸四郎(むろん重松清)だけ写真が載ってないのはちょっとおかしかった。


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