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和書 467262 (299)



おれたちゃ映画少年団 (文研じゅべにーる)
販売元: 文研出版

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おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)
販売元: 扶桑社

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アメリカの田舎の不気味さはスティーブン・キングの小説のネタのひとつですが、キングの場合、スーパー・ナチュラルな話の前振りに過ぎません。本作はスーパー・ナチュラルな話ではなくシリアル・キラーの話ですからもっと怖いです。アメリカの田舎って未だに保安官、シェリフがいるんですよね。きっと町の有力者の息がかかっているんですよね。それだけでもちょっと怖いです。本作のシリアル・キラー、サイコ・キラーは保安官助手です。しかも一人称で語られたんじゃ、怖くてたまりません。彼に比べれば「羊たちの沈黙」のレクター博士なんて、いかにも作り物で、よく考えればあんまり怖くないですよね。
トンプスンの定石どおり、普通ここで終わりだろうというクライマックスの後の後日談がぶっ飛んでいます。トンプスンの心の闇も深そうです。
ジム・トンプスンに比べると、同時代のレイモンド・チャンドラーやミッキー・スピレーンはまだ健康的ですね。




おれの墓で踊れ
販売元: 徳間書店

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著者は本作の発想を、現実に16歳の少年が墓を損壊したと報じる
新聞記事に得たのだという。それを見て、その奇怪な行動の背後にあった動機は何か、
すぐに分かったとも書いている。

三島由紀夫の『金閣寺』高橋たか子の『誘惑者』などをはじめ、
現実の事件の枠組みを借り、犯罪者の内面に迫る作品は数多い。
作品は事件をそのままなぞる必要はない。その事件に触発され、
作者が幻視したいわばもう一つの現実、それを読者に説得力ある仕方で
呈示し、主人公との共犯関係に引き込むことができれば、
いかに現実の事件を離れていようとそれは真実なのである。

では、本作品はどうだろうか。お世辞にも成功しているとは言えない。
“心の友”を失い、動揺のただ中で事実を整理すべく手記をしたためた
はずの主人公の文章には、いささかの混乱もなく、鼻につく気取りと、
読んでいるこちらが恥ずかしくなるような大仰な表現が随所にちりばめられている。
「オレは、おびえて太鼓の皮並みにつっぱる腹の中で神経がぶつかりあっているだけの、
なんの役にも立たない楽器と化す」などと混乱のさ中に書く、
傷心の16歳少年が一体どこにいるだろうか。
これはつまり、等身大の少年の造形に作者が失敗している証拠である。

この種の小説は、主人公に同化させることに失敗すれば命取りになる。
読者は主人公の心理を理解できこそすれ、共感はできないからだ。
主人公は死者との生前の約束を、それも墓の上で踊るなどという奇怪な約束を
実行に移した。なぜ? 彼をそうさせずにはおかなかった衝動とは?
なぜかは分かった。だが、そうさせずにはいられなかったほど少年に寄せていた
思いの強さを、私は感じることができなかった。

本書は「名作」ではなく「迷作」であると私は考える。
読者諸氏は、そのいずれと結論されるだろうか?





おれは二代目パン屋さん (ジュニア文学館)
販売元: ポプラ社

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おれは彼女の心臓(ハート)を食べた。
販売元: 集英社

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おれんじ屋のきぬ子さん (あかね・新読み物シリーズ)
販売元: あかね書房

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女の子の永遠の憧れであるウェディング・ドレスを作るきぬ子さん。
夢がいっぱいの仕事だけど、きぬ子さん自身は両親も死んでしまって、一人きりで頑張っている。
きぬ子さんの生き方も、とても魅力的です。




おれウサギ係長 (とっておきの動物ものがたり)
販売元: 理論社

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おろかなカエル (読みきかせ・イソップ名作えほん)
販売元: 教育画劇

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おわりから始まる物語 (ポプラ・ウイング・ブックス)
販売元: ポプラ社

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 タイトルを見るとどんな話だろうかと期待してしまいますが、実は普通の物語です。「おわりから始まる」というのは、父親が漁師という仕事をやめるところから物語が始まるという意味です。

 内容は単純で読みやすいです。父親の失業のために引越して新しい生活を始めた主人公は、その地で暮す老人と出会います。老人は自宅の庭の池で鯉を飼っていました。しかも鯉たちは賞をとるほど立派で高級なものでした。

 しかしある日高値で取引できる老人の鯉を盗もうとした人がいました。偶然にも主人公はクラスメートと盗みの現場を目撃し、友人である老人のためにもその悪巧みを阻止しようと考えました。イギリスからドーバー海峡を越えてオーストリアへ鯉を運ぼうとした計画をいかに止めるか・・・。

 わりとシンプルなストーリーですので、あっという間に読めます。タイトルから想像されるような内容ではありませんが、「失業から始まる物語」だと思えば抵抗なく読めると思います。




おわりの雪
販売元: 白水社

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病床の父と、母と主人公の3人暮らし。
主人公は養老院の老人の散歩に付き添いお金をもらう仕事をしている。
母はたびたび夜外出する。
その時の灯りをつけるスイッチの音が父はとても嫌いだ。

主人公はドビを買いたいと思う。
毎日のように売り物のトビを見に行く。
父にたびたび空想のトビの話しをする。

たのまれて子猫を処分し、お金をもらう。
ふたたび子猫を処分し、お金をもらう。

顔見知りの養老院のおばあさんが亡くなる。
おばあさんは犬を飼っていた。

トビを買うお金のため、犬を処分する。

水道の水滴の落ちる音がないと眠れなくなった主人公。
父が亡くなる。

父も嘘かも知れないと思ったであろう何度も出てくるトビの話。
夜出かける母。
子猫を殺す主人公。

訳書あとがき:眉に皺をよせて深刻に考え込んでしまう重みではなく、たとえるなら、人生の美しさと哀しみが凝縮した小さな雪の結晶が、すこしずつ大地に降り積もっていくような重み。

そうなのでしょうか。
主人公がトビを買いたいがために子猫を、そして犬を処分する行為には眉に皺をよせてしまう。
人生の美しさは本書のどこにもない。
哀しみをまぎらわす嘘の会話と内緒ごと。

本書のよいところが私には見当たりませんでした。



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