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和書 467266 (296)



真夏の夜の夢 (Newton CLASSICS Illustrated)
販売元: ニュートンプレス

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ロミオとジュリエット (Newton Classics)
販売元: ニュートンプレス

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ニューヨーク恋物語
販売元: 立風書房

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人魚伝説
販売元: ペヨトル工房

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人間合格
販売元: 集英社

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 『太宰治に聞く』と合わせて読むことをおすすめしたい本です。井上さんは『太宰治に聞く』のなかで、太宰が共産主義運動に加担したのは、〈青春のはしか〉とは言い切れないのではないか、と言っていました。また、太宰の「葉」という作品に「役者になりたい」という言葉があることを紹介しています。さらに、キリスト教の三位一体の観念を紹介してもいます。
 以上の三点を踏まえて『人間合格』を読むと、津島(作家)、山田(役者)、佐藤(共産主義者)の三人は三人ながら一人の人物、――そう、太宰治をたとえたものではないかと思えてきます。佐藤が偽名として使用する名前が、太宰のペンネームだったり、作中人物の名前だったりするのは、その証左ではないでしょうか。
 『聖書』は古今東西の作家の共同牧草地なんだ。
 井上さんは、津島にそんなことを言わせています。太宰の言う「男子一生の業」(「鴎」)と、この言葉とは深く関わり合っているのではないかと思います。太宰は世界の文学を読み、『聖書』を読みました。そこで彼は発見したのではないでしょうか。世界の文学の根柢には『聖書』が流れていることを。先人達は『聖書』をいかに自分の言葉に〈翻訳〉し、自分の文学に定着させるかに腐心し、〈一生の業〉としたことを。「目から、うろこのようなものが落ち」た(「使徒行伝」第九章第十八節)太宰は、自分もまた、『聖書』を自己の文学に〈翻訳〉、定着しようと決意したのではないでしょうか。読者が太宰の作品を読む、その行為は太宰の〈翻訳〉した『聖書』を読むことではないでしょうか。太宰は自分の文学を通して、世界が一つにつながることを祈っていたのではないでしょうか。『人間合格』を読み、そんなことを感じました。





ニンゲン御破産
販売元: 白水社

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最初、松尾貴史さんと「間違えて」本を買って読んだなんて
今では我ながら何とラッキーだったんだろうと間抜けですけ
どすごく感謝しています。

松尾さんの本はどれも平易な言葉使いでレトリックも決め
打ち的に少ないのですが、「世界」がどんどんねじれて
ヨレていくんですよね。それも実にスムーズに。

フンフンフンと楽しく読んでいって、気が付かないうちに
「とんでもない世界」に有無を言わさず連れ込まれている
自分に気が付く。そしてハッと我に返ると「もったいねー!
もっと夢を見させて~!」と今度は自ら飛び込んでいきた
くなるんです。

最初、あまりにもあまりな内容で(笑)どうなることかと
ちょっとビビりながら読んだのですが(どこに着地するのか
まったく見えなかったので)超絶に面白い会話の妙と奇想天
外なエピソードの連続に、本気でゲラゲラ大笑いしてあっと
いう間に読み終えてしまいました。

何か「すごいもの」を体験したことであるよ。と
ぼんやりしつつ巻末にある舞台上映時のキャスティング表を
見ると、これまた「何かの仕掛けか?」というくらい何とな
く笑えるのがいいですね。

文章にうるさい人、自分はお笑いにはうるさいよという人は
とにかく一度読んでみてください。

たぶん、SF作家の筒井さんを超えるのはこの人だと思います。




ニール・サイモン〈1〉おかしな二人 (ハヤカワ演劇文庫)
販売元: 早川書房

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ひさしぶりに再会した。そんな感じだ。
すでに、ストーリーは映画で知っていた。大好きなジャックレモンとウォルターマッソー。ふたりのやりきれない演技がいまも目に浮かぶ。
このたび、酒井洋子さんの新訳として再登場した文庫本を手に取った。読みやすく、映像的でもあった。読んでいる内に、映画のシーンがどんどん先を急ぐようにして浮かび上がる。焦って、ページを繰る。長距離をスピード配分など考えずに走り抜けたように、汗びっしょりになってしまった。そんな気分だ。
久々の再会は、あっという間のことだった。




ニール・サイモン戯曲集 (1)
販売元: 早川書房

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まず、できれば全集物の場合、収録作品が分からないとひじょーに困ります。ちなみにこの本には「カム・ブロー・ユア・ホーン」「はだしで散歩」「おかしな二人」「プラザ・スイート」が収録されています。

作品としてみた場合、確かによく出来たコメディなのですが、その時代に読んでこそ、また、上演してこそ面白い、という部分が少々あります。普遍的なテーマを扱っているという見方も出来ますが、100年先にも読まれているか、というとまずそんなことはないでしょう。

と、うざったいことを書いてしまいましたが、読んでいるだけで吹き出してしまうようなシーンで満載です。台詞、場面の展開、ちょっとおかしな、それでいてどこにでも居そうな登場人物などは、魅力に満ちあふれています。演劇の訓練の初期段階によく使われますが、まさにその目的のためには理想的とも言えます。役者、演出、執筆に関わらず、演劇を志す人は買って損はありません。また、英語のユーモアを日本語に置き換えるのが如何に難しいのか、これから翻訳家を目指す方にも色々な意味で参考になります。




ニール・サイモン戯曲集 (2)
販売元: 早川書房

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ニール・サイモン戯曲集 (3)
販売元: 早川書房

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