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和書 492048 (245)



塩鉄論 (中国古典新書)
販売元: 明徳出版社

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塩鉄論―漢代の経済論争 (東洋文庫 (167))
販売元: 平凡社

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塩鉄論―漢代の経済論争
販売元: 平凡社

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最初に。これはオンデマンドなので、平凡社に問い合わせれば購入は可能。明徳出版の古典新書は一部のみの訳出であるため、こちらをお勧めする。

本書は前漢の武帝期の財政政策に対する是非めぐる貴重な史料であり、当時の経済観念が非常によくわかる。史記の中にも経済に関する若干の記述はあるものの、本書のように討論形式として記述されているものに比べれば抽象的に過ぎる印象がある。

本書の狙いそのものは塩鉄専売制を初めとする漢武帝の政策の是非を論じようとするものだが、そこに付随する多数の枝葉の論議にこそ非常に価値があるといえる。例えば巻一の通有篇には当時の大都市が列挙されているし、巻六の散不足篇には当時の食生活や奢侈、その他生活についての様々なことが書かれている。これらは各時代の正史の著者たちが見逃してきた部分であり、特に史記や漢書、三国志を読む上で欠かせない知識である。

正直、訳は流麗とは程遠いと思うのだが、漢代からおそらくは南北朝のあたりまで(あるいは宋代あたりまで)この塩鉄論に描かれているような経済観が支配していたわけで、ほとんど必須の書ではないかとさえ思える。もう少し認知度が高くても構わないのではないかという意味をこめて最高評価の5点をつけさせていただいた。

余談ではあるが、三国志で正史が好きだという人間は絶対に読んでおいて欲しい。本紀と列伝で占められている陳寿の三国志は、正史であるという胡散臭さ以上に実社会の記述がほとんどないので単なる人物批評集の域を出ない。塩鉄論のようなもので肉付けを行わなくては歴史としての三国志を理解するのは不可能といっていいだろう。




塩鉄論 (1967年)
販売元: 明徳出版社

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塩鉄論―漢代の経済論争 (1970年) (東洋文庫〈167〉)
販売元: 平凡社

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エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」
販売元: 日本放送出版協会

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食べ物や自動車をお金で買うことは出来る。でも、買った食べ物や自動車は、いずれ古びて使えなくなり、価値を失う。つまり、時間が立てばたつほど、価値は減っていく。

お金はその逆で、持っているとだんだん価値が上がってくる(金利)。

これって、ヘンじゃないか?

という非常にシンプルかつ真っ当な疑問点を掘り下げている本である。

会計学やファイナンスを学ぶと、お金が金利を生むことが当たり前のようになってしまうが、エンデのような子供の心をずっと持った人には、その不自然さがすぐに目につくのだろう。

この本を読むと様々な新しい考え方が学べるのはもちろんですが、そもそもそういったことを当たり前に感じていて不思議に思わなかった自分の心のガサガサさを感じ取れることこそ、この本の本当の価値なのかも知れません。

決して読みやすい本ではないのですが、これをきっかけに世の中で当たり前だと思っている仕組みも、子供の素直な目で見てみればそうではないことが沢山あるかも知れないと考えさせてくれるだけでも読む価値があると思います。

ねえパパ、お菓子はずっと持っていると減っちゃうのになんでお金は増えるの?

と3歳の娘に聞かれたら、私はきっと答えられないだろうと思いました。





エントロピー法則と経済過程
販売元: みすず書房

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エンドレス・ノヴェルティ―アメリカの第2次産業革命と専門生産
販売元: 有斐閣

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中国が2600億の卵を食べる日 (EnvironmentalInteligence)
販売元: 家の光協会

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円バブルの崩壊
販売元: 講談社

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