タイトルは財務諸表論の方が大きく書いてありますが、「合格する答案を書くトレーニング」が真のタイトルでしょう。
財務諸表論の内容を例題に使った正しい日本語の書き方の解説・訓練の本、この本を読んで、私はそう感じました。
つまり、財務諸表論だけではなく、税法、また、単に文章の書き方の有効的なトレーニングができます。
そして、おそらく読んだ大体の方が「あぁ、なるほど」と感じると思います。
それだけ私たち現代人は「正しい日本語を書いたつもり」になっているといえるのでしょう。
それを知る事ができたので、私にとっての評価は高いです。
また、評価を下げた理由について
・例題の答えがない、もしく!は探すのに時間がかかる。
・トレーニングを続けるには、かなりの根気と時間が必要。
・一色で読みにくい。
おそらくこの本を手に取る方は、税理士試験を受けようと勉強している方でしょう。
私自身そうですが、そういった方々は時間を無駄にできません。
ですから、「トレーニングに100日かかる」のは受験生を対象にいているにしては頂けないと感じたからです。
そういった理由から、この本を特に有効に使える方は、下記のような方でしょう。
・すでに理論インプットをある程度終えている方
・正しい日本語を書く自信の無い方
・書きたい事がうまく書けない方
・書いた内容は正しいと思うのに模試で点数が伸びない方