和書 467266 (332)
幻を追う男 (論創海外ミステリ)
販売元： 論創社
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不可能犯罪の巨匠カーの生誕100周年を記念して初期ラジオドラマの秀作3本を収録した日本オリジナル企画出版集です。未訳長編も全て翻訳が完了した現在、こういった眠っている作品の発掘はファンにとって、とても喜ばしい驚きです。
『だれがマシュー・コービンを殺したか？』名探偵フェル博士にインタビューする形で進む記念すべき初ラジオ・ドラマ作品です。語り＝騙りを実践するような非常に大胆な叙述トリックが見られます。善良そうな女性が罪を宣告され、視聴者をハラハラドキドキさせる人間ドラマとしても優れています。最後に展開する意外な演出も見事です。『あずまやの悪魔』再びフェル博士が登場して、あまりにも明白過ぎて､却って解り難くなった謎に挑みます。犯人の冒した不自然な失敗が墓穴を掘ります。『幻を追う男』カーお得意のロマンチシズム溢れる時代ミステリーです。ナポレオン戦争時代の1816年を舞台に主人公の大尉が、絞首刑に処された筈の女性を追い求める物語です。皆から白昼夢を見たのではないかと馬鹿にされながら、大尉は信念をもって追い続けて遂に幸せを手にします。分量的にもドラマチックな面白さにおいても本書中では、やはり一番の出来栄えの作品といえるでしょう。
全体的にはトリックは小説に比べると構成における制約を受けざるを得ず、最良の物とはいえませんが、著者がとても楽しんで書いている様子が伝わってくる意欲満々の完成度の高い作品集だと思います。
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幻のアマルナ―たかむら柚良戯曲集
販売元： 平原社
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幻の東京オリンピック―高柳健次郎伝 (村越一哲戯曲集 (2))
販売元： 門土社
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真夜中の匂い
販売元： 大和書房
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この作品は1984年放映のフジテレビのドラマである。山田作品としては前年には「ふぞろいの林檎たちBS系）」が、翌年には「ふぞろいの林檎たち２」などが放映されている。
その後もシリーズ化された「ふぞろい－」に対して本作品は１クールで終了した単発だ。同じ青春群像ドラマとはいえ、主人公達が女性であることが特徴的である。紺野美沙子、岩崎良美、中村久美と言うキャスティングも新鮮だった。
ところが改めて活字で読んでみると、彼女たちに絡んでくるバーのピアニストがすごく際だってくるのを感じた。彼のボヘミアン的行動の方が魅力的である。（テレビで見たときは、女優にしか目がいっていなかったことがよく分かる）
また、シナリオを読み直して、放映時にはよく分からなかった最終回の意味がやっと理解できた。
あとがきを読むと山田太一の狙いも彼の行動にあったことが分かる。「現実に投げ込まれた石」として彼は存在するのだ。そしてその石が巻き起こす波紋は現実にどういう影響を与えるのか。翻弄される水面の木の葉が、例えば主人公の女子大生たちなのである。
「嫌いなことを我慢して続けることができない」そう吐き出すピアニストを演じた林隆三はこの作品でテレビ大賞の個人演技賞を受賞されたそうだ。
ドラマのテーマについて考えさせられる作品だ。
マリオネット ファウスト―旧きドイツの人形芝居
販売元： 論創社
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マリヴォー戯曲選集
販売元： 早稲田大学出版部
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マリヴォー研究
販売元： 白水社
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終着駅の向こうには…
販売元： カモミール社
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マルクス・ラジオ
販売元： 角川書店
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読んで、お腹をよじらせて笑いました！いきいきした文に見事に訳したいとうせいこうさんに拍手！グルーチョとチコは意地悪なイメージがありますが私は彼らに微妙な優しさを感じる。デパートの巻でも彼らがからかうのは悪者。盗癖の人には「シルクの下着を盗みそこねたら綿ので我慢して下さい」とか言う。本当に意地悪な人は盗癖のことをからかうと思う。マルクス兄弟の映画が文字になった様な本でした。
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マルタ島のユダヤ人! フォースタス博士
販売元： 中央書院
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