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和書 492048 (199)



塩鉄論 (岩波文庫 青 218-1)
販売元: 岩波書店

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旧唐書食貨志・旧五代史食貨志 (岩波文庫 青 402-2)
販売元: 岩波書店

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史記平準書・漢書食貨志 (岩波文庫 青 415-1)
販売元: 岩波書店

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東潜夫論 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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賃労働と資本 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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本書はマルクスの思想を理解する上で最もよい入門書である。
本書では、資本と労働者の関係を明晰に論じている。本書の内容には共産党という言葉は一切出てこない。ライン新聞に労働者向けのものとして書かれたものだが、率直に言って労働者が本書の内容を完全に理解できるとは考えにくい。しかし、間違いなく社会科学を研究するだけでなく、その他の学問を研究するときには是非とも読んでおくべき一冊であろう。本書は資本論の内容をギュッっと凝縮して(細かい点は省いて)あるので、資本論を読んだ後に本書を読むと「マルクスってすごい」という感慨を覚えるに違いない。
途中、p50で「生産費」の使い方を間違えている(単にコストという意味で使用している)が、これは労働者に理解させやくする為にわざとしたのだろう。本書の内容は以下の点に集約できる。
1労賃とは何か、それはいかにして決定されるのか
2資本とはなにか
3相対的剰余価値(序文)
4労働者は相対的に、そして絶対的に困窮する

これ以外にも細かい点として利潤率の傾向的低下(言葉は出ていないが結局は言及しているのと同じこと)などを明らかにし、植民地への帝国主義的進出に関する一定の説得的な説明を与えることも可能となる。
マルクスと聞いてソ連の・・・等を連想するのは偏見に過ぎない。彼の思考した国家(世界という言葉のほうが最終的には正しい)は、かような物ではなかった。あくまでレーニン(本当はマルクス的な世界を志向していたのだが)、スターリンがソ連を作ってしまったに過ぎないのだ。
現代はネオリベラリズムの台頭の中でマルクスが読み直されているが、いきなり資本論などを読む前に本書で概観を掴んでおく事を強く勧める。




経済発展の理論―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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本著は下巻のレビューにも書かせて頂きましたが
本当に難しい内容です。

しかしながら、今の日本は
彼らが考えたように景気が正しく回転しているでしょうか。

これからの経済政策を考えていく上で
本著は大変参考になるものと考えます。

今の必要な経済政策は基本に戻ることではないか
そう訴えているように思います。




理論経済学の本質と主要内容〈上〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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理論経済学の本質と主要内容〈下〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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日本資本主義分析 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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近代経済学の解明〈上〉第1巻その系譜と現代的評価 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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ロバート・ハイルブローナーの『入門経済思想史 世俗の思想家たちを』を久しぶりに読んでみたら、直ちにこの偉大な1冊を思い出した。

本書は現在も近代経済学を説いて最もわかりやすく、最も公正な入門書である。
その端的な証しは、マルクス経済学をケンブリッジ、ローザンヌ、オーストリアの各スクール(派)と併置して緻密に解説を加えているところだ。こういう近代経済学の学説史はほかには皆無と言ってよかろう。
「近代」経済学という呼称にまとわりついた偏狭なイデオロギー性とは全く無縁なのである。
もちろんこうした閉鎖性には、マルクス(経済学派)側の「経済学批判」という主張とも裏腹かもしれない。とはいえ、後代が近代という時代の経済学知を検証する場合、反マルクス=近代経済学側はマルクスを黙殺し(森嶋通夫など一部のまともな近代経済学者を除く)、マルクス経済学派はその学問的な性格から近代経済学を俎上に載せて罵倒する。
杉本栄一は、こうした所謂「政治的」布置からは完全に距離を置いている。杉本の学問的良心のなせる業であろう。しかし、本来マルクスの専門家であった杉本には、党派性に塗れたマルクス派内の辛酸などを想像させるものがある。これは近経内の争闘よりも遥かに過酷であったろう。
各論はいまだに新鮮だ。おそらくこれだけシャープな解説にはほとんどお目にかかれない。特に限界革命を担ったワルラス、メンガー、ジェヴォンズら、そしてケインズの項目は解説のケインジアン伊東光晴も及ばないのではなかろうか?

本書が現役版であるということは、ニッポン経済学の稀有なる希望である。
杉本は50歳そこそこで亡くなっている。まだまだ大きな仕事を残せる「世紀の逸材」であったと嘆いても決して大袈裟ではあるまい。


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