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和書 467270 (27)



現代世界への問い (21世紀文学の創造)
販売元: 岩波書店

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サラリとよめず、難しい。しかし、非常に刺激的である。
 全部で9人の作家などが、現代文学へ問題提起をしている。その中には、島田雅彦氏や清水義範氏などもいる。個人的に大好きなのは佐藤亜紀氏の文章で、ざくざっくとめったぎりの乱れ雪月下で、読んでいて気持ち良い。
 具体的には、現代のマーケット主義や、言語と通貨、戦争、ミーム、不死、パッシング文学など、興味深い議題から現代文学を射抜く。
 筒井氏が、最後に綺麗にまとめきっているのはさすがと言わざるを得ない。だって、全ての作者の論文に言及しながら一つの流れで落とすのは相当な技量だよ。
 佐藤亜紀氏が心地よい。
一般市民を「プロレ(プロレタリアート)」といい、ポルノよんどけ、と一喝

彼女が電車にのるとき、皆が文庫本を読んでいた。
普通の作家なら嬉しく思うことだが、彼女はそうは思わない。
馬鹿が本よむと、マーケット至上主義になる。
馬鹿は本よむな、との見解l。

文学談義が意味をなすのは、せいぜい、識字率30%までである、と仰る。




21世紀 仏教への旅 朝鮮半島編
販売元: 講談社

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仏教への旅シリーズ第二段では、日本に仏教をもたらした韓国を訪れる。
朝鮮半島はその昔、高句麗、新羅、百済の三国に分かれていた。四世紀から七世紀頃のことである。
現在の韓国西部を指す百済から、仏教は日本に伝えられた。

韓国は古くは儒教の国、最近ではキリスト教のイメージが強いが、仏教も根強く支持されて
いるという。
しかも、その教義は華厳を祖とした厳格なものであり、出家信者は一部の例外を除き
肉食・妻帯をせず一生を信仰に捧げるという。在家信者もまた熱心に五体投地を繰り返す。

これだけを見ても、日本で広まった仏教とその出発点であった韓国で信仰されている仏教との
ちがいは明らかなようである。その背景にあるものは一体何だったのか?

「和諍」とはさまざまな宗派や考え方、二つの相反する思想を融合させてゆこうとする
考え方だという。ここにも韓国の宗教を考えるひとつのヒントがありそうだ。

幼少時に満州からの引き揚げを経験した著者にとって、今回の旅には複雑な思いがあった。
それゆえ、本書は韓国民にとっての仏教の意味を問うのみならず、著者の人生観、宗教観が
垣間見えるものとなっている。





21世紀 仏教への旅 インド編・上 (21世紀 仏教への旅)
販売元: 講談社

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数年前に「百寺巡礼」を果たした筆者が、仏教発祥の地を訪ねブッダの足跡を辿る。
根強いカースト制度の真っ只中で、どのようにして仏教は興り、そして廃れていったのか。

23年前にもインドを訪れたことのある筆者は、まず当時のインドとIT大国と呼ばれるまで
に発展した現在のインドの姿とを比較して見ている。
しかし、旅を続けるうちにメディアで報道されるインドとは違ったインドの姿を目にする
ことになる。

めざましい発展を遂げているのは都心部のごく限られた地域だけで、それ以外の大部分は
インフラは手付かず、農民たちは貧しい暮らしを余儀なくされ、もっと条件の悪い者は
物乞いをして暮していたのだ。

2500年前のブッダが成し遂げた偉業を追う旅は、同時にこの21世紀における、
世界第二位の人口を擁する大国が抱えている矛盾を紐解くことへとつながってゆく。








21世紀 仏教への旅 インド編・下 (21世紀 仏教への旅)
販売元: 講談社

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齢70を超えた著者が、ブッダが布教に訪れた地を巡る旅の最終章。
没後2500年を経てなお慕われ続ける高僧が、人生の最期に立ち寄った場所に立って
何を思うのか。

現代インドの姿を映しながら綴られていた上巻に比べ、下巻ではブッダの言葉の引用、
その解釈にかなりページが割かれている。
原文(多くは中村元訳「大パリニッバーナ経」より抜粋)では難解な文脈も
著者の助けによりずいぶん理解・想像しやすくなっている。

そして、終章では
−人口の8割以上をヒンドゥー教徒が占めるインドで
   何故仏教が興ったのか、そして、何故いまなお弾圧されているのか−
に鋭く迫っている。

ブッダが2500年前仏教を興し布教活動を行うという形で示された階層社会への問題
提起は、その後、20世紀インドの新仏教運動のリーダー・アンベードカル博士、
そして、インド国籍を持つ日本人僧侶・佐々井秀嶺師へと引き継がれ、いまも続いている。

ブッダの教えそのものを紹介するだけでなく、インド悠久の歴史を背景に直に触れ、みつめ、
肉声を聞いてきた著者の言葉には並々ならぬ重みが感じられる。
そこには宗教というものが、良くも悪くも、いかに人間の暮らしと結びついているかが
浮かび上がってくる。
さらには、起源を同じくするものが、その根ざす土地によっていかに変質していくかには
ただ驚くしかないのである。




21世紀 仏教への旅 ブータン編 (21世紀 仏教への旅)
販売元: 講談社

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21世紀 仏教への旅 中国編
販売元: 講談社

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21世紀 仏教への旅 日本・アメリカ編 (21世紀 仏教への旅)
販売元: 講談社

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 まずは仏教国日本の他力の思想を確認して、イスラム教に対立するキリスト教の主流を占めるアメリカに渡った。アメリカの「心の穴」をどう埋めるか、それが本書の、もっと広く言えばアメリカの課題でもある。

 サクセス(成功)やビクトリー(勝利)というものを目指して、自分のキャリアを磨いていく国。自力の国の深い闇、その絶望からのスタートが必要とされるとみる。「他力」の英文版「TARIKI」はアメリカ諸情勢の中で数年前より注目されている。他者を排撃し、こだわる自力を捨て去り、すべてを大いなる力にゆだねる心「仏教の他力本願」をすすめる。

 人生における絶対的な陰の部分を受け容れること、「慈悲」と言われるマイトリー(慈)もさることながらカルナ(悲)の方が大切であると説いている。無力のものだと思う心があって初めて救われるとみる。自著の翻訳「TARIKI」が宗教学の権威サーマン教授が取り上げてくれ、共鳴してくれ、対話したことを感謝をこめて報告している。彼の国に一石投ずることを喜んでもいるようだ。

 さて、それが広くキリスト教国に浸透できるかどうかは疑問ではある。いい気になって入られない、越えられない宗教対立が牢乎として横たわっていることを知らねばならないことではある。

「インドで、アジア諸国で、そして、アメリカやヨーロッパで、仏教のルネッサンスが始まろうとしている」と本書は結ばれている。「仏教への新たなる旅」…このような前向きの意気込みが最も大切なことだろう。 




21世紀 地球文明の創造
販売元: 丸善

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21世紀 知の挑戦 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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実に分かりやすくバイオの最前線を紹介した本です。
アインシュタインを先頭としたの物理主導の20世紀を踏まえて、21世紀をバイオと情報の世紀と位置づけ、2000年初頭のTBS放送のため世界中を取材した中から映像にしやすいバイオに関するものを解説したもの。
DNA研究から人類の、動物の、生命の祖先が私が学校教育で習った単細胞生物ではなく、35億年前に熱い水中で発生した好熱菌という古菌類から始めて、生物すべてが共通の祖先を持つという最近の研究を紹介したあと、遺伝子組み換えが実は安全な科学的療法であり、(すくなくとも化学肥料より遺伝子組み換え食品のほうが遥かに安全)、癌の研究が進むにつれて、かつては癌の原因と考えられていたP53(分子量53キロダルトンのプロティン)が、現在では実は抗癌物質であり、様々な危険な食物を食べながら人間に癌が発生しにくいのはP53を備えているためであり、癌の治療もP53の注入で行えることを指摘しています。
人のDNA解読は終わっていない(一人あたり60億の細胞一つ一つに30億のDNAが存在する)けれども、一つの遺伝子を注射のようにして組みかえるだけで、悪質な病気の遺伝は防げることを紹介しており、そうした医療技術も確立していることを説明しています。
しかも脳にまで話が及び天才マウスの実験の成功で、人の頭脳も改良しうることや、老いても脳は再生され続けていること、神経幹細胞によりあらゆる臓器や脳が再生可能なこと、
などに触れ、最後は生命と倫理に関する再生賛成派と反対派の論理を紹介しています。





21世紀 知の挑戦
販売元: 文藝春秋

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実に分かりやすくバイオの最前線を紹介した本です。
アインシュタインを先頭としたの物理主導の20世紀を踏まえて、21世紀をバイオと情報の世紀と位置づけ、2000年初頭のTBS放送のため世界中を取材した中から映像にしやすいバイオに関するものを解説したもの。
DNA研究から人類の、動物の、生命の祖先が私が学校教育で習った単細胞生物ではなく、35億年前に熱い水中で発生した好熱菌という古菌類から始めて、生物すべてが共通の祖先を持つという最近の研究を紹介したあと、遺伝子組み換えが実は安全な科学的療法であり、(すくなくとも化学肥料より遺伝子組み換え食品のほうが遥かに安全)、癌の研究が進むにつれて、かつては癌の原因と考えられていたP53(分子量53キロダルトンのプロティン)が、現在では実は抗癌物質であり、様々な危険な食物を食べながら人間に癌が発生しにくいのはP53を備えているためであり、癌の治療もP53の注入で行えることを指摘しています。
人のDNA解読は終わっていない(一人あたり60億の細胞一つ一つに30億のDNAが存在する)けれども、一つの遺伝子を注射のようにして組みかえるだけで、悪質な病気の遺伝は防げることを紹介しており、そうした医療技術も確立していることを説明しています。
しかも脳にまで話が及び天才マウスの実験の成功で、人の頭脳も改良しうることや、老いても脳は再生され続けていること、神経幹細胞によりあらゆる臓器や脳が再生可能なこと、
などに触れ、最後は生命と倫理に関する再生賛成派と反対派の論理を紹介しています。



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