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和書 467278 (97)



WELL (Holly NOVELS)
販売元: 蒼竜社

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なぜ、地上は一瞬にして砂漠と化したのか…。
その答えは、文中に明記されてはいない。
生き残った彼らの視点から、物語は進行してゆく。
もしかしたら、日本全土、へたすると世界中が、白い砂と化してしまったのかもしれない…。
彼らは推測でしか物を語れず、それによって沸き起こる不安を、押し殺して今日を生きる。
登場人物の中で、最も私が共感できたのは、表題作の続編、HOPEの主人公、田村だった。
田村は、グループをまとめるリーダーを担っており、亮介の視点から書かれた表題作では、希望に満ちた、心優しく頼れる存在としてしか書かれていない。
ところが、HOPEになるとその印象は一変する。
もし、独りだったら、自分はとっくに死ぬことを選んでいたかもしれない。そう考える彼は、仲間を生かすためだけに、生き残っていた…。自分が彼等に希望を与える言葉を言う存在でなければ。
死にたい、そう強く望んでいても、仲間を思うと、それが出来ない田村。彼は、ギリギリまで、「人」としての倫理を貫こうとする。ついに人間まで食料としはじめても、偶然見つけた犬を殺す事が出来ない彼の脆弱さが愛おしい。

全ての行為には意味がある。

そう、強く感じさせてくれる秀作。





We’re Alone‐ふたりだけ―RYOUMAシリーズ (ビーボーイノベルズ)
販売元: ビブロス

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WHITE&BLACK (ラピス文庫)
販売元: プランタン出版

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WHYDUNIT―高等遊民・高山鏘の事件簿 (コバルト文庫)
販売元: 集英社

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 ユールの作品をデビュー以来ずっと追いかけてきて、思うのはこのひと純文学にいったほうがいいんじゃないかということです。しかも明治や大正、昭和に至るような、そういう行間にどことなく気品の漂っているころの時代のものに。ご本人も自己紹介の欄で好きな作家は夏目漱石とおっしゃっていますから、この文体の端正さはそこからくるものでしょうか。いかにもヤングアダルトらしい一人称に隠されてはいても、きっとこのひと化けるに違いないぞというそこはかとない期待が抱ける作家です。そのうえ同郷のひいき目でしょうか大阪人らしい、かゆいところに手の届くつっこみが独特のユーモアとともにまんべんなく散りばめられて、作者のひととなりや心意気がそこからうっすらと浮かんでくるようです。

ただ惜しむらくは肝心の謎にあまり歯ごたえがなかったことでしょうか。そのあたりは次の作品に期待したいと思います。




WILD FLOWER―あぶない放課後シリーズ (白泉社花丸文庫)
販売元: 白泉社

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親子の葛藤、というか、自分の過失ではないのに親に省みてもらえない主人公に、感情移入して、泣いてしまいました。
解決策としては結局、本人が強くなるしかないのですね。
それを、ずばっとさらっと示しちゃう鮎川が、すごく力強い。
ステキな大人です。見習いたい。
けれど、東野の両親みたいな弱い大人がいるのも現実で…、とか、色々と考えさせられました。

どうしてこの二人が惹かれあうのか?ご都合主義のBLも多々ありますが、この作品では、東野が鮎川に惹かれるのがすごく当然、自然のことと思えます。そして求めすぎる東野に、鮎川が言って聞かせるシーンがとても印象的です。
「愛情の満腹中枢」
傷ついて、壊れちゃった東野が、鮎川のそばで、強く変わっていけたらなと、小説だとわかっていても、つい応援したくなってしまうのでした。




WILD WIND (キャラ文庫)
販売元: 徳間書店

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  突拍子もないことを言い出した伯父にビックリしつつも
  おもしろそうな話だと言って、温泉をほる話に乗って
  通訳兼渉外担当をやってしまう春央のノリが良いです♪
  ラフネック(石油掘削の)人達もそれぞれいろいろな
  過去をもってるけど明るくて気の良い人ばかりで温泉掘削の作業シーンも
  とてもおもしろいです。
  




Wind―a breath of heart (富士見ファンタジア文庫)
販売元: 富士見書房

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 さて、この作品はすごく良いお話なのですが…。

 この作品に原作のゲームがあることは皆さん御存知かもしれません。ここは知らない人のために記しておきますが、実は原作のほうは「ゲームである故の枷」とでも云うのか、その評価はそれこそズタズタだったのです。
 それこそ目も当てられない程の酷い言われようでした。

 で、「ゲームもアニメも見てないです。でも何となく興味がある。」って人のために言っときます。

 ゲームの前に、そしてアニメの前に、真っ先にこの小説を読んでみてください。
ゲームとアニメの嫌な思い出があるとこの作品は楽しめません。
 僕は初めが小説だったのでそれは免れました。幸か不幸か原作を知らなかったため、『Wind』という物語そのものが好きになれました。

ですから先にこっちを読んでみて下さい。僕が言えるのはそれだけです。
 ゲームつまんなかったという人は、もし、それでもまだ見てくれるのでしたら、原作でのアダを全て掻き捨てて読んでみて下さい。


 少なくとも、このテキストのみで書き上げた本作は、ひとつの作品として十分に楽しめるでしょう。

 追記しますと、TVアニメとOVAはもう少し上手く作ってれば良かったと今でも思っています。やっぱ小説よりも見劣りします。(原作も怖くて手が出せないです。アニメと同じ理由で。)


 この作品自体は決して悪いものではないです。むしろ良いくらい。

ですから興味があるなら買ってみてください。枯野さんの書いた「てくてくとぼく。」もおすすめします。それを読めば、枯野さんの良さが更に実感できると思います。




With You‐みつめていたい 真奈美編 (CaRROT NOVELS)
販売元: ワニブックス

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With You‐みつめていたい 菜織編 (CaRROT NOVELS)
販売元: ワニブックス

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WITHOUT YOU―あぶない放課後〈3〉 (花丸ノベルズ)
販売元: 白泉社

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千尋が女装癖をネタにヤバイ組織から脅されるっていう事件が
中心なのですが、天地兄弟の互いに対するコンプレックスや、
父親に与えられるストレスがスパイスとして効いてます。
そうして天地という男が出来上がっているのだなと、
だから、千尋に対する姿勢もこういう風なんだなと、
きちんとキャラが立っています。
まあ、二人の関係については、続きをお楽しみに…って感じで、
H抜きなんですけど。
ちなみに、今回、深代の「聡明なんだか馬鹿なんだか、
よくわからないけど正しい」ってキャラが印象的でした(笑)


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