和書 467270 (358)
いつも旅のことばかり考えていた (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎
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1998年に旅行人から出た『各駅停車で行こう』の改題・文庫化。改題の理由は鉄道ファンから「鉄道ものだと思って買ってしまった」との苦情が寄せられたためだとか。
著者の豊富な旅の経験から、変わった体験、挿話的エピソードを拾い集めたもの。ごく短いコラムが70篇あまり収められている。それぞれに添えられているイラストがとぼけた味を出していて微笑ましい。
蔵前氏の本の魅力は、ひ弱さにあると思う。バックパッカーものは、知ったかぶりだったり、下品だったり、感性を振りかざしたり、体力自慢だったりすることが少なくない。しかし、著者の旅は違う。ちょっと弱腰に謙虚な態度で旅をしているさまが良いのだ。日本人の旅という感じがする。
いつも香港を見つめて―往復書簡
販売元: 岩波書店
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いづこへ (1947年)
販売元: 真光社
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いづみ語録
販売元: 文遊社
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鈴木いづみの小説やエッセイの中から抜粋された、いづみ語録。
ちょっと映画を見る前に時間が空いたので、暇つぶしに買ってみた。
読んでまず最初にもらした一言は、「シビれちゃうなあ」だった。
一緒にいた女性に、「これ、面白いよ」とみせてみると、パラパラっとめくった後で
「なにコレ?こんなこといっつも考えているわよ」
いやー、シビれちゃうなあ。70、80年代に書かれた文章が、今まさにこの時代を生きている女性の心象を捉えているなんて、彼女自身が決して時代に流されずに生きた証だ。
コレ、女の人よりも、男のコに一読してほしい本だと思う。
ちなみに、文遊社から出ている鈴木いづみコレクションは、カバー写真がアラーキー、本の装丁も可愛いし、部屋に置いておいたらサブカル娘にモテるかもよ?
いとおしい日々 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店
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いとおしい日々
販売元: 徳間書店
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いとしい (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎
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川上弘美の実力は、短編については認めています。けれど、これはいただけません。
実質的に、文章には、短編には向かない文体というのが存在します。その代表が、江国香織、川上弘美です。綿矢りさもそうですが、彼女はうまく考え、最新作の「夢を与える」では文体をがらりと変えました。ほかにも柴崎友香もそうです。
さて、川上弘美の文章が長編にどこがどう向かないか、かんたんに説明します。まず、文章がやわらかいこと。長編にはたいてい物語ありきで、このやわらかさでは物語をうまくコーティングできません。そして、文章がイメージ優先であることです。一瞬の肌触りや色彩をたおやかな文章でつつみこむ技術はたしかなものですが、実は、そういう文章は、ずっと読んでいると飽きるのです。
この「いとしい」も飽きます。有機的につながりのないエピソードと、エピソード同士を弾ませることのできない文体でこの長さは、無理です。
他作品に期待します。
いとしい
販売元: 幻冬舎
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川上弘美の実力は、短編については認めています。けれど、これはいただけません。
実質的に、文章には、短編には向かない文体というのが存在します。その代表が、江国香織、川上弘美です。綿矢りさもそうですが、彼女はうまく考え、最新作の「夢を与える」では文体をがらりと変えました。ほかにも柴崎友香もそうです。
さて、川上弘美の文章が長編にどこがどう向かないか、かんたんに説明します。まず、文章がやわらかいこと。長編にはたいてい物語ありきで、このやわらかさでは物語をうまくコーティングできません。そして、文章がイメージ優先であることです。一瞬の肌触りや色彩をたおやかな文章でつつみこむ技術はたしかなものですが、実は、そういう文章は、ずっと読んでいると飽きるのです。
この「いとしい」も飽きます。有機的につながりのないエピソードと、エピソード同士を弾ませることのできない文体でこの長さは、無理です。
他作品に期待します。
いとしい恋人たち (1956年)
販売元: 文芸春秋新社
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いとしい恋人たち (1959年) (角川文庫)
販売元: 角川書店
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